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神坂俊一郎のブログ一覧

2024年06月13日 イイね!

メルセデスベンツEQA250再び

メルセデスベンツEQA250再びこのベンツの電気自動車EQA250のお話、再びと断ったからには第一弾があるわけで、興味のある方は、前回分も読んでみてください。
で、今回は、2年点検の代車として、前回と全く同じ車を貸してもらえたので再びなのですが、前回借りた時に、「ぶっ飛びすぎる。回生ブレーキも効きすぎる。これでは危険で、初心者や老人にはとても載せられない。」との意見を述べてきたところ、今回何とその解決策を示してくれたのです。
全く同じ車なのに何じゃいなそれはと言いたくなりましたが、「シフトをDに入れた時に、パドルシフトのプラスを1回押してください。D+と表示されて、回生ブレーキの効きがマイルドになります。試して感想をお知らせください。」とのものだったのです。
そう簡単に行くものかと半信半疑で試すと、確かに回生ブレーキの効きが普通のオートマのエンジンブレーキに毛が生えた程度にマイルドになったとともに、ぶっとび加速の方も、私のC220dのディーゼルに毛が生えたぐらいにマイルドになったのです。
前回、こんなものあったかいなと不思議に思えたのですが、恐らくヤナセの方でもEQAは全然売れていない車というだけあって、いろいろと解決策は考えていたのでしょう。
そこで思い当たったのですが、最近モデルチェンジしたEQA250は、回生ブレーキの効きを切り替えることができるように改善したとのことでした。
EQA250電気自動車ですから、モーターの制御プログラムの改良だけで、この程度のことはできるわけで、本体はそのままプログラムアップデートだけでその機能を付け加えることができたのです。
特技の自動車の動きを把握する能力で、これまた50メートルも運転したら、D+で全く特性が変わって、別物になることが理解できたのですが、必ずしもよいことばかりではありませんでした。
つまり、全てがマイルドになることイコール、電気自動車としての強烈なトルクとこれまた強烈なエナジー回生もマイルドになるわけで、しばらく試した結果、初心者と老人には、D+を勧める、いや、絶対D+で運転しなさいと勧めますが、私みたいな超ベテランには面白みがなくなるからDでよいとの結論に達したのです。
ぶっ飛びトルクの改善は良かったのですが、回生ブレーキのマイルド化は、回生エナジーの低下、走行可能距離の短縮に直結します。
まあ、ぶっ飛びトルクで浪費する分と天秤にかけるとどうなのかなあというところで質問したところ、「明らかに航続距離は低下します。」との回答でした。
ですから、しばらくD+で運転した後は、前回と同じDでの運転に戻しました。
アクセルをそーっと踏んで、そーっと放すだけで、ほとんどブレーキを踏まずに運転できるのですから、普通の内燃機関車に近いD+では、折角電気自動車に乗っている意味がないわけです。
それで、片道60キロを往復してきて返す時に、「初心者と老人には絶対D+で運転させるべきです。これなら、少々加速の良い車、程度の印象で済みますから。」と感想を述べたところ、何とその時になって、「そうそう、次回はD-を試してください。」と更なる裏技を教えてくれたのです。
何で昨日貸してくれた時に教えてくれないのと抗議したくなりましたが、次回も同じ車を貸してくれるというあちらの意思表示でもありましたから、有難く引き下がることにしました。
ちなみに、D-にするとどうなるかと聞いたら、ぶっ飛びトルクと回生ブレーキ双方が強化されるとの回答でした。
「普通のD以上のぶっ飛びトルクと強烈回生ブレーキは必要ないと思いますが、次回を楽しみにしておきます。」と答えました。

電気自動車、決してエコではありません。
単純に完成車を走らせる時に出すCO2が少ないだけで、製造には内燃機関自動車よりも多くのCO2が排出され、日本のように火力発電主流の電気を使っていると、CO2の削減にもつながらず、本末転倒以外の何物でもないのです。
この事実は、ようやく広く認知されるようになりましたが、このEQAのように洗練されたシャシーとプログラムを持ち、バッテリーからの発火もない安全な電気自動車は、その分高価なのです。
この車、定価は700万を超えるのです。
安価な中国製や比較的安価な韓国製の電気自動車は、まだまだ発火と急発進、プアーな足回りの問題が解決されていませんから、自動車としては欠陥品です。
それなら、スポーツカーを追いかけ回せるぐらいに速く、黙って千キロ以上走る私の車の方が、絶対よいと思いました。
ですから、EVに買い替えようとは思いませんが、今回点検が終わった愛車に乗ってほっとした反面、加速と回生ブレーキの減速にはつい物足りなさを感じてしまったことも事実です。

では、次回第三弾があるかどうかわかりませんが、あればまた投稿します。
Posted at 2024/06/13 10:52:02 | コメント(0) | トラックバック(0) | 電気自動車 | クルマ
2024年03月24日 イイね!

電気自動車EQA250

電気自動車EQA250リコール点検が4~5時間かかるので代車を出しますとのことで出してもらったのが何と電気自動車のEQA250でした。電気自動車、決して環境に優しいわけではなく、高い、重い、急加速で危険、車種によっては燃える、寒さに弱い、充電が大変…問題点山積なのですが、私はまだ乗ったことがなかったので、話のタネになるしラッキーと喜んで運転しました。
運転してみた感想ですが、一言で言えば、危険です。初心者は運転すべきではありません。
私のような走行百万キロを超えるベテランですら、最初は何じゃこれと思いました。
何故なら、普通にアクセル踏んだら凄い勢いでぶっ飛んでいくし、アクセルを放すと、強力な回生ブレーキが働いて、ブレーキ踏んだのと同じぐらい強烈に減速するのです。
ですから、極端に言えば昔のエンジンのノッキング状態のように、ギクシャクしたのです。
ユーチューブで、韓国のアイオニック5を借りて乗った人が、「急発進急減速の繰り返しで酔ってしまう。」と表現していたのがよくわかりました。
私は直ぐに慣れましたが、エンジン車にはない強烈なトルクがいきなり出ますから、アクセルは本当にそーっと踏む程度で足りるのです。
いや、ペダルに軽く足を乗せるだけで十分で、深く踏んではいけないのです。
試しに普通に踏んでみたら、あっという間に80キロまで急加速しましたし、そこでパッとペダルを放すと、急ブレーキに近いぐらいに回生ブレーキが働いたのです。
でも、決して悪い車ではありません。
流石にメルセデスで、シャシーの性能は一級ですから、曲がる、止まるには全く不安がないのです。
ただ、普通のメルセデスは、動力性能よりもシャシー性能が上回っていて安全なのですが、電気自動車に限っては、かなり危険なレベルだというだけです。
お値段は、メルセデスの電気自動車の中で一番安いこのEQA250ですら、補助金分差し引いても640万円と可愛くない額です。
それから、問題の1回の充電での走行可能距離ですが、422キロですから、普通の使用条件なら恐らく困ることはない距離です。充電についても、家庭の100ボルトでは無理ですが、街中に設置されている高速充電器だと、90キロワットのものだと45分で、50キロワットのものだと72分で8割まで充電できるそうです。
でも、ふと我に返って思いました。充電器が空いていたとしても、その前で45分も待っていられるだろうかと。
宇都宮から自宅まで約50キロあるのですが、運転していると、エンジン車でいう燃料ゲージが、見る見るうちに減っていくのがわかりました。
確かに、満タン422キロと考えるとリーゾナブルな減りなのですが、私のC220dだと、満タンで1200キロは楽に走りますから、50キロ走った程度ではほとんどわからないぐらいの減りなのです。
ですから、電気自動車は、まだまだ長距離を平気で走れる車ではありません。
パワーですが、トルクの数値で言えば、私のC220dは、エンジンは440n/mを1800~2800回転で発生させる上にハイブリッドモジュールで、208n/mを補助的に100回転で発生させます。
それに対してEQA250は、370n/mの出力を常に発生させることができますから、単なる最大数値だけでは圧倒的に上回るC220dですが、エンジン車は基本的には回転に応じてマイルドに数値が上がっていく特性がありますから、いきなり最高出力がガツンと来る電気自動車とは比較ができないのです。
また、加減速が急激で、タイヤの負担も大きな電気自動車は、タイヤがエンジン車の3倍減るそうです。
EQA250、車両重量が1990キロもあり、C220dよりも200キロも重いから余計ですが、今日運転してみて、確かにタイヤへの負担の大きさを感じました。
加速はともかく、減速は、エンジン車はディスクブレーキで間接的に減速するのに対し、電気自動車は、エンジン車と同じブレーキもありますが、回生ブレーキはもろにタイヤの逆回転の負担がかかりますから余計です。
タイヤの粉塵公害も問題で、海外では海や池に流れ込んで、魚の鰓に詰まって死ぬケースも発生しているそうです。ブレーキダストにしても、ガソリン車の1000倍以上粉塵が出るとのしてきもあります。
また、回生ブレーキはブレーキランプが点灯しませんから、急減速して追突されるおそれもあるのではないかと危惧しました。
ですから、メルセデスらしさもある大変いい車でしたが、高価だし、絶対買う気にはならないと思いました。
Posted at 2024/03/24 22:53:26 | コメント(0) | トラックバック(0) | 電気自動車 | クルマ

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神坂俊一郎です。よろしくお願いします。 40年前に某メーカーのテストドライバーに誘われた経験があるほど運転感覚は鋭敏で、自分の感覚にもっとも優しかったメルセデ...
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