7年間愛用したEクラスセダンでしたが、故障と車検が迫っているのをきっかけに、年取って視覚聴覚が衰えてきたのでレーダーセーフティーパッケージ無料サービスで安全整備の充実を口実に、そして退職金をもらったのを資金に、一回り小さなCクラスのステーションワゴンに乗り換えました。
燃費では元をとれませんが、税金も考えると悪くない選択でしたので、ディーゼルモデルにしてみました。
アイドリング時は、ああ、ディーゼルだなあとはっきりわかる音がしますが、走りだせばそんなに気になりませんし、代車で来ていたPHVのC350eのモーターが合わさったパワーには負けますが、トルクはV6の3リッターエンジンよりも上ですから、特に高速での加速は300Eより凄いなと思います。
Eクラスからのサイズダウンの効果もあって、車庫がとても広く感じられるようになりました。
燃費も街中ちょこちょこでもリッター13キロぐらい、高速だと22キロ走りますから、いい車です。
これはミスチョイスだと思うのは、ノーパンクタイヤ、硬すぎてメルセデスのしなやかなサスペンションを損ねています。腹立つことに、マイナーチェンジで普通のタイヤも選べるようになったとのこと。つまりは、それだけ苦情が多かったのだと思います。冬にスタッドレスに履き替えると、1クラス上の車に感じるほどです。
来て早々ブレーキ関係の異音で2回も点検が必要になり、納車後1か月半で2週間は代車に乗る羽目になりましたが、お蔭でCLA180のシューティングブレークとAMGパッケージのCLA180、2台に乗れて、Cクラスの方が良い車だと納得できました。
特に、ボディー剛性と重さの関係がよくわかりました。
このCクラス、アルミニウムを多用していて、特にドアーがわかりやすいのですが、がっちりしているのに軽いのです。
それに対して、CLAのドアーの重かったこと。
恐らくメルセデスベンツとして自らの基準を満たすべく頑丈なドアーを作ったら重くなったというところでしょう。
また、この車でメルセデスは9台目なのですが、ボンネット上のスリーポインテッドスターが無い車は初です。見慣れたマークが無くなったのは何となく寂しいものの、思ったほど変わりはありませんでした。
その後もこの異音は解決せず、2年半ぐらい引きずりましたが、何のことはない、リアのブレーキパッドにダストが詰まる一種の構造欠陥で、引っかかるとキーというかなりけたたましい音がするのですが、ブレーキ強めに踏めば治ることを発見し、ようやく解決しました。
まあ、そのお陰と、エンジン警告がしばしば点灯するためと、整備のおかげで、いろいろな代車に乗ることができました。一番良い車だと思ったのは、クラスが違いますが、Eクラスステーションワゴン・オールテレインです。本当にいい車ですが、値段が問題。正直、もうちょっと安かったら買いたいと思いました。