2014年05月21日
車のオーディオですが、40年ぐらい昔の車は、AMラジオもついていなかったものです。
それが、FMラジオが標準で装着されるようになり、オプションで8トラックデッキ(今の若い人はおそらく知らないでしょう。)が装着されるようになり、普通のカセットデッキになり、CDになり、MDになり、今やデジタルプレイヤー対応になりと進化してきたわけです。
しかし、情報としてのラジオはともかく、高級なオーディオが必要なのか疑問です。
今まで乗った車を振り返ってみると、箱スカは、ラジオしかありませんでしたが、エンジン音がうるさくて、音楽を聴く気になりませんでした。
ケンメリタイプになって、ようやく普通に音楽が聴けるようになったので、当時流行の歌をカセットに録音して聞いていました。
それでも、運転第一で、音楽はあくまでつけたしでした。
スカイラインの後継になったフェアレディーZは、当時としては大変高級なアンヴィエント機能(だったと思う)付きとかのオーディオが装着されていました。
これ、確かに臨場感あふれる4チャンネルステレオだったわけで、車自体、スポーツカーと言いつつ、普通に走っていたら大変静かでしたから、これはこれで良かったのかなと思いました。
ただ、当時の車、遮音性を良くした結果、室外の音が聞こえにくくなる欠陥があり、笑えない経験として、これまた大変静かだった母の2代目コスモを運転していて、警報が鳴って遮断機が下りる直前の京津線陵駅近くの踏切(現在は途中まで地下鉄東西線になって地下に潜っていますが、当時は地上を走っていました。)を突っ切ったことがあったのです。
当然チンチン警報が鳴っていたのですが、その音が全然聞こえなかったのです。
この経験から、それまでも音量は控えめだったのですが、車外の必要な音が十分聞こえるレベルにまで絞ることにしました。
その後、自力で買った車として、シティ、サニー(これ、ディーゼルモデルでうるさかった。)、と乗りましたが、2台ともオーディオはオプションで、自分で安く買って装着しました。
サニーには、フロントスピーカーがありませんでしたから、それも自分で装着したのです。
でも、2台とも正直音楽を楽しむような車ではありませんでした。
その後たなぼたで手に入ったソアラには、フェアレディーに匹敵する高級オーディオが装着されていたのですが、1年1回ぐらいは故障し、1回修理すると定額で1万円取られるものですから、最後は自分でばらして修理していました。
一番多かった故障は、カセットデッキのゴムベルト切れでしたから、秋葉原駅前の専門店街で、ベルトを買ってきて、自分で交換したわけです。
ベンツに乗るようになってからは、音楽は余り楽しまなくなりました。
決してうるさくはなく、オーディオが装着されていなかったわけでもなく、190、E220、Cクラスセダンまでは、6枚入りCDチェンジャー付きでしたが、BGMにしていた程度でした。
現在のE300は、CDを1枚ずつ入れられるタイプで、Iポッド等のデジタルプレイヤーも装着可能ですが、聞いているのはFMラジオがほとんどです。
ベンツは総合的なバランスの良い車ですが、安全面が最高の分、音楽は、二の次なのでしょう。
妻の車だった、フォルクスワーゲンゴルフ(いわゆるゴルフ2)は、とにかくうるさくて、音楽を聞く気にならず、後継の2代目BMW3シリーズ、六本木カローラと呼ばれたE30モデルは、シルキー6なる6気筒モデルで、通はエンジン音を楽しむとの車だったのです。
まあ、回せば確かにいい音しましたが、その趣味の無い人には単なる騒音です。
それ以上に、回せば燃費の悪いこと(下手するとリッター5キロ)に辟易としました。
少なくとも、音楽を楽しむ車ではありませんでした。
その後、3代目E36モデル、4代目E46モデルと買い替えましたが、4気筒1.8リットルモデルばかり乗ったせいか、それほどうるさくはなくなりましたが、音楽を楽しもうと思える車ではありませんでした。
運転するには、車外の音も重要な情報になります。
踏切通過が一例ですが、運転中音楽に気を取られてはいけないのです。
私は、本当の意味で音楽を楽しめるような車内環境の車はほとんどないと思います。
運転中は、安全のためにも、音楽よりも運転を楽しむべきだと思います。
ただ、私が今まで乗った車のなかでも、本当に静かで、エンジン音も気にならず、こりゃ、オーディオルームにもなりそうだと思った車がなかったわけではありません。
ハイブリッドのレクサスLS600が、それなのですが、音楽楽しめる車では本末転倒の気がしますし、1千万を超える大変高価な車ですから、お勧めはしません。
総括しますと、車に高級オーディオは必要ないと思います。
そのお金があるなら、運転を楽しむための基本的な性能アップに使いましょう。
Posted at 2014/05/21 11:05:53 | |
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車全般 | クルマ
2014年04月30日
私、日本国内は、沖縄、鹿児島、長崎、愛媛、香川、徳島、を除く36都道府県、海外では、アメリカ、カナダ、ドイツ、イギリスで運転したことがあります。
それで、運転していて一番怖いのはどこだと問われたら、地元の栃木と答えます。
地元栃木の人に聞くと、大阪だと答えますが、私、大阪人ですし、大阪の感覚はわかるから、平気なのです。
事実、唯一事故らしい事故を起こしたのが我が家の近くということもありますし、何が怖いかと言うと、特に軽トラの老人が、周囲をろくに確認しないで飛び出してくることです。
まさかと思いながら予測してこちらが止まるからいいようなものの、普通に走行していたら絶対ぶつかったというケースが、月1回はあります。
しかも、その中の軽トラご老人の一人は、確信犯的に毎朝のように細い脇道から国道4号線に突っ込んでくるのですから、始末に悪いんです。
その上そのご老人、「おら、悪くねえ。」とのたまわるんですなあ。
枯葉マーク(本当は紅葉マークで今はマーク自体が変わりましたが)つけてたら天下御免と、水戸黄門の印籠のように考えているんでしょうか。
それから怖いのは、赤信号で直進してくる車です。
当然というか、道路交通法上、黄色及び赤信号では、先に交差点に進入している車を先に交差点内から退避させる必要がありますから、直進車は優先ではないのですが、そのことを知らない人が多すぎます。(過失割合では、あとから進入した直進車が70%以上になります。)
完全な優先道路で直進しているケースでも、十分に回避できる余裕があったにもかかわらずぶつけたら、責任を負わされます。
これも栃木県の新4号で起こった事故ですが、百メートルは手前で側道から進入してきた車を視認していたにもかかわらず、回避せずに直進してぶつけ、その車に乗っていた人を死傷させたケースがあり、自分は優先だと最高裁まで争ったものの、危険を回避する義務を果たしていないとして、業務上過失致死が確定し、判例となっています。
一度妻がぶつけられたケースでは、運転していた女性はぶつかったと思うと認めたにもかかわらず、同乗していた老人(どうも義父だったらしい)が、妻が女だからとバカにしたのか、私のベンツだったから修理代高いと思ったのか、「ぶつかってねえ。」と主張したんです。
警官が来て、バンパーに塗料が着いていましたから、「ああ、確かにここにぶつかってますよ。」と言ってくれて黙りましたが、「関係ね、帰るだ、帰るだ。」と何度も言っていたとのことですから、自分が運転していたら当て逃げしようという腹だったと思います。
しかしこの事故、傷ついたのは相手側だけで、私の車は全くの無傷でしたから、不問にしようとしたら、何故か相手方の保険会社から、請求権放棄の文書に署名捺印を要求する書類が届き、返送したら、示談金としていくらか振り込んできました。
あとでもめたら困ると言う対応なのでしょうか、この1回しか経験はありませんが。
また、唯一の事故らしい事故ですが、信号機のない交差点でのもので、私が国道4号線に右折しようとしてぶつかったケースだったのです。
この時、右からは車が来ていないと確認して、左を確認してから進入したら、目の前に車が来ていてぶつかったのです。
どこからその車が降ってわいたのか、どう考えてもおかしいと思って、後部座席に同乗していた息子に聞いたら、私が右見た時点で、わずかに左にカーブしている関係で、運転席からでは見えない位置(約130メートル向こう)に居たのは見えたが、その後むしろ加速してきてぶつかったとのことでした。
安全確認に4秒を要したと仮定して位置と速度を試算すると、時速117キロは出ていたことになりましたから、今なら危険運転に問われかねないケースですし、優先道を直進している車でも、30キロ以上オーバーしているケースについては、通常の安全確認をして進入した車に優先権があると、これまた、最高裁まで争って判例になっているケースがあるのです。
しかし、私の車の左前部分にぶつかり、ほぼ同時に道路の少し先から左折してきたトラックの右前方にもぶつかって、運転席側のドアーが無くなった上に、顔面打撲、裂傷の怪我をして痛い目にあったのはあちらの運転手の方でしたし、トラックの運転手も、あり得ないようなスピードで突っ込んできたと証言してくれましたが、自分は絶対悪くないと頑としてゆずりませんでしたから、過失に問われるようなら争ってやろうとあきらめ、任意保険上は、こちらが悪いとして修理してもらいました。
事実このケース、私は法的には何の責任も問われませんでしたが、腹が立つことに、事故点だけ科されました。
反則金はとられませんでしたから、まあいいか、と我慢しましたが、このことがあってから、任意保険には、必ず弁護士費用特約をつけていますし、昨年からはドライブレコーダーも装着しました。
まず危険は避ける、それでもダメなときのための自己防衛の手段です。
事故起こして得する人はいません。
とにかく避けましょう。
Posted at 2014/04/30 15:30:11 | |
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車全般 | クルマ
2014年04月22日
近年は、輸入車でもほとんどすべての車種で右ハンドルが選べるようになりました。
ですから、左ハンドルを運転したことのある人は少数だと思いますが、どう違うか、触れてみたいと思います。
私、初めて左ハンドルを運転したのは、母の知人から借りたと言うか、好意で乗ってみろと言われた、1979年モデル(だったと思う)のまだ新車のフォード・マスタングでした。
なんだか、室内は広いけど平べったくて、サンルーフ付きの分天井が低くて頭がつっかえる車、という第一印象だったのですが、オートマだったこともあってか、不思議に運転で戸惑った覚えはありませんでした。
まだ免許取って2年でしたが、既に10万キロ近く運転していましたし、ベテランながら荒っぽい母とは違って、安全かつ技術の裏付けのある運転をする私でしたから、信用されており、その後婚約者(今の妻)を大阪に連れて行った時、足としてその車を提供してもらえたのです。
それで、大阪から京丹波町(当時は、和知町でしたが)の実家との往復に使わせてもらって、500キロぐらい運転しました。
この車、3.5リッターのV6エンジン(と聞いたのですが?)で、さぞかしパワーがあるかと思えば、からきし駄目で、追い越そうとしたら全然加速しなくて諦めた局面もあり、半年前に手放した2.8リッターエンジンのフェアレディーZの方が、はるかにパワフルでした。
彼女とのデートに活用させてもらいましたから、よい思い出と言えばよい思い出ですが、サンルーフは晴れた日は暑いだけでしたし、小回りが利かなくて取り回しは悪いし、燃費はめちゃくちゃ悪いとは言いませんが、リッター7キロぐらいでしたし、でかくて安楽なところは美点だったと思いますが、それ以外は余りよいところのある車ではありませんでした。
で、肝心の左ハンドルですが、正直、私はほとんど違和感がありませんでした。
普通に運転することができたわけです。
この時の経験は、1995年にアメリカ、カナダ、ドイツで計2千キロぐらい運転した時に役立ったと思います。
アメリカでまず、左ハンドル右側通行の方が、人間自然な気がしたのです。
アメリカでは、フォード・ウィンドスターというオートマのワゴン、カナダでも、オートマのダッジ・ワゴン(ぼろくて怖かった)のに対し、ドイツで借りたレンタカーは、マニュアルで新車のフォルクスワーゲン・ゴルフだったのですが、何故かなあと思いながら運転していて、どうやら利き手である右手側に空間があり、右手で微妙なシフト操作ができる方が、人間自然なのだとの分析結果になりました。
実は、1995年当時、メルセデスのミディアムクラスの傑作、W124型最終のE220ステーションワゴンに乗っていたのですが、注文する前に、既にアメリカ行きが決定していたこともあって、左ハンドルのE300に試乗させてもらったのです。
同乗したセールスマンを、「私がセンターライン上に居ます。」とびびらせたりしたのですが、左ハンドル車の感覚の再確認に役立ちました。
しかし、その後右ハンドルの愛車が来てみると、明らかに違いを感じたのです。
何がどう違ったかと問われるとあいまいなのですが、左ハンドルの車の方が車体全体にしっかりしていて、ステアリング系の剛性感も高かったという感じです。
これ、ヤナセのセールスマンに確かめると、左ハンドル用に設計されている車のため、右ハンドル車だと、微妙に違うところがあり、ひどい場合は、ブレーキワイヤーやアクセルワイヤーに干渉して効きに影響することすらあると認めていました。
ただ、現在は、設計段階から両方を想定するメーカーも増えたため、以前ほどではないとのことです。
それでは、日本国内でも左ハンドルの車がいいかと問われれば、右ハンドル左側通行の条件下では、それはないと答えます。
狭い路地や急なカーブでは、右ハンドルでないと、先の見通しが悪く、危険だからです。
海外で左ハンドル右側通行の運転をする予定のある人に、簡単にアドバイスしておきます。
まず、運転席側がセンターラインであると、自分に言い聞かせましょう。
それから、交差点では、必ず、運転席側、つまりは左ハンドルなら左から確認することを徹底しましょう。
車は左から来ますから、日本流、「右見て左見て」は、右見て来なかったら安心して飛び出してしまうことがあるので、NGなのです。
丁度私がアメリカに行った年の早春、グアムで、新婚旅行中の女性が、免税店の前で、右見ただけでうっかり道路に飛び出し、車にはねられて死ぬ痛ましい事故があったのです。
叔母が丁度グアムに旅行中のことで、可哀想だったと教えてくれました。
曲がる時は、運転席側に曲がる時がセンターライン側ですから大回り、助手席側に回る時が、路側帯側ですから小回りであることも、頭の中に刻み込むとよいと思います。
それだけで、平気でニューヨークのマンハッタン島内のイエローキャブの洪水の中ですらすいすい運転できたのは、運転技術とともに、若さによる適応力の賜物だったとは思いますが、左ハンドル右側通行の国で運転する際の一つのコツとして覚えておくとよいと思います。
Posted at 2014/04/22 14:54:04 | |
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車全般 | クルマ
2014年04月21日
以前に、いい車の条件としていくつか挙げたことがありましたが、具体的にはどうなのか、考えてみることにします。
歳のせいもあり、車を1台にしたせいもあって、ここ何年か、自分の車での長距離移動をしなくなりました。
最初は、那須でレンタカー借りて、大阪まで行ったりしたのですが、それもやめて、京丹波の実家なら、大阪でレンタカー借りて行くようになったのです。
お蔭でというか、国産車、レンタカーでいろいろ比べてみることができました。
流行のプリウス、実際に乗ってみて、カタログ燃費を達成したのはこの車だけでしたから、確かに燃費はよいし、パワーモードにすると、モーターアシストによる動力性能も馬鹿にできません。
しかし、足回りはプアですし、ドアーや車体の強度も疑問に感じました。
徹底的に軽量化しつつも、トヨタ流にきちっと作ってあるから救われますが、他の会社で同じような車を作ったら、危険なだけなのではないかと感じました。
ホンダのフィット、旧モデルをいろいろ乗ってみましたが、私は、この車がいいという人の気がしれません。
見栄えはよいし、室内も広いのですが、シートもボディーもサスペンションもチャチです。
燃費だって、余り良くありません。
よくぞこの車で高速百キロプラスアルファで飛ばすものだと思いました。
ニューモデルがどれだけよくなっているか、一度試してみたいとは思っていますが。
マツダのデミオ、古いのも新しいのも乗りましたが、意外にいい車なので、感心しました。
足回りもしっかりしているし、燃費も、フィットよりはよいし、私なら、こちらを選びます。
日産マーチ、旧モデルは、不可はないもののスカです。
うるさいし、ドアーはべこべこしてチャチだし、サスペンションも今一つですし、燃費もフィットといい勝負ですが、決して良くはありませんでした。
しかし、新モデルは、いい車です。
静かになりましたし、ボディーもサスペンションもしっかりしましたし、燃費もずっとよくなりましたし、値段を考えると、大変良心的だと思いました。
と、関係のなさそうなことを並べましたが、私、レンタカーを運転した後、家に帰って自分の車(メルセデスベンツE300)の運転席に座ると、本当にほっとするのです。
燃費は、リッター8~10キロですから、当然良くはありません。
ボディーの剛性感については、デミオの方が良いと言う人も居るかもしれません。
しかし、でかくても取り回しは素晴らしいし、少々ぶつけられても、まず怪我をすることもないだろうという安心感がありますし、何よりも、ドライバー、人間が、どう操作するか、いや、どう誤操作するか、良く考えて作られています。
総合的によく考えて作られているからなのだと思いますが、このほっとする安心感、それこそがいい車なのかなと思います。
定価?700万超の車ですから、当然だと言われるでしょうが、それにそれだけの価値を見出すかどうかは、その人次第でしょう。
でも、困ったことに、上には上があるんです。
昨年代車で来たCLS350(約1千万!)、更にいい車だなあと思いました。
車には疎い妻でさえ、「これ、本当にいい車ね。」と言ったぐらいですから、差は小さくありませんでした。
人間、そうやって、お金が続く限り、上を目指していくのでしょうし、それもお金を稼ぐ動機になるのでしょう。
私、そろそろ老後の心配をしないといけなくなってきましたから、今の車で十分です。
Posted at 2014/04/21 11:14:56 | |
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車全般 | クルマ
2014年04月08日
なんやら、寒くなったり暑くなったり、今朝の那須塩原は、霜が降りて氷が張りましたが、日中は20℃近い暖かさ、気温差が少しこたえるようになってきました。
さて、近年タイヤの扁平率、デフレというか、どんどん小さくなってきました。
昭和50年代だと70%で十分スポーティーと見られていたものが、今や35%と半減、考えられないほどぺっちゃんこになってきました。
確かに、それでもめっちゃくちゃに乗り心地が悪くなったわけでもなく、今やパワステが標準ですから、昔と違ってハンドルが重い、なんてこともなく、ネガティブ面は減ってはいるのですが、正直気に入りません。
メルセデスも、最新モデルでは腹の立つことに45%どころか35%タイヤを装着している車種まで出てきましたが、これ、運転してみると、全然いいことはありません。
まず、轍を拾います。
那須は、国道4号線などは結構轍があり、市道は路面が荒れているところも多く、愛車の点検時に代車で来たE250アヴァンギャルドの前輪245/40、後輪265/35の18インチタイヤは、微妙にハンドル取られるし、でこぼこの突き上げも大きいし、愛車の225/55の16インチタイヤの方が明らかに快適ですし、荒れた路面では安全なのです。
また、扁平率の低いタイヤは、60%までしか金属チェーンの在庫がありませんし、非金属チェーンも、タイヤハウスやサスペンションとの隙間の関係で、着けられないことも多いのです。
今年の2月のような大雪が降ると、タイヤハウスに雪が詰まってチェーンも手も入らず、装着できませんでしたという笑える例もありましたし、扁平率は高い方が接地面が細くてトラクションがかかるためむしろ有利で、扁平タイヤは広い分トラクションが分散して逆によく滑ってくれますから、完全にお手上げだったようです。
私、2回の大雪の間、雪かきだけして、外出しませんでした。
デザイン性の問題かもしれませんが、実害はあれども実利のないこの扁平インフレ、何とかしてくれと言いたい今日この頃ですし、正直な話、45タイヤの車に乗るぐらいなら、今の車に乗っていようかなと考えています。
それから、特にBMWが推進しているノーパンクタイヤですが、これも、普通のタイヤに比べると、明らかに硬く、快適性を損ねます。
BMWに試乗してみて、いい車なのに、タイヤだけでワンランク車の格が下がる気がしたほどでした。
私免許を取って38年間、70万キロ以上運転していますが、パンクしてスペアタイヤに交換したのは、28年前にソアラで経験した1回だけです。
確かに、ドイツのようにアウトバーンぶっ飛ばしを考えると、バーストすると大変危険ですが、普通の使用状況でノーパンクタイヤが果たして必要なのか、特に現状の硬い感触のタイヤを考えると、確率の低い危険のために強いて乗り心地の悪いタイヤを選択する必要は感じません。
Posted at 2014/04/08 14:18:26 | |
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