神坂俊一郎のブログ一覧

先週の木曜日のこと、仕事帰りには何時も駅まで妻に車で迎えに来てもらうのですが、そこで乗り変わって買い物をするというので、近所のスーパーに寄りました。

私、スーパーの駐車場でも、わざわざというか、両側に車のいないところを捜して駐車するのですが、買い物を終えて出てくると、隣に、後ろのバンパーが大きく変形した車が止まっていて、そのドライバーが、「この車はあなたのですか。」と聞いたのです。
「そうです。」と答えると、「すみません、後ろがよく見えなくて、バックしてぶつけてしまいました。」、と言うので、どこにぶつけたか聞くと、左後ろのバンパーの角あたりだと言うのです。
でも、あちら、ホンダのCR-Zが、何じゃこれというぐらいに、バンパー左後ろの角がべこっと大きくへこんでいたのに対し、私の車、見た限りでは、どうもなっていないのです。
本当にここにぶつけたのか確認すると、確かにぶつかったし、自分の車がこれだけへこむぐらいだから、結構の勢いだったと思うのだが、ベンツのバンパーに目立った傷がついていないので、首を傾げていたところだったとのことでした。
とりあえず確認したかぎり、うっすらとこすったような痕跡はありましたが、こすれば落ちそうな程度でしたし、連絡先を聞いて、土曜日にヤナセに持ち込んで確認してもらってから、どうするか連絡することにしました。

それで、土曜日にヤナセ（片道50キロあるから、行くだけでも大変なのですが）に持ち込んで確認してもらったところ、最初は、どうもなっていないように見えるとのことでした。
相手は結構つぶれたと言うと、あらためて詳細に点検した結果、わずか何ミリかだったのですが、モールとバンパーの接触部分に傷があることがわかったのです。
それで、相手に電話して、実はわずかだが傷があったので、保険会社に連絡して対応してもらいたいと依頼し、ちなみにどれぐらいかかるかと聞かれたので、ヤナセのサービスマンに確かめると、モールを取り替え、塗装しなおすため、10万円はかかるとのことで、驚いていました。
大きくへこんだCR-Zの方はと聞くと、何と7千円ぐらいで済むとのことで、私も逆に驚きました。

妻が5年ぐらい前に、前モデルのCクラスステーションワゴンでぶつけた時も、右前のフェンダーがほんの少しへこんだだけだったのですが、相手のトヨタ車（妻に聞いたら、答えがこれだけ）、右のバンパーから、フェンダー、ドアーまで変形し、ドアーが開閉しにくくなっていたとのこと。
ドラッグストアの駐車場内ですれ違った時のできごとですし、妻が全面的に悪かったわけではないのですが、相手の若い女性が、「自分は悪くない。」と大騒ぎした上に、何とその車、任意保険に入っていないばかりか、車検を受けたばかりだったものの、まだ自賠責の保険料も払っておらず、事故証明のために来てもらった警官に注意されても「金がない。」と開き直っているような状況だったのです。
こりゃ駄目だと、妻は自分が悪かったことにして、こちらの任意保険で全て支払ったのですが、驚いたことに、修理代は、こちらが52万もかかったのに対し、相手は13万で済んだのです。

今回も、バンパーで止まっていなかったら、確実に100万を超えたかなと言うところですから、元々700万オーバーの車は、バンパーにしてもボディーにしても金がかかっていて造りが違う分、修理にも金がかかるとの説明でした。

今回、私は、傷がなければチャラにしようと考えていたわけで、実際に今まで、3回ほどそういうことがありました。
2回は追突されたケースで、1回は、隣に止めた車から降りた子供が、強風にあおられたドアーを思いきり私の車のドアーにぶつけたのです。（母親蒼くなっていました。）
追突は、全く跡もついていませんでしたから不問にし、ドアーも、幸いなことに、塗装部分ではなく、中央のプラスチックのガードモールの部分にぶつかったため、逆に向こうのドアーの塗装がはげただけで済んだのです。

それだけ丈夫でもあるわけで、逆に言えば、ベンツに傷を付けるイコールそれだけ大きな衝撃を与えたことにもなるわけです。

傷さえつかなければちゃらにしてあげようという私と違って、こわーいおじさんが乗っていることもありますから、皆さん、くれぐれもベンツにはぶつけないようにしてください。

それから、何が起きるかわかりませんし、今回の私のように、たとえ自分が全く悪くなくとも、相手が無保険で、賠償能力もない場合もありますから、任意保険をけちらないようにしましょう。