2014年06月11日
26年で、メルセデスを8台買い替えておいて言えることではありませんが、車って、買い替えて得することはありません。
今流行のエコカーですが、確かに燃費は良くなりますし、税金も安くなりますが、たとえ燃費が半分になったとしても、買い替えに要する諸経費を考えると、ペイしません。
年間何万キロも走る人が、旧車から最新のエコカーに買い替えるような条件でなければ、絶対得はしません。
では、買い替えてよいことは何かと言えば、一つは、環境に優しい車に乗れることです。
しかし、実際はと言うと、自動車評論家も、エコカーに乗る意義についていろいろ答えていますが、本当のところはと問うと、「自分は環境保護に努めていますよ。」というアピール、自己満足だけでしょうとのことです。
それよりも、自動車産業の活発化につながり、景気を良くする効果の方が大きいでしょう。
もう一つは、最新技術を駆使した車に乗れることでしょう。
今流行のセーフティーブレーキですが、私は嫌いですが、老人にはお勧めします。
アクセルとブレーキの踏み間違い、私自身、38年間に2回、つまり約20年に1回やっていますから、どんな人も可能性はゼロではないと思います。
近年のブレーキとアクセルの踏み間違えで、コンビニやら駐車場やらで起きた事故を見ますと、老人ほどその頻度は高いようですから、そんな場合には役立つだろうと思いますから、勧めるわけです。
カーナビは、いろんなところに行く人以外はそんなに必要はないと思いますが、これも老人にお勧めかも知れません。
自宅はどこだんべ、どうやったら帰れるんだんべ、なんてことがあり得ますから。
バックモニターですが、真後ろの狭い範囲だけしか映しませんから、それだけを見てしまうと危険です。
360度映像システムにしても、車の周りに視界が限られますから、信用してはいけません。
私の場合、自宅の駐車場でどこまでバックすればよいかの指標に役立ているぐらいのものです。
私自身が、高いお金を払ってまで買い替え続けてきた最大の理由は、安心感だと思います。
メルセデスの場合、3年間は、メルセデスケアで、完全に保証されるのです。
初回の車検前に買い替えてさえいれば、ずーっと安心だし、クレーム対応には全くお金がかからないわけです。
今までの7台は、メルセデスケア自体、使うことがなかったのですが、今のE300は、3年目にパワーウィンドーと、ファンベルトテンショナーのトラブルがありましたから、それだけでも十分にペイしたと思います。
毎年給与がアップしていた稼ぎが良かったころは、次々と買い替える余裕もあったのですが、定年を控えた今は、次の車検を視野に入れるようになりました。
それが一番経済的であることは、疑いがありませんので。
Posted at 2014/06/11 13:06:58 | |
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2014年06月06日
最低地上高、なんじゃそれは、と言われそうですが、グラウンドクリアランスとも言われており、これ、意外に大切なのです。
普段は余り意識しないで済むものですが、いわゆるシャコタンは、これを思いっきり小さくしたものと思えばよいものです。
小さくしたらどう困るかと言うと、ちょっとしたでこぼこや段差で、ボディー下面をすったりぶつけたりするのです。
最近の車、空気抵抗軽減のため、ボディー下面もおおわれたものが多くなっていますが、以前ならば、マフラーが外れた、つぶれた、なんてこともありました。
大学の後輩に箱スカを譲ったところ、急な坂道を思いっきり駆け上がったら、その先は急カーブで、見事にコースアウトして草原に突っ込み、マフラーがぺちゃんこにつぶれた、なんてこともありました。
まあ、それで済んだだけ、箱スカ丈夫だったのですが、これは最低地上高とは余り関係ありません。
どんな車でも同じことやったら、危ないでしょうから。
脱線しましたが、日本の道路、以前に比べると大分よくなりましたが、それでも段差は少なくありません。
那須塩原駅前のロータリー、ぱっと見た目には全然凹凸があるように見えないのですが、シャコタンのセルシオがやってきたから見ていると、ガリガリと派手な音を立ててバンパーからボディー下部をすっていったことがありました。
また、縁石も盲点で、ぶつける車を時々見かけます。
それも、最低地上高が20センチぐらいあれば、ぶつからずに済むのですが、今の市販車で、最低地上高が20センチ以上ある車って、アウトドアタイプのSUVぐらいしかありません。
私が乗った中では、昔の三菱ジープを除くと、初代のメルセデスベンツ190が19センチあり、でこぼこ道や、段差の乗り越えに大変有利だったのですが、その後どんどん低くなってしまいました。
今の愛車E300は15センチぐらいになり、最新モデルでは14センチになってしまいました。
実は、我が家の前の道、舗装の手抜き工事の結果、大きなでこぼこがあるのです。
私の車はそれでも平気なのですが、先日間違えて入ってきたBMWミニが、大丈夫かいなと思うぐらい大きな音をたててボディー下をすっていきました。
ミニ、最低地上高が何センチなのかわかりませんでしたが、見た目にも低そうですから、でこぼこ道には細心の注意を払う必要がありそうです。
でこぼこ道以上に大変なのが積雪です。
今年の大雪で動けなくなった車、スリップ以上に始末に悪かったのは、最低地上高以上の積雪により、雪の上にボディーが乗っかって駆動がかからなくなったケースです。
これ、どうしようもありません。
軽の四駆でも、結構動けなくなっていました。
雪の多い北国の人は、何よりも最低地上高を考えて車を選びましょう。
そんな大変のこともあるのですから、デザイン優先でなく、実用面をもっと考えてほしいのですが、タイヤの扁平率の低下もあわせて、最低地上高もどんどん低くなっている嘆かわしい現状です。
次に買い替える際は、タイヤサイズとともに、最優先事項になりかねません。
Posted at 2014/06/06 11:12:35 | |
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