みなさんこんにちはー
DEH-P01調整も第4回です。
今回は特にマニアックな方向に走りますので興味がない方はスルーして下さいw
まず前回まででダメなところが粗方出揃ってきた訳ですが、
悪いところの整理をします。
まず、
1 低音域のパンチの無さ
2 全体的な音のまとまり感
3 定位の安定
気になった点はこの3点です。
全部だめじゃんって言わないでw
このダメな部分を改善する上でまずは今の各スピーカーが受持つ音帯を目視化します。
今どきは便利なものでiPhoneのアプリでも案外使えるRTAがあるんですよ。
さらに、WEBをちょっと探せばWAVのピンクノイズ、ホワイトノイズ、スイープ信号音
などゴロゴロしてるので、早速各音源の入ったCD-Rを作成します。
RTAでスピーカーの音帯を確認する為にはピンクノイズを使います。
ツイーターをミュートして、MIDスピーカーを測定してみます。
勿論EQはフラットです。

思った以上にちゃんとフルレンジしていました(驚
このRTAグラフから見た純正MIDスピーカーの低域は125位の音帯から急激に音圧が落ち込んでいます。
逆に上の音帯は12.5K付近まで大体出ていることになりますね。
所々中音域でも落ち込みがありますが、逆に高い数値のところはドアの振動も一緒に拾っているものと思われます。
ドアの対策は必須となったわけです。
また、5K付近のちょっとした落ち込みも気になりますが、
素直に考えるとこの辺りがツイータとのクロスポイントです。
次にMIDをミュートしてツイーターを測ってみます。
コレも見事にツイーターの仕事で、5k付近から16k付近までの音圧が出ているのが確認できました。
やはり5K付近がクロスポイントとなりそうです。
コレで実際にわたしのクルマに装着されているスピーカーの特性が目に見えました。
こうやって実際出している音を目視化すると感覚でこんな感じ?って
悩むよりも目安が出来るので設定が行いやすくなりますね。
ちなみに、次の測定結果は私の部屋で使ってるJAMO(ヤモと読みます)のスピーカーの結果です。

このスピーカーです
あまり日本では聞かないスピーカーですがそれもそのはずで日本に代理店が無いんです@@
デンマーク製です。樽型エンクロンジャーで、上面ガラスパネルと、かなりおしゃれです。
音的には低音域はJBLなどのUSAスピーカーと比べたらちょっと物足ませんがそのぶん優しい低音
で防音室を持ってないわたしとしたら十分過ぎる低音が出ています。
低音に力が備わっていない分、中高音域の伸びや艶めかさは抜群で女声ボーカルやピアノなどの演奏をを聞くとウットリしちゃいます。
インフィニティのような高音とも少し違いますが音の広がりがいいのとバランスがいいので圧縮音源で聞いた時もそれなりに再生してしまいます。
スピーカー・ケーブルをUSA製のベルデン使っているので意外にパンチや躍動感も出せてますね。
音圧レベル低いですがコレは夜中に測定したのでかなり音を絞っているからです。
クルマのものと見比べるとやはりバランスがいいですね。
所々音厚高いところがありますが、EQをOFFにし忘れました。。。
ついでに低音域は50でカットオフしています。50以下ならしたら机の上のものが暴れだすもので・・
わたしはドンジャリな音が結構好みなんですwそういう傾向もRTAで見えてきちゃいますね。
目に見えるって素晴らしすぎますね!
クロスポイントの設定もこれで相当早くことが進みますし、ある程度完成に近づいた後にEQで補正をかけるときにもどこの音帯が鳴ってないかの確認にも使えます。
よし、これで何をしなくてはならないかがハッキリしてきました。
マニアック過ぎる記事にお付き合いくださいましてありがとうございましたw
次回、調整編その5(デッドニングなんて100均でいいだろw)
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Posted at
2013/06/23 02:19:35