どもこんちわ。
今回はサスペンションのお話ですよ
結構マニアックに書きますのでご興味のある方は必見?かもです??
長文ですのでお暇な方だけお付き合いください^^;
前回紹介した車高調ですが、実はかなり適当に突っ込んだだけの状態だったので、
車高はバラバラだし、トーは狂ってるし、左右均等にプリロード掛かってないのでトラクションもまともにかからないという。。。超絶ショートストロークなサスが機能してないおかげで乗り心地最悪でしたが、おかげで色々とこの車の車体特性も見えてきたのでちょっと真面目に調整に取り掛かりました。

みなさん、足の調整の時ってどういう考え方で行いますか?
ぶっといホイールをツラ、ハミで収めるために鬼キャンで追い込んで、それでも足らないとアームに行く考え方w カッコイイヨネーwダイスキデスw
走るステージに合わせとことんトラクションを稼ぐために調整する方w タイムを削ることが命なサーキットではこれこそがキモw
限界車高で乗り味なんて二の次だって考え方w
車高の低さはなんてやらではないですがペッタンコだとLOW&LONGに見えて迫力満点w
などなど色々な調整のスタイルがあると思いますw
わたしの場合イモなので、そこそこバランスよく快適でしなやか、けど格好もそこそこは・・・・と、まぁいいとこ取りをしたいわけですよ(。-∀-)
本気でガッツり下げるなら車高調とか使わずにHYDやエアサスですわw
で、テキトーに付けた結果が乗り心地も、見た目も、性能もクソなわけです@@
なんとなくこの状態で走らせた事でルミオンの車体特性も見えたので、まずは前足から手をつけていきますよ♪
最初に決めるべきなのはプリロードです。

画像のアッパーシートからロアシート上面までの距離で調整します。
フルタップ車高調ならばここを決めないとまともに車高すら決まらないわけです。
各車高調メーカーで推奨値があると思いますがこれは新品時のSPのお話で、しばらく走らせてバネが馴染んでくるとこのプリロードが弱くなり車高が下がるという現象が起きます。
ですので今回はメーカー推奨値152mmですがもろもろの理由で140mmに設定しました。
理由はのちほどw
このプリロードが何の役目をしているかというと、空車状態(1G)でのタイヤを地面に押し付ける強さを決めています。
なんだそれ?って思われるかもしれませんが、そう思う方はサスは段差などで縮む方向でしか考えない方々が結構おおいです。
縮んで衝撃を吸収機能する。これは半分当たってるのですが、残り半分が足りていません。
サスは伸びてタイヤを地面に押し付けてもいるのです。
段差を乗り越えた時でもサスが伸びる力をプリがかかっていることで補助するので路面追従性が上がります。
車高も変わるやん!という方もいると思いますが、それは機構上の事で、どうしても起こり得るのででまずは置いておきます。
わかり易いのが据え切り時のハンドルの軽さで、プリを抜いていくとステアリングが軽くなります。
逆にガンガンプリを掛けていくとステアリングがが重くなります。
今時はパワステの車両当たり前でわかりづらいと思いますがプリ調整機構付きのバイクなどで試すとメッチャわかりますよw
まあ地面に向かってタイヤを押し付けている量が変わるのでこういう変化があるわけです。
ルミオンの場合、リアはトーションビームなのでプリ=車高と直結する部分もありますがストラットやマルチリンクの場合は上記の考え方で良いです。
さて、ルミオン用RS-R black☆iの

推奨プリ値は152mmなのになぜ140mm?オマエの理論だとハンドル重くなるだけやん?
これは車体のディメイション(姿勢)変化があったのでこの数値に決めました。
もちろんバネの初期縮量も落ち着きも考慮しての数値でもあります。
ノーマルのルミオンはUS狙いなのか?ロッダーバリのケツ上がりでして前後のバランンスウエイトが前気味なのです。
しかし、リアタイヤとフェンダーが空きすぎて格好が良くないのでリアをガンガン下げちゃうわけですよw
そうしたら、もともとの姿勢からリア荷重の重量配分に変化してしまいます。
そうすると、Fのトラクションが抜け気味になり、タイヤが空転したり、ブレーキが効かなくなったりとするわけです。
それを補うようにFの方がやや高めのレートを使い、さらにプリで調整していくわけです。
調整してビギニングが良いと路面追従があがるんですw
ルミオン用black☆iはバネレートがF6kg R4kgとなっています。
リアは車高ガンガン下げるのを前提で荷重がノーマル時よりもかかるのを見越し、リンク比との兼ね合いの数値なのでしょうか?まぁなんにしろ正直絶妙なSP設定だと思いますw
リアの車高をお好みに設定します。
この時にあまりに下げすぎると有効ストロークがなくなって底突きするのでほどほどにしておくのが今回の仕様のポイントでもあります。
ここまで来たらフルタップの機構を使ってFの車高を左右均等に合わせていきます。
F車高値設定はまぁ見た目で決めましたw
フルタップなのでダンパーストローク量はは変化ないのでインナーフェンダーをタイヤで叩かない程度に設定するのが肝ですねw
前後の車高、プリロードの設定が終わりましたがトーやキャンバーの調整が終わってません。
キャンバーはタイヤの接地面積を調整するものですがあまりにやりすぎるとタイヤが片減りしたりすることになります。
ルミオンのアッパーマウントはピロでもなくさらには調整式でもないのでここはさわれない部分ですね。
アッパーマウントが強化ブッシュマウントですのでどちらにせよ絶えず変化もしますからw
トーですがこれは適正値で合わせてないとロクなことはありません。
トーがバラバラだとステアリングがセンターに来ませんし、やたら左右とちらかに寄ったり、さらには無駄な負荷がタイヤに掛かるので 片減り、今までより踏まないといけない様な加速不良、それに伴う燃費の悪化とマジロクなことがありませんわ(´;ω;`)
キャンバーやトーなどは定盤上で正確に測る必要があり、さらには測定器も必要です。
これが俗に言うアラメント調整ですw
石原さとみと長瀬智也がアラーイメント♪歌ってるやつですねw
というか石原さとみって隠れ巨乳ですよねー(  ̄▽ ̄)
脱線しましたが、コンピューターアライメント測定器とか数百万もするのでそんなものは持ってる訳もなく、この調整のためにルミオン入院させてきましたw
で、調整結果w
大体左右が揃ってますねw トーもまずまずですw
ここまで調整して試乗した結果。。。。
目寸法で突っ込んだだけのあの乗り味の悪さは一気に消えましたw
引っかかるような加速もノーマルと同じかそれ以上に軽くなりましたし、ブレーキもよく効くようにw
加減速での車体姿勢変化も少なく、だからといってトラクションもわかりやすくなりましたw
一番気になった乗り心地も歴然w
乗り心地は良くなったものの超絶ショートストロークなのは変わってないので大きな段差などを行くと多少ガツンとはきますけどねーw
しかし、ノーマルよりもダンパー性能が上がっているので大きな車体の揺れもなくさすがは車高調という乗り味になりましたw
もう少しダンパーの設定を詰めればもっとよくなると思います( ̄ー ̄)ニヤリ
気持ちリアの車高も5mmくらい?上げましたが全体の格好もほぼ変わらないくらいで満足♪
たかが5mmですが有効ストロークが5mm増えるとこんなに違うんだって思いますよ
きっちり調整したらやっぱり気持ちがいいですねw
自己満足のブログに長々とお付き合いいただいてどーもでしたw
それでわw