こんちわ
腰をやってしまい今日一日要介護者みたいになってたワタシです(汗)
関節に直接注射というのを始めてやりましたがアレやばいですね。。
お陰で要介護者からは脱出しました。
今日は車とは違った趣向で単車の事について書きたいと思います。
あまり単車の事は興味ねーよって方が多いかもしれませんが機械である限り車も単車も大きくは変わらないんですよね
むしろ車体が軽い単車のほうがチューニングした機械としての体感ははっきりわかりやすい気がします。
その前に、チョット前置きを・・・
チューニングって皆さんはどういう解釈でしょうか?
あたらしいハイパフォーマンスのパーツを付けた
純正じゃない部品を付けた
ステッカー貼ってみた(笑)
どれも間違いじゃない気がしますw
ワタシなりのチューンの解釈ですが、チューニング=調律=バランスを合わせる
と、解釈しています。
たとえば低速トルクが細いのでどうにかしたいというものでしたら、これに対するアプローチはたくさんあるわけです。
単純に排気量を上げちゃう
ギアレシオを低速よりにしちゃう
これだと対費用効果は。。。
じゃぁ
タイヤの外形小さくしちゃう
とにかくいらないものを外しちゃって軽量化しちゃう
とさまざまなアプローチが有るわけです。
これのどれをチョイスしていくかはチューナーの腕の見せどころなわけですね。
ワタシの所有する単車はどれも設計年数が古いものですが単なる数的なパフォーマンスはいまどきの単車と変わらない位になってます。
ちなみにコレです。
GPZ900R
通称ニンジャ ですね。
ベースはA10国内です。
買った日にパワーチェックしましたが後軸70馬力しかありませんでしたwwwwwwww
それまで乗ってた4L3 初期型RZ (350Rエンジン)

に比べメタクソ遅くって重くってまじ失敗したかもって思ったほどです。
900Rは現段階では後軸150馬力ほどでています。
最近はエンジンスワップが高出力化の基本ですがスワップ無しでどこまで行けるのかが課題でした。
エンジンの見た目は普通の900Rのままですが中身がほぼすべて手が入っています。

バルブに始まり

クランク、ミッション、クラッチ

外見的にはノーマル然です。
ZZR1100C クランクフルバランス コンロッド鏡面
ZZR1100D ミッション
2次バランサー廃止
ワイセコオーバーサイズピストン
吸排気ポート拡大 0.5mm面研
ヨシムラST-1カム
ダイナ2000フルデジ点火
ざっとだけでこんな感じです。
スペック書くと単純ですが、コレをバランス取っていく作業はもう大変なわけです。
ベースエンジンも古いので思ったようなトルク特性も出にくいわけですが明確なパワーはあがるわけです。
エンジンのパワーがあがると足回りもついていきません。

サスの中身はコレでもかと手がはいっていますし、ホイールなんて車体より高価なものに。。。

フレーム自体もついていかないのでわけわからないくらいになっています。
で、結果は

乗り手が機械を超えれず残念な感じに。。。。
違う乗り手に乗せたらあっさりとオートポリス2分10秒を切ってきました・・・・
と話がそれ気味ですが、車も単車もチューニングといえばマフラー。
今回はマフラーについて話したいとw
チューニングの中でもココがかなりおもしろいw
ルミオンはそんな車でもないのでマフラーに関しては何もやってないのですが最近のチューニング傾向としてのマフラーは大変面白いですねw
等長タコ足は単車の世界では当たり前ですが車ではまだまだ不良なパーツ?扱いです。
コレの効果は実は絶大でして排気脈動を揃えるという事を担っています。
もお、ここが揃うと抜け方がハンパねーので同じエンジンかよ?と思わせるほど変わります。
一度コレを知ったらまずはタコ足!っていう方もいるほどです。
最近ではこれのパイプ系を太いものから絞っていくというコニカルヘッドなんつー技法もありますね。
もちろん900RはTiでコニカルヘッドですがw
コニカルヘッドの理論は話すと長いので興味が有る方は調べてくださいww
次に集合形態。 4気筒エンジンならば 4-1、4-2-1 さては4-2-1-2なんてものもありますね。
コレによって排気干渉をかえてマフラーでトルク特性を変えているわけです。
4-1の管は高回転では排気脈動が揃い素晴らしい抜け方をします。
反面、特にカムに乗り始める手前までが排気同士が引ききらず大きなトルクの谷となりやすいです。
4-2-1これは全体に排気脈動の効果がでて排気を引きやすいので中間でのトルクの谷ができにくいレイアウトです。反面排気脈動を意図的にずらすので音が揃いにくく、カーン!っという伸びる音は出にくいです。
テールパイプですがこの部分の考え方がここ10年で大きく変わった気がします。
最近のスポーツカーの純正マフラーってやたらとデカイタイコや難しい取り回ししてるのを見かけませんか?
コレはじつは意味があります。
排気音を下げる目的だけではなく、性能を求めるとこうなるんですね。
ヒントは排気ガスの温度差
マニアックすぎるので知りたい人はメッセでもくださいw
このマフラー設計はマス重量の遠距離化や重量増などぱっと見あまりいいことが無いようにみえるのですがコレを補う以上の効果を出しているのでメーカーがこぞって採用してるわけですね。
チューニングって一言ですが、なぜこうなった?なぜこうするんだ?って事を考えていくととても楽しいですねw