皆さんこんにちは
今回のブログはオーディオに関係無いような有るような?動画の紹介です。
が、その前にわたしのホンダ論を。
実はわたしホンダ車(バイク)には正直あまり良い印象がないのです。
技術であったり独自性であったりそういう部分は素晴らしいと認めますが、
なんでしょう? 市販車として出てきた時のがっかり感がですね。。。
昔のホンダのイメージそのまま引きずってる亡霊妄想もあるのです。
ボディの弱さに見合わないダンパー設定のサスペンションでホンダはいい足回りだから乗り心地が硬いんだよなど良く聴いてました。
しかし、ハイグリップタイヤなどを履かせると途端にサスは負けボディーはよじれ、あげくウェザースリップも効かなくなり雨漏り駄々漏れとか・・・
塗装も弱く特に赤ソリッドなど色が飛ぶという今の車では考えられないような塗料使っていました。
20世紀までのホンダ車はクリアもUVカットクリアでなかったのでは?
クリアも硬度が足らず黒系買うと手洗いだろうが洗車機だろうが酷い有様でしたね。
ソレを誤魔化すかのようにわたしの記憶では黒ソリッドはラインナップにはなく、黒には赤のパールを落としこんでいた覚えがあります。こうすることで洗車傷が目立たないのです。
内装に関してもプラスチックを多様し、デザインも安っぽい。
低グレードや大衆モデルには容赦なくオレンジのメーターやイルミネーションを打ち込む。
タイプRと称したモデルはたしかに走りに特筆してるのでよく出来ていますがスバルで言うRAモデルだと謳わずに販売してるのでエアコンがOP扱いだとか、防音殆どなしで、VTECサウンドが爆音で車内に飛び込んでくるなど普通の感覚の一般人には???という設定が多かった覚えがあります。
逆に謳った部分はエンジン、専用レカロ、タイプR専用チタンシフトノブ等であった覚えがw
要するに価格に見合った快適性は皆無でインテリアやエクステリアもユーザーを馬鹿にしてる?とも取られる作りだったわけです。
まぁ車に関するほぼ全ての設計や開発を当時は”自社”で行っていたのでコストダウンを余儀なくしてもあの価格だったのでしょう。
その後、餅は餅屋と電装部品をきっかけに一部部品を社外開発に切り替えていっています。
かのポルシェも全てをドイツ国内で開発していた時は故障が絶えませんでした。
日本製の電装やIHIタービンを取り入れて故障は一気に激減しましたね。
そういや、今はAMGもスーチャーIHI製ですね。
そういった車でも納得するホンダファン、ポルシェファンは多く、本当にファンに支えられているメーカーだと感じます。
正直、現行ホンダ車はCBR1000RRとFITくらいしか知りませんので今はもっと違うのでしょう。
ボロクソに書いておいて、ホンダファンの方には本当にもうし訳ないです><
ただ、勘違いしないで欲しいのは、わたしはホンダの技術力は本物だと知っています。
FITは特に良く出来たクルマです。もっと魅力的なNSXやS2000や軽ではN-one、バイクで言うとNR750、RC30 CB CBRなども有りますが、そんな歴史的車両達を差し置いてFITはデビュー時本当に驚かされたクルマです。
たぶん皆さんはのFITのイメージはシビックの後継車種のイメージでファミリーカー的ミニバン?コンパクト?だと思います。
しかしデビュー当時そのファミリーカーの、しかも最低グレードにまで、F1テクノロジーを惜しみなく注ぎ込んだクルマは他にはないと思います。
しかもFIT発表時はF1休業中にだったんじゃないか?と思います。
この辺りホンダファンではないので曖昧ですみません。
で、え?どこが?と思われるかもしれませんが、その注ぎ込んだ技術の先がエンジンです。
は?と思われる方もいらっしゃると思います。
しかし、紛れも無くFITに積んだエンジンはそれまでにはないF1テクノロジーのフィードバックの集大成とわたしは思っています。
しってましたか?F1のエンジンって1500ccの時代あったんですよ。まぁTurbo積んでましたけどw
本当は燃費はそこらのエコカー並みにいいんですよ。ガソリン制限もありますからね。
けどレーシングカーは馬力出してなんぼ。
ドライバーが的確にメカニックに現状を伝えタイム縮める、そしてソレに答えるべくメカニックが車体セットアップを行う、重量制限をクリアしつつの重量バランスまでも煮詰めていく。
しかも恐ろしく制限されたレギュレーションの中でです。
今じゃ吸気にリストラクター付けなきゃとかなんでしょ?
要するに一般車両のように60km/h走行なんてしてたら勝てないわけですよw
しかも開発に数億、レースフル参戦に数十億とかかってるから興味でチャレンジってのはまずないのです。
そういや、スズキもF1エンジン開発してた時期ありましたね。世には出てなかったと思いますが。
この厳しいレギュレーションの変更で増大したエンジンパワーを受け止めるサスペンション、ブレーキに大きな変更があった年、アクティブサスの廃止とABSの変更が、かの英雄が亡くなった年だったと記憶にあります。
この辺りも曖昧なので間違ってたらすみません。
話がそれましたが、FITのエンジン。
特にピストン。これには特殊な加工がしてあります。
ホンダではなんと呼んでいるかは知りませんがWPC加工とモリブデンショット。それにコストの中で出来うる限りの軽量化。これはF1と同じ加工です。
更にF1テクノロジー注入はそれだけでは済ませず、ポンピングロスの徹底したコントロールを行っています。
更に世界初、一般販売車両で10.15モードで24km/リットル以上を達成するためにいち早くCVTの投入や電スロ化もしてあったような?
この目標値になると軽量化、空力も除外視できないのでより薄く、より強い外板とソレを使った安全基準をクリアしたモノコックボディーの設計へと繋がっていきます。
初期型FITは人間工学チョット無視しちゃった設計もあったので車からの乗り降りでAピラーに頭ぶつけまくった人たちがイッパイいたんですよねw
方向性は燃費に向いてしまっていますが紛れも無くこれは全てF1テクノロジーです。
興味の有る方はGoogleせんせーに”Honda VCM” とでも聴いて下さいw
メーカーがわかりやすく教えてくれています。
ここまでホンダと言うメーカーを引っ張ったのには次の動画を紹介するためです。
これ何度も見ていますが、何度見ても泣きそうになります。
ホンダがなぜファンに愛されてるのかを。
ホンダがなぜホンダなのか教えてくれている動画です。
車好きの皆さんには是非この動画は見て頂きたいです。
いや、車に興味が無い方でも見て頂きたいですね!
わたしが感じたのは、誠実な日本メーカーの本当の姿はたぶんこういった事なのかな?と改めて思い知らされました。
http://www.youtube.com/watch?v=oeO2q8FzcnM
下記の関連URLからも飛べるようにしています。
もう一度いいますがホンダは好きなメーカーじゃありませんw
動画紹介のブログで文字ばっか書きつらなってすみませんでした^^;
それではまたw