皆さんこんにちは。めっきり寒くなってきましたね。
我が家はこれまで、石油ファンヒーターを使って寒さをしのいできましたが
幼児が居ることや、灯油代の高騰などを考慮した結果、エアコン暖房に移行することにしました。
昨冬は灯油代だけで10,000円/月をオーバー。うーむ高い。エアコンフルに使ってもそんなに要らん
だろうと思いたいところです。
部屋は18畳木造なので、エアコンの能力は5.6kWを選択です。
これまで、2.8kWのエアコンで冷房してきましたが、夏場はこれで十分なんですね。28度設定で。

容量不足を感じたことはありません。が、暖房となると話は別です。全然効きません(笑)
その原因のひとつに、取付方向が悪いってのもあり、本来なら上図で時計が付いてる方の壁に
取り付けるべき部屋構造となっております。ので、今回は取付方向も変更することにしました。
長方形の部屋の短辺側にこれまで付いていたものを、長辺側に取り付け直します。
次に機種選定ですが、どうせなら各社の最上位機種を取り付けることに。
最初に考えていたのは東芝。
デュアルコンプレッサーで、最小45Wで冷房できます。オドロキ。
これまで2.8kWで冷房できていた我が家ですから、夏場は45W冷房で結構過ごせると思います。
その次に出たのがダイキンの「うるさら7」
APF値ではトップクラスであることと、ダイキンならではのウリとして、加湿機能が付いてます。
あと、冷媒が今度のモデルから「R32」というタイプになりました。(これまでは、R410A)
要は、室外機に除湿機が付いてて、屋外で捕集した水分を室内に供給できるってことです。

我が家ではこれまで加湿器使ってきましたが、スケールの除去や給水など、その運用は地味に面倒
であり、場所も取るのでできれば一本化したい。
というか、これまでの2.8kWの効かない暖房でも、ガンガン回してるとあっという間に空気がカラカラ。
どうせなら、加湿機能付きでしょうという事で、ダイキンに決定しました。
その分高いのと、施工性が悪いんですけどねぇ・・・
そうと決まったら、ダイキンHPから据付説明書をDLして穴が空くほど熟読しましょう。
サイズの検討も。
そうこうするうちに到着しました。デカイ・・・
5年保障には加入しましたが、当然取り付けに失敗したら・・・保障もヘッタクレもありません。
リスクあるな~
水準器だけで十分だとは思いましたが、安価なレーザー墨出し機も購入しました。

これは意外に便利でした。配管カバーの取り付け時にバシッと楽に垂直が出せましたし
ドレンの勾配なども楽につけることができました。
さあ、覚悟を決めたら古いエアコンをポンプダウンの後取り外します。
壁紙の張替えまで考えていましたが、綺麗でした。買った壁紙が無駄に・・(笑)

ネジ穴の跡は、最後に壁紙補修材で補修しました。
取り付け位置を決めたら、水平器とレーザーを使って水平を出しましょう。

裏の桟木まで数本のコーススレッドと、石膏ボード用のボードアンカーでガッチリ固定しました。
なにしろ、室内機重量15kgは他社比でかなり重い!
いやー、レーザー便利ですね
コアビットはヤフオクで購入したのですが、いざ作業の段になったら、手持ちの振動ドリルに付かない!
シャンクの径が大きくて掴めません。どうしよう・・・
ホムセンに走ろうかと思いましたが、その前にふと、亡祖父が持っていたような気がして倉庫を探すと・・
ありました。動くのか?15年以上は使っていないホコリまみれの振動ドリルが動きました(嬉)

コアドリルで穴開ける時は、キックバックに気をつけましょう。キッチリ両手で保持しないと
食い込んだ時、片腕くらい簡単にヒネられますよ。
穴・・開きました。屋外に向けて下がり勾配で開けましょう。
ついでにコンセント(200V)も付きました。このコンセント取り付けが手間取りました(裏に桟木あり)
コンセント関係の作業は電気工事士の資格が必要ですので気をつけましょう
私こういう作業したいが為に昔取りました。
いろいろ準備しましょう・・・
他所からの画像ですが、このダイキンならではの「加湿ホース」が思った以上に太いです。やりにくい。

施工業者さんの間ではずいぶん嫌われているようです。そりゃそうでしょう。私もずいぶん苦労しました。
またまた他所からの画像ですが、こんなに太いです。
ひとりなので相当苦労しましたが、なんとか壁に掛けました。

この時、一度落としそうになって・・・その時、ちょっとパネルに傷入れてしまいましたorz
数回やり直して、最後に渾身の力を振り絞って何とか掛けた・・って感じでした(非力)
一度掛けては見たものの、配管の取り回しなど、なるべくストレスが掛からないよう整形しなおしたりして・・・
コア穴を、背面ピッタリに開けておけば楽ができたのですが、桟木や外にある雨樋との取り合いなど
細かい要件をクリアした場所にピンポイントに開けたもんで苦労しました。
傷はプラスチックコンパウンドで消えましたが・・・こういうところが素人ならではです。
ヤフオクで借りた専用工具

レンタル代1,000円+往復送料
真空ポンプ、ゲージ、トルクレンチ2本、フレアーツール、パイプカッター、リークチェッカー
(全て、TASCO製)
この工具というかレンタル業者が素晴らしい方でした。工具は綺麗に整備されており、磨いてあるのは
もちろん、パイプカッターの刃などもピカピカ、工具の出し方・仕舞い方、返送方法まで細かくしかし簡潔
に纏めてあるマニュアルも同封されており、感動しました。
古いパイプで練習。念のためホームセンターで「フレアガード」を購入し使用しました。

接合部にも冷凍機油代わりに少量のフレアガード塗布しました。
あとは、真空引きして・・・

真空状態保持でのリークチェック→暖房運転を行い、ガス圧が掛かった状態でのリークチェック
をしつこく行った後、配管の保温を行いました。
配管カバーは因幡のSD-77使用

雨樋や水栓を微妙に避けた仕上がりになってます。
テープ巻きでも良かったのですが、せっかくなら・・・とカバー仕上げにしました。
このカバー取り付けに、レーザーレベラーが役立ちました。
若干前後しますが、ブレーカーも2P2Eの200V用に交換し盤内の結線も変更しました。
アースはコンセントから別途屋外へ引き、アース棒を打ち込みました。
接地抵抗計で接地抵抗も測定しました(そこまでやるかマン)
完成です。デカイ!!

効率を上げるためにしょうがないんでしょうが、室内外ともにデカイ!
しかし、暖房は強力です。最初は疑問でしたが、石油ファンヒーターの代わりに十分なり得ます。
そして、霜取り運転ってのが未だに一度もありません。すごい。
奥に見える旧エアコンの穴ふさぎ、壁穴のネジ穴跡もバッチリ補修しました。
後日・・・
無線LANアタプタを導入しました(12,000円)

このRシリーズには、ダイキン的には「未対応」なんですが、2ちゃんのダイキンスレッドに「付いた」との
書き込みがありましたので、導入してみました→付きました
HA用端子が付いてる機種なら、導入可能なようです。
向かって右側サイドにコネクタを割りこませる場所があるのですが、壁との間隔がギリなので
鏡を使って配線しました。

設置時にやっとくべきでしたね。
あとは適当に両面テープで貼り付けます
見えない所に付けても良かったんですが、なんとなくここに貼り付けました

ランプは設定で消せます
スマホから操作できます。androidとiphone両対応です。
会社出る時にスイッチオン。便利です。

消費電力のグラフなども出ますよ
というわけでこれにて終了・・・
これまで数回、引っ越しなどでエアコン移設したことはありましたが
中古のボロばっかり。何も考えず、真空引きもせずエアパージで気楽やってまして、その延長くらいに
考えてましたが、はじめて高価な新品の取り付けやってみて・・・大変でした。
まあ、楽しくもあり・・って感じです