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入院と療養による遅れを取り戻すべく（笑）、いまさらながらCR-Zの試乗にいってきました。
基本的にはハイブリッド車には否定的な人間なのですが、結論からいうと、「これも、ありかも。」です。

ごく短い試乗コースでしたが、ノーマルモードでも体感上RX-8以上のトルクがあるのですが、スポーツモードにするとさらにパワフルに振舞うのが実感できました。ワインディングにもっていったら楽しいだろうな、と容易に想像できてしまいます。

あと特筆すべきは、メーター。RX-8がでたとき、メーターのかっこよさにひかれたのですが、CR-Zのそれは立体的な表示と豊富な色使いも相まって、映画とかに出てきそうな未来的なものになっています。
難点があるとすれば、中央にあるタコメーターとスピードメーター以外の表示がどれも同じようなレイアウトとスタイルになっているので、区別がつきにくく、わかりにくいという点でしょう。
内装は、全体的にプラスティッキーではありますが、限られたスペースを使ってコクピットという雰囲気を醸し出しています。質感という意味では、アクセラやRX-8には及んでいません。

ただ、最大の難点は後部座席。狭いとは予備知識では知っていましたが、想像以上でした。大人が乗るのはたぶん無理でしょう。昔のRX-7やCR-Xと同様に「物置」か「非常用」と割り切るしかないでしょう。実際座ってみましたが、天井に頭がつっかえて、シートベルトは締められそうありませんでした。160cmくらいの人まででしょうね。仮にのれたとしても、助手席がかなり前に出てしまうため、ナビシートの人も結構窮屈な思いをしてしまいます。

ただ、それを差し引いても、面白い車であることはかわりはありません。こんなハイブリッド車だったら、買ってもいいかなと思わせてくれる車でした。

５月ももうすぐ終わろうとしています。

振り返れば、今年はなんとなく春の実感がありませんでした。たしかに寒い日が多かったり、雨も多かったように思いますが、それが理由というわけではなく、別のところにあります。

いつもの年であれば、春を満喫すべくロードスターをオープンにして繰り出すのですが、今年はそれがありませんでした。というのも、３月に手放したためです。
昨年秋に腰を悪くし、乗り降りが楽にできる車が必要になり、３台は維持できないので、断腸の思いで手放しました。
NAロードスターは８とは別の楽しさのある車だっただけに残念です。また、ハイテク装備がない車だったので、ドライビングについていろいろと教えてくれた車でもありました。あの車に出会えたのは幸運だったと思います。
古い車ではありましたが、大事に乗ってくれそうな方にバトンタッチできたので、その方にもとっても忘れられない車になってくれればと祈っています。