お疲れさま、ジダン。お前は最高だ!!!

W杯決勝戦、PKの末、イタリアが優勝となりました。

この試合、いい意味でも悪い意味でも最も輝いていた、キープレーヤーとなっていたのは『ジダン』でしょう。

Ｗ杯予選で苦境に陥った母国を救うため、一度は退いた代表に復帰。

前回の日韓大会で１次リーグ敗退した屈辱を晴らそうと臨んだ今大会、王者ブラジルを倒し、２度目の王座もあと一歩。

決勝戦では前半の自らのPKで先制。

その後イタリアに追いつかれるも、終始ボールを支配し、ゲームをつくっていたのはフランス。
その中心にはジダンがいました。

そして延長後半５分。
ジダン現役最後のプレーは『頭突き!!』
イタリアのＤＦマテラッツィの挑発に激高し、胸に頭突きをかましてレッドカード。
引退の花道を飾るつもりが、一転して失意の退場劇に…

ぼうぜんと引き揚げるジダン。
ピッチサイドに置かれたＷ杯のトロフィーの横を通り過ぎました。

一度は手にした栄光のワールドカップ。
あと一歩まできて、ロッカールームに下がる心中には色々な思いがあるでしょう。

しかし、今大会のジダンは賞賛するに値する人物であったに違いありません。
世界中のサッカーファンを魅了したことでしょう。
私もその一人です。

華麗なトラップ、やわらかなボールタッチ、しなやかなボディコントロール、絶妙なパスとゲームメーク…そして頭突き。

この試合、ジダンの全てがつまっていたと思います。

本当にお疲れ様でした。
ジダン、きっとあなたはプラティニを超えたでしょう。