
3 月 11 日午後 2 時 46 分ごろ
マグニチュード9.0を記録する世界的に見てもかなり大規模な地震が発生。
あたくしは大阪に単身赴任していて、その職場で地震を体感しました。
大阪は震度3ということでそれほど危機感は感じませんでしたが、ネットででてくる情報を見ているうちにこれはただ事ではないと感じるにいたったわけです。
その後テレビで報道される情報を見ているうちこれは国家的な危機なのだということを感じざろうえない状況になりました。
ですが物的にもマンパワー的にも何もできない自分にもどかしさを感じるにつけ、ただただなさけなくなるしだいです。
そんな中、今自分にできることは情報発信ぐらいかなと思い、このブログをアップします。
多少物議をかもし出す内容を含んでいると思います。
でも、被災された方のお役に立ちたいと思う一心からのことですので、なにとぞご容赦ください。
間違いやそれはないんじゃない?と思った方はコメントに突っ込みや指摘をください。
被災者の方々でこのブログの記事を見ることができるかたが多くいるとは思いませんが、被災者の方々にはくれぐれも希望をすてず頑張ってくださいと言いたいです。
ということで、情報発信です。
決して不安をあおったり、無意味に安心感を植え付けようとしているわけではありません。
重ね重ね申し上げますが、何かお役に立ちたいという思いで書いています。
問題がありましたらご一報ください。
問題がありましたらもちろん修正や削除を行います。
本震が発生した3月11日午後2 時46分より前から同13日15時30分ぐらいまでに発生した震度を時系列にグラフにしてみました。
(情報源:
地震情報 - goo 天気)
データは震度1以上のものです。
グラフは分刻みにデータがなかった時間は震度0のデータとして加えています。
本震はグラフの真ん中辺りの震度7を示すものです。
ちなみに、本震の前の地震はほとんど震源が三陸沖ですので、この本震の前兆?と思ってもいいのかなと感じました。
このグラフを見ると、本震後、確かに余震と余震の間隔が開いてきているような気がしますが、最大震度の分布にそれほど違いがないような気がしますので、余震が減ってきているからといって決して安心できる状況ではないと思います。
(正確には震源や震源の深さ、或いはマグネチュードを考慮すべきなので参考までに…)
これまでの地震で建物等も相当なダメージを受けているわけですので…
福島の原子力発電所の状況が非常に心配です。
政府の発表は危険はそれほどないといっておきながら避難指示エリアが拡大されていっている状況です。
報道は「通常の8倍の放射線量」とか「通常の1000倍の放射線量」とかいっています。
どの情報も具体的にどんな危険があるかはっきりしないので、無意味に不安感をあおっている気がします。
ということで具体的な情報をすこし調べて見ました。
まず、「放射能」という言葉です。
これだけだとなんだか得体の知れない怖い物と言う感じしかしません。
よく「放射能が漏れた」とかいう言葉を聞きますがこれは間違いで「放射性物質」、つまり「放射線を発する能力を持った物質が漏れた」というべきです。
1号機の外壁の爆発で漏れ出た放射性物質はおもにガンマ線を放射するセシウムという物質です。
ガンマ線は遮蔽が難しく鉛でも10cmの厚さが必要とされています。
ただし、この話しだけ聞くとかなり怖い感じがしますが問題はその量とその人体に与える影響度合いです。
放射線の人体に与える影響度合いを数値で表すために用いられる単位が『シーベルト』です。
水色の部分は報道で発表のあった値とその説明です。
「通常の1000倍」という言葉だけ聞くとかなりの恐怖を感じますが、この表の説明の通り、胸部のX線撮影による影響の範囲内で、しかもこの値は、報道された内容をよくみてみると原発の現場敷地境界での計測値です。
表中の『危険度』は、あくまでも瞬間的な被曝で直接的に人体に影響が出るかを尺度にした物であたくしの個人の考えによるものです。(赤が濃くなるほど危険)
ただし、この計測値をもたらした放射性物質が外に漏れだしてその物質が身体に付着(外部被曝)して長時間放射線を浴び続けたり、その物質を吸い込んだり(内部被曝)すると健康を害する恐れはありますので、単純に原発内部の話しだから安全だと言うことにはなりません。
実際に避難指示エリアで取り残されて被曝した方がいるわけですから・・・
ちにみに、放射線量はその放射線を発する物質からの距離に反比例して少なくなります。
しかし、少ない値であっても長時間放射線を浴び続ければ値に関係なく危険ですのでお間違えのないように!
政府や関連施設の発表、或いは報道されるシーベルトの単位に注意してください。
シーベルトは「ミリシーベルト」や「マイクロシーベルト」といった単位で示されます。
これまで発表されているこの単位は、ときには「ミリ」で、またあるときは「マイクロ」でといったように、はっきり説明のないままごちゃ混ぜで使っているのが多々見受けられました。
『1ミリシーベルト=1000マイクロシーベルト』です。
(上の表ではミリとマイクロを並べて記しています。)
マイクロならマイクロで統一して使うべきだと思います。
この表で安全だとか危険だとか言うつもりはありません。
あくまでも放射線量とその人体に与える影響がどんなものか知っていただきたくて載せました。
情報源:
Wikipedia - 被曝
Wikipedia - セシウム
Wikipedia - ガンマ線
あとみん 原子力・エネルギー教育支援情報提供サイト -
2.放射線の性質を表す量
====== チェーン・・・・・・・ ======
これが一番議論の分かれるところだと思います。
今見受けられるのはあくまでも善意が発端だとおもいます。
その善意を無にしたり否定する気は一切ありませんのでこの記事を記載することをどうかご了承ください。
この記事を、あくまでもこの業界(情報技術)の人間としての一意見という位置づけでみていただけると幸いです。
チェーンメール、チェーンブログという物についてです。
これは一つの情報を複数の人に次から次へと受け渡してその情報量を増やしていくものです。
情報量が増えていくと思わぬところで思わぬ問題が発生する恐れがあります。
どこかに問い合わせが集中して回線がパンクするとか、ネット上検索するためのサーバーの負荷が上がるとか、何か検索するのに同じような内容の検索結果がたくさん表示され本当に必要な情報にたどり着くのが困難になるとか…
被災された方はネットに容易にアクセスできる環境にあるわけではありません。
アクセスできたとして、まずみると思われるサイト(検索サイトとか、携帯なら各キャリヤーのTOP画面とか)には必要な情報がすでに載せられているはずです。)
ここは慎重に考えて行動しましょう…お願いです…
最後に…
被災者の方々には一刻も早く不安や辛い状況が改善されることをお祈りいたします。