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2009年07月25日 イイね!

【フォトテクニック】適正露出と測光方式<露出の考え方>

【フォトテクニック】適正露出と測光方式<露出の考え方>週末になると天気が悪くなる…

そろそろこの状態は勘弁して欲しいですね(T.T)

今日も朝から雨が降ったりやんだりで明日もこんな天気みたい…

特にどこかに行く気も起きないのであたくしのフォトテクを書いちゃおうかな~と
(^▽^)/





写真を撮る目的っていろいろあります。

何かを記録したり、説明したり、アートだったり…

いい写真の要素はその写真を撮った目的によって変わります。

ただ、写真の基礎中の基礎『露出』の大切さやテクニックはどの撮り方でも変わりません。

そこで写真の撮り方の基礎について数回に分けて説明したいと思います。


今回は、

『適正露出と測光方式<露出の考え方>』

ということでまずは露出の考え方からです。

※プロではないわたくしのあくまでも私見ですのでご参考程度にとらえてくださいねっ!

ちなみに、説明は一眼レフカメラを前提としています。
アナログもデジタルも違いはありません。
よく雑誌で『デジタル写真の撮り方』とか見かけますが私には何のことやらさっぱりわかりません(爆)

もちろん、画像を保存する媒体や撮った後の作業工程は違いますが(笑)



◆露出の考え方は超~単純!
露出の考え方はものすごく単純です。

図を使って説明します。
わかり易くするため、写真上黒く写る部分の光の量を『0』、白く写る部分の光の量を『20』、その中間を『10』と数値で表現しています。



カメラの自動露出は灰色が灰色に写るように、写りこむ明るさを調整する仕組みになっています。(これは例えではなくこのとおりです(笑))

つまり図の左側の光の量が『0』のところでは+10(明るく)して10(適正露出)になるように、右側の光の量が『20』のところでは-10(暗く)して10(適正露出)になるようにします。

自動露出の考え方はほんとにこれだけです(笑)

雪国の人はわかると思いますが晴れた日に雪原の写真を撮ったら暗く写っちゃった!というのはこの自動露出の仕組みによるものです。
なので、こんなときはプラス補正して暗くならないように調整します。
(補正の仕方は別な機会に…(^-^))

もちろん灰色とは違う他の色…たとえば赤、緑、青などの色によって、光の吸収率や反射率の違いから同じ光量があたっていても写りこむ明るさが灰色とは異なります。

この色の違いによる差を調整するために最近のカメラはRGB測光(Nikon用語)といって色別に適正露出の光量を調整する機能がついているものが多いです。



◆測光方式(モード)って?

マルチパターンRGB測光(0.0)
マルチパターンRGB測光(0.0) posted by (C)spot

こんな逆光での写真を撮るとしましょう。
この画面の中の光量を先ほどの例にならって図式化すると…



大体こんな感じになります。(数値はあくまでわかりやすくするための値です。)

このような状況でどのようにして適正露出を求めるか…
測光モード(方式)とはこの適正露出を求める方法のことです。

現在主流の測光モード(方式)には大きく分けると『マルチパターン(エリア)測光モード』と『中央重点測光』という二つの方式があります。
(『スポット測光』というのもありますが広い意味では『中央重点測光』と同じなのでここでは『中央重点測光』に含めます。)



 (1)マルチパターン測光



マルチパターン(エリア)測光とはその名のとおり、図のように画面を何分割かして光の量を測光し平均化した光量に対して適性露出を求める方式です。
(説明ではわかりやすくするために『平均化』としていますが実際はもっと手の込んだ技法を使っています。)

この例で行きますと、

①… 3
②…20
③… 0
④… 4
⑤… 5
ですのでこの光量値の平均をとると『6.4』となります。
適正露出は10ですので明るさをプラス3.6することで得られるということになります。

概念的には写真としてはこのように写りこみます。



数値の示している場所においては10(適正露出)になってはいないため少し暗めの印象があると思います。

(20の場所はオーバー限界としているので加算値を表記していません。)

最新の適正露出を求めるためのロジックはこの様な単純な計算ではありませんのでこの結果どおりにはなりませんが傾向としてはこの結果に近いものがあります。

ちなみにわかり易くするために5分割としていますが最近のカメラは1000分割とかにしています…(凄)

 (2)中央重点測光



中央重点測光とはこれまた読んで字のごとく、画面の中央部分を重点的に測光してその光量に対して適正露出を求める方法です。
(スポット測光は中央重点測光に対して測光する範囲がもっと狭いものです。)

この例で中央重点の測光範囲を中央の青い丸の部分とすると、

⑤… 5

ですので適正露出10にするにはプラス5することになります。

概念的には写真としてはこのように写りこみます。



測光部分は適正露出となります。
この例には数値で示していませんが、6以上の光量がある場所はその場所にもプラス5されるので、その場所は露出オーバーとなります。

(20の場所はオーバー限界としているので加算値を表記していません。)



◆測光方式(モード)の使い分け

これまでの説明で大体のところはつかんでいただけたでしょうか(・・?
わからなかったら突っ込みいれてくださいネッ!

で、

気になるこれらの使い分け方ですが、これは撮影シーンによって異なります。

これらの測光方式に優劣はありません。

写真の撮り方の基本中の基本『何をどう撮るか』にもよりますのではっきり『コレッ』とはいえないのです。

ただ、この辺を意識しないで失敗写真を少なくするなら、画面の全てのエリアで測光しているのでそれ程大きい外れが少ないということで、マルチパターン(エリア)測光がお勧めといえます。

多分通常のカメラではデフォルト(初期設定)でこのモードが選択されているはずです。

次回はこれらの測光モードを使って実際に撮影し<実践編>としてご紹介します。
この時補正の仕方やAEモードについても説明したいと思います。


では~(^▽^)/



Posted at 2009/07/25 14:35:59 | コメント(7) | トラックバック(0) | フォトテクニック | 趣味

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