st昼行灯のブログ一覧

　朝、他事業所にいる旧知の先輩から「お前会社辞めるって噂を聞いたが本当か？」とメールが届いて驚いた。
　確かにこの春の異動できた職場ではなぜか嫌われたようで日々針の筵の生活を送っているが、同僚と話して愚痴っている時でも「辞めたい」などと言ったことないので、どこからそんな噂が出たのか不思議だ。
　ただ、残り5年ぐらいかリタイアになる奴を経験のない職場に放り込んで戸惑っているところに追い討ちをかけるように強い言葉を投げつけるような事をするから、世界的禍中で会社の経営を考えた場合、余分な輩は「辞めてくれないかな」という期待の異動だったのかもと穿った考えも起こる。・・・そんな漫画みたいなこともないだろうけど。
　Rーコが居なくなってしまったことやじじの体調不良の事を考えると周りを渦巻く風が少しずつ変わってきているのかと思っていた。その動きが早くなってきているのかもしれない。ちょっと怖いが、不幸があった時は会社を辞めて親の近くにいられるようにしたいと思っているので、その準備をしておかないといけないのかもしれない。
　何をどうすれば良いのかわからないから不安になるが、とりあえず前を向こう。
　

　Rーコが居なくなってから故郷定期便は電車移動が主になった。それはそれで昔の面影に厚化粧をしたような沿線の様子に笑っちゃうくらい面白いが、移動時間はかかるから早めに実家を出なくてはならないのでじじばばにはちょっと寂しい思いをさせているようだ。
　どうしたもんかと思っていたら水戸–つくばの高速バスを知り試してみようと乗ってみた。30分だけの延長だけどね。
　意外と乗客は多くて驚いたが(や、失敬)経路がRーコとの移動経路と重なったので感慨深く思った。真っ暗になった車窓では感慨を覚えるようになこともない、とは思うけど久々の道路の振動は心地よかった。バスの運転手は結構飛ばし屋さんでバンバン追越車線に出て前に進んでいってくれるが、少し高めの視界はちょっと物足りないように思っていた。やっぱり真っ暗な車窓では何が？というところではありますが。
　バスは桜土浦で高速を降りて感傷とは逸れたが早く次の一歩に向かって進んでいく事を考えねばならないのではないだろうかと思った。
　Rーコもそう言っているような気がした。