
先達の方々が成功されていたLCM4への換装ネタ。
モジュールが出品されていても結構高額だったり、新品は手が出ない金額だったりと、興味はあったが手を出せずにいたLCM4。
たまたまとんでもなく格安にて出品されていて、しかもスンナリ落札。
確かに、情報不足(車種すら不明。しかし出品者に問い合わせもせず・・)だった事も幸いしたかも?
部品番号は 6 961 141 (61 35 6 961 141)
商品画像に写っているラベルには、LCM-4B Man.LWR とあった。

つまり、LCM4で手動光軸調整用。
自車は自動光軸調整仕様にしてあるので、通常なら「パス」である。
前回の
光軸自動調整(LWR) でも、自動光軸調整用のLCM(LCM3)へ換装した。

(右がLWR対応 6.919.454 ohne man.LWR 左が手動調整用 6.919.453 mit man. LWR)
さて、今回入手する事となったLCM4だが、確かにラベルには手動調整という記述だったが、この部品番号をETKで調べると自動・手動どちらにも対応しているらしい事が推測出来た。
(上半分がLWR無しで下半分がLWR付用)
2000年辺りで使用されているLCMも2003年最終でも、部番の変遷がこの部番に統一されている事が判る。(補修用の部品は、極力少なくする為に共通化しておく方が合理的)
つまり、部品番号から見れば自動・手動どちらにも使える筈だと思った。
では、何故ラベルに「手動」と書かれているのか?
あくまで推測だが、製造ラインで組み込む際にあらかじめコーディングしておいたモジュールが組み込まれる。ハード的には同一でも、ソフト的に異なるので「ラベル」にて判別しているのではと考えた。
実際に換装して自車両用にコーディングした所、手動調整でコーディングされていた為にLWR関連(実際には手動調整ダイヤル未接続)エラーが出ていた。
LCM4へ交換 その1
今回は別ツールにて「自動光軸調整 (automatic HVAC)」と設定する事で、先のエラーは解消された。
LCM4へ交換 その2
こうして無事に「手動光軸調整LCM」から「自動光軸調整LCM」へ変身である。
6.961.141 は「手動光軸調整」「自動光軸調整」両対応であると思われるのだが、
(実際に動作している)今まで使用していたLCM3のモジュールはどうなのか?
こちらがLWR自動調整用LCM3
こっちが手動調整用LCM3
あくまで見える範囲の外観の話だが、手動調整の方がIC・チップ抵抗・コンデンサ等がちゃんと実装されている。(目視で辿っていくと確かに光軸調整モーターへ接続させるピン辺りに伸びている)
実は、手動光軸調整の方がLCMの機能は多い。
自動光軸調整は、LWRユニットが制御を行っている。(LCMからは、LWRユニットへの電源ラインしか行っていない。)
対して手動調整は、ダイヤルによる光軸モーター制御をLCMだけで行っている為、自動光軸調整用のLCMより仕事が多い。
であるなら、「大は小を兼ねる」という理屈から、
「手動光軸調整用LCMのままLWR仕様に出来たのではないか?」
という疑念も湧いてきたのだが・・・
(LWR用のLCMの存在意義って??)
これはあくまで「持論」に過ぎない。真偽の程は確かでないので、間違っていたとしてもあしからず。
今の所、確認する気にはなれないので、この先機会が有ったら確認したいと思う。
肝心のLCM4の効果。
だが、まだイカリング(セリスライト)しか試していないのだが、コールドチェックを外した所、確かにエンジン始動直後のフラッシュ現象は発生しなくなった。
次はライセンスランプも確認して、ハイビームのキャンセラーも撤去したいと思う。
え?LEDウインカー?
やりたいのは山々なのだが・・・
LEDバルブが高くて手が出ない!
そして文末ではあるが、LCM4換装に挑戦し、LCM4に関する情報を広めて下さった先達の方々への感謝と尊敬の念を表したい。
【BMW E39】