
ドライブレコーダー DR400G-HD2を取り付けてから、無線リモコンの反応がすごーく悪くなった気がした。
いやいや、気のせいでは無く明らかにおかしい。
レコーダー動作時(つまりパーキングモード時)だとフロントウインドウの近くで、キーをルームミラーへ向けなければ反応しない。
折角の無線式リモコンキーなのに・・・

でも、レコーダーが停止いていれば、キーをポケットに入れたまま5メートル以上離れていてもロック・アンロックが可能。(特に車へキーを向ける必要は無い)
パーキングモードに惹かれて買ったドラレコなのに・・・
ドラレコの電波干渉(ナビやETCなどにも発生する場合があるらしい)という事なのだろう。とりあえずウチのE39ではリモコンキーのみ問題がおきている。
(最近では電波干渉を抑えた製品もあるらしいが)
でも何故ルームミラーへキーを向けないと反応しないのか?
WDSやベントレー整備解説書等には、「無線式リモコンの受信アンテナは、リアウインドウにある」
「増幅アンプ混信分離所は回路でロック・アンロック信号を分離してGMへ送る」
などと書かれている。
しかぁ~し、ウチのE39には無線リモコン用では無いアンプが装着されていた。

これは、2003年でも3月製造だからか!?
と思い、2003年7月製造(限定車の525)を調べてみたら・・・同じ黒いユニット(非無線リモコン用)だった。
何故だぁ~と頭を抱えていたら、WDSにこんなものが。

これはE46用だが、なんとルームミラーの中に無線受信部(アンテナも)が入っているらしい。
E46のカブリオレ、E52 Z8、E85 Z4は(リアウインドウが無いので)無線アンテナとレシーバーがルームミラーに内蔵されている。
(そういえば、Miniもルームミラーがアンテナだと聞いた)
年代的に無線キーに変わったのは、E39とほとんど同じ?
それなら、ルームミラーへキーを向ければ反応する現象も納得がいく。
日本でのE39は、2003年式に赤外線式から無線式(電波式)へ変更になった。
しかし、ヨーロッパや米国などでは、96年モデルから無線式がある。
(キーの外観は、日本仕様の赤外線式と同じ。電池仕様。米国仕様のみ解除ボタンのマークが逆さま。)
99年あたりに外観が日本仕様の電波式と同じ充電タイプのキーに変更された。
確かに2000年式の英国仕様のM5は、このキーで電波式だった。
つまり、日本仕様(もしかすると他数か国?)のみ赤外線式だったのか??
2003年に日本仕様がやっと電波式になるが、悲しいかなE39はモデル末期。
本国では「いまさら?」的な反応だったかもしれない。
そこで頭の良いBMWジャパンさんは、「ルームミラーだけ交換すればOKじゃね?」
といったかどうか定かでないが、流用可能なルームミラーもあった事を考えると、あながち外れでも無い様な・・・
で、ルームミラーの配線を確認してみた。
10ピンコネクターの2番。しっかり配線あり~
GMの白コネクター13番。ルームミラー2番から同通あり~
なんか、赤外線式を電波式にするのって簡単なんじゃね?
キーの充電だってEWSのトランスポンダへ電源供給するアンテナを利用して充電してるわけだし。(赤外線式のもそのまま使用可能だと思われる)
(*本当にやる方はいらっしゃらないと思うけど、失敗・散財・車不動等に関して一切関知いたしませんのであしからず。)
それより、無線キーとドラレコの電波干渉をなんとかせねば!
【BMW E39】