夏休みの宿題ばりに休み最終日にまとめて投稿。
残りは一つ
・デフ交換
Z32のビスカスデフに交換しました。
以上
いや・・・もうちょっと書きます。
結構前からデフの効きが不均一というか、ハンドル切ってトルクを掛けると
ロックとフリーの間をガッコンガッコン行ったり来たりするので
非常に乗りにくい状態だったのと、アクセルのオンオフで「カツン、カツン」と
金属の打音のような音がしていたので調査と比較のためデフキャリアごと交換してみました。
まずは某オクで物を探しますが、うちの車はBCNR33のサブフレームをリジッドにシャシに固定してるので、デフキャリアは車体との固定穴がブッシュを使うタイプを探します。(今ついてるのはR33用)
余談ですが、R32はデフキャリアとサブフレーム間がリジッド固定なので、
それを選ぶと全部ゴムブッシュ無しのフルリジッドになります。
で、尚且つサイドフランジが5穴でキャリア本体にABSセンサ無し(キャリア本体が短い)と条件を付けていくと以外に玉数(安いもので)が無く、最終的に選んだのがZ32用のデフになりました。4000円ナリ。
さて、早速降ろしたデフと購入したデフを比べてみます。
後ろの蓋を開けて見たところギアの表面の荒れ、傷等は見当たりません。
コンパニオンフランジを固定してサイドギアを前後に回してバックラッシュを
見てみます。
Z32デフ・・・・にっちゃ にっちゃ
降ろしたデフ・・カツン カツン
音が違います。
Z32デフは表面張力で歯面間のオイルが切れない(隙間が小さい)感じなのに対し、
降ろしたデフの方は歯面間のオイルが切れる(隙間が大きい)感じ。
降ろしたデフのバックラッシュを測定します。
規定値は0.1~0.15mm

測定値は0.18mmで、まぁ予想通り。
アクセルオンオフ時のカツン、カツンという音の原因はこれでしょう。
効きが不均一な方の原因も調べるためにバラしていきます。
なお、バックラッシュは前回OH時に0.1mmちょっとで組んでもらっていたのですが、広がった原因はおそらくこれ。
サイドベアリングがデフ玉に圧入されているんですが、締め代が足りなくて
インナーレースが回ってしまってデフ玉のフランジ面を削ってしまっています。
締め代が足りないのはOH時に分かっていてデフ玉のシャフト面にポンチで突起を作って滑り止めにしていたのですが、力不足だったようです。
調べたいのはもっと中の方なのでどんどんバラしていきます。
蓋を開けて
中のプレートもほとんど摩耗していません。(新品時の切削目が残っている)
調べたかったのはここ。
ケース内面のプレートの外爪が引っかかる溝。

外爪が当たっているところが傷だらけでガタガタです。
おそらくこの傷にプレートがハマってしまってカムからの圧力にリニアに
応答できず摩擦力がオンオフのような挙動になったと思われます。
ケースだけ買うのも高くつくのでこのデフは廃棄ですね。。。
となると、次のデフは何にしようかな~となるわけですが候補は以下。
OS技研・・・スーパーロックデフ
NISMO・・・GTLSD Pro
ATS・・・・カーボンどうでしょう
CUSUCO・・他になければ
第一候補はOS技研ですが、ちょっと調べたところ、サイドフランジを
日産純正部品を購入して交換する必要があるんですが、製廃らしく
部品屋さんに調べてもらっていますが無ければ中古を探す必要あり。
NISMOはさすがにメーカー系とあって必要なものが全部付いてくるのと
GTLSD Proはイニシャルがデフを降ろさずに切り替えられるというオマケ付きで
値段もそこそこなので良さげ。
ATSはカーボンLSDが有名ですが昔の騒動もあって(今は解消されているらしいですが)カーボンはちょっと迷うところ。
ただ、工場の86乗りの方からATSのLSDも良いよ~とのアドバイスもありちょっと興味あり。
CUSUCOは今回降ろしたデフなので、Type-RSもMZも10年以上使ったし。。。
次のデフの選定と合わせて今回のZ32デフではもう一つ試していることが。
それはファイナルギア比。
元々ついていたデフのギア比は4.111、Z32デフのギア比は4.082
ちょっとロングになります。
加速鈍るかな~と思いましたが、今まではパワーバンドに入るとタイヤが空転するか
トルク掛かる前に回転が上がり切ってしまう感じだったのに対して、
トルクで押し出される感じになり、思ってたよりむしろ速くなった気がする。。。
あと、ギア1速ごとの使える時間が長くなってアクセルコントロールが
しやすいかも。
でもFSWで最高速出すとか、振り回すんならもっとパワー欲しくなるし、
逆にパワーこのままだとほとんど空転しないのでデフいらないかも。。。