前回、ヴィヴィオバンのキャブを弄るのは完了しましたが、
それ以外にも色々弄っていたので
忘れないうちにボチボチ書いて行きます。
まずは
去年と同じ雪道でのテスト走行の図から。

つい先日、雪が降った際の峠道での一コマ。
昼間は降雪だったものの夕方には雨に変わったため、
路面の雪はまだらに残る程度でしたが走行テストには充分。
相変わらずジムニー軍団も渋滞していました。
さて、去年と何が違うかと言うと、雪の路面でもバリバリ前に進みます。
その原動力はこれ↓

LSD投入です。
その挙動はコーナーでは軽くアクセルを踏むとアンダー、
もっと踏み込むとオーバーの挙動を示し、
フロントがリアを振り回して曲がって行く感じ。
FRのリアが自分で横へ動いていくのとは違ってまた面白いです。
LSDそのものは工場で保管されていた物を譲ってもらいました。
が、ヴィヴィオバンにはそのままでは組み込めません。
このLSDは640ミッションと言われる
ギア軸間640mmのミッション用。
ヴィヴィオバンのミッションは570と言われる
ギア軸間570mmのミッション。
そもそもミッションケースに入りません。
と言う訳で、ヴィヴィオRX-RのFF用640ミッションを買ってきます。


RX-Rの4WDミッションは比較的入手容易ですが、
FFミッションはなかなか手に入りませんでした。
640のFFミッションの入手難から工場の社長は
プレオR2のFFミッションの流用もしてみたそうで、
その流用ミッションと並べて比較。

左が
プレオR2ミッション改ヴィヴィオ搭載用。
なお、
プレオR2ミッションの流用は車体干渉部位の
ミッションケースの切断加工、ブラケットの新規作成等
大改修が必要で「二度とやらない。」レベルに大変とのこと。
さて、買ってきたミッションはノーマルデフなので、
分解してオーバーホールをしつつLSDを組み込んで貰います。
分解されたミッション。
交換されたシンクロ。
5速はそれほと痛んでないのでそのまま使用します。
スリーブの様子。
取り出されたノーマルデフと組み込まれるLSD。

ヴィヴィオのLSDは元のデフサイズが小さすぎて、
リングギアも含めて造り替えたものになってしまうため、
かなり高価になりますが、現物見ると納得です。
スピードメータも時期により違うので、各車両に合わせて
組付ける必要があります。
そんなこんなで組み上がったミッションを搭載します。
社長からの
「自分で出来るでしょ?」とのお言葉でチャレンジすることに。
ジャッキアップして、車体下に潜り込み邪魔なマフラーの接続を切ります。
ラジエターホースも抜くので、LLCも抜きます。
後はひたすらねじ類を外して。。。
なんやかんやで570ミッション降りました。
で、640ミッションの積込だったのですが、640ミッションをエンジンと
合体させようとして大事なことに気付きます。
570ミッションと640ミッションでは外形が違うため、
エンジンとミッションの間に挟む
カバープレートの形状が違い、
もっと言うと
フライホイールサイズも違います。
つまり、ミッションつける前にカバープレートを交換する必要があり、
カバープレートを交換するにはクラッチ、フライホイールを外す必要があり、
かつフライホイール、クラッチも640用に変更する必要がある。
1回ミッションを持ち上げるのに体力を使い果たした状態で、
この事実に気付いたことで完全に心が折れてしまいギブアップ。
クラッチ他の交換含めてお願いすることにしました。
後日。
交換された570ミッションとフライホイール。
フライホイールはRX-Rの軽量化したものを組み込んで貰いましたが、
570のノーマルよりも多少重くなりました。
また、シフトリンケージは変更なしでそのまま使えましたが、
570ミッション時にシフトレバーが左右ゆらゆらして不定だった原因が判明。
左右方向にテンションを掛けておくバネがいなくなっていたのと、
リンケージのピンとケースとの溶接が剥がれてガタが発生していたためでした。
ミッション変更と共にギヤ比も変わります。

全体的にロングになるので非力なNAエンジンでは加速が鈍ります。
暫く乗ってみて、タイヤ外径を小さくするか考えることにしましょう。
今回はここまで。
ミッション流用元の誤記修正 プレオ→R2 23/02/14
Posted at 2023/02/13 01:35:23 | |
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