21時過ぎに女房からメールが来た。NHKでこんなニュースをしていたけど、ひょっとして…。…友人の事件(事故)についてだった。ひき逃げについては無罪判決が出たそうだ。でも、無罪判決は無罪放免と言うことではない。当人にしても、喜んではいないと思う。むしろ、彼のことだから、かえって胸が傷んでいるかもしれない。ただ、ひき逃げをするような卑怯者ではない!と裁判で認められたというところについては、嬉しいというと不謹慎だけれど、胸をなでおろしてもいいのではないかと思う。面識が一度あるかないかの仲間のことについて、意識を持っていてくれた女房に感謝すると共に、事件に関して証言など関わってくれた仲間にも感謝したいと思う。「一生をかけて罪を償いたい」と彼は言っていたそうだけれど…きっとどんなことをしても過去を無かったことにはできないし、償いきれるものでもないと思う。私がもし、遺族であったら相手を恨まないにしても、故人についての想いは薄まるかもしれないけれど、事故の事実は残っていくだろうから。…でも、だからこそ、彼自身と彼の奥さんの人生も大切にして欲しいと思う。切ない無罪判決があるなんて、想像していなかった。