
2025年7月6日
新たにRE Club Japanが設立され、初のイベントとなるRE Fan MeetingがマツダR&Dセンター横浜にて開催され、参加しました。
クルマメーカーの開発施設でイベントが開催されるなんて凄いなぁと思いながら横浜へ。開発センターの入口を入ったロビーには企画展示がされています。
トライアンフTR3とユーノスロードスターの2台のオープンスポーツカーを展示。
同時にBowさんの作品展示もあり、輸入車の多い作品の中にSA22Cがありました。
中庭には扇状のアーケードがあり、様々なマツダ車が止まっていました。
イベントの会場は施設内のプレゼンテーションルームで大きなホールです。
大きなスクリーンの下にはFD3SとMX-30(R-EV)が並べられていました。
イベントがスタートすると主催者のRE Club Japanのメンバー挨拶と設立の経緯の説明がありました。ロータリーエンジンが好きでいつまでも乗り続けるためが設立趣旨です。
その後、メインイベントであるRX-7やロードスターの開発に携わってきた元マツダの貴島孝雄氏からのロータリー開発の経緯や、今後のアイコニックSPへの期待などの話をいただきました。
休憩時間には展示車両の閲覧や貴島氏との記念撮影を行うことが出来ました。
後半戦は現マツダ開発者からの話を聞かせていただきました。
それによるとマツダ社内ではREに対する逆風が強く7‐8割が反対しているそうです。そうした状況を覆すためにも皆さんからの応援の声が欲しいとの事でした。
現在、36名のメンバーでREの開発・推進を行っているそうです。
また、部品供給が難しくなってきているRE車両の現在の登録数の報告がありました。
それによると、SAが1,584台、FCが7,522、FDが14,451です。
SAはFDの1/10です。まさに現実です。
マツダはCLASSIC MAZDAという取り組みを開始し、NA,FC,FDの部品供給やレストアサービスを開始し、ヨーロッパメーカーのような自動車文化の創造に取り組み始めていますが、それでも部品供給を維持していくことが想像以上に大変であるとの事でした。
最後には部品供給の問題も含め参加者との意見交換も行われました。
メーカーの方々と直接会話する機会を与えてくれるこうしたイベントは非常に意味がありますね。
帰りがけに寄ってみていってほしい部屋があるというので、寄ってみると様々なクルマが展示してありました。
ここには、他ではお目にかかれないショーモデルやレーシングモデルも展示されていました。
駐車場には参加者の様々なロータリー車がありました。
自動車文化とも言える旧車。日本のクルマメーカーは今まではコストや効率性の判断のもと部品供給・再生産の中止が続いてきたのが現実でしたが、熱烈なファンに支えられこうした新しい取り組みが開始された。マツダはロータリーやロードスターで好きなクルマに乗り続けるクルマ文化を醸成することが顧客とのつながりに結び付くと考えているように思えた。
古いクルマの維持に関してはクルマメーカー、専門店、ユーザーが距離を縮めることにより解決策が見つかってくればよいと願うばかりである。
Posted at 2025/07/13 18:27:53 | |
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