
2022年11月27日
はじめはマフラーの抜けがなんとなく悪くなったなぁと思っていた。
ところが最近になってアクセルに対しての吹け上りが極端に悪くなることがあり、あぶなさを感じることさえあった。こんな時は信号待ちや渋滞で停止すると回転が落ちそのままエンストする現象も発生。ブレーキをかけながら回転も上げて停止しなければならず困った状態。
バッテリーが弱っているにかなぁと考えたが、セルも良く回るし始動は一発。もしかしてプラグが減っているのか?確かに購入してから交換していない。プラグが弱って点火に不具合が生じると考えれば今回の現象は辻褄が合う。よし、プラグ交換をしようと早速ネットで調べる。
ロータリーエンジンは1ローター当たり2つのプラグを持っている。メインの着火を担当するリーディング(L)、燃え残りのガスを燃やす役目のトレーディング(T)となり、2ローターで4本のプラグが必要となる。
ロータリーのプラグの特徴として平らな形状の沿面プラグを採用している。これはローターが回転し、プラグ面を通過する為にレシプロエンジンのように燃焼室内に電極を飛び出させることができないためです。
レシプロはクランクが1回転する間に1回の爆発であるが、ロータリーはクランクが1回転する間に3回の爆発することからプラグの寿命が短いようです。
また、リーディング側の負荷が大きくトレーディング側より消耗が早いとのこと。
そこでリーディング側は熱価が低く長持ちするプラチナタイプのBUR7EQPを選択、トレーディング側は熱価の高いBUR9EQを選択しました。
そして、これを機会にロータリー用のプラグレンチも購入。こんな袋に入ってました。

出してみるとこんな感じで、折り畳み式になっています。思ったよりもコンパクト。
早速、プラグ交換です。
左側がフロント側、右側がリア側です。
プラグが上下2段ありますが上がトレーディング側、下がリーディング側です。
ハウジングにTとLの刻印もあります。
先ずは、バッテリーを外してから、リア側から作業。
プラグコードを外し、プラグレンチでプラグを外します。

外したリアトレーディング側のプラグです。
真っ黒です。茶色の部分は湿っています。ちょっとカブリ気味?
これでは、火花が弱くなっても仕方がないという感じです。

リーディング側も外します。
こちらも同様に真っ黒です。
ここで分ったのですが、取り外したプラグは、トレーディング側もリーディング側も同じBUR7EQでした。
使ってみてわかったのですが、プラグレンチには内側に磁石が仕込まれていて、プラグを外しても落とさないように工夫されてます!
それでは、プラグねじ部にグリス(私はモリブデングリスを「使いました。)を縫って取り付けです。
続いてフロント側です。
4本とも外すと同じように真っ黒。トレーディング側は茶色く湿っているのも同じです。
(左からフロントレーディング、フロントリーディング、リアトレーディング、リアリーディングです。)
交換後、早速試乗です。
何度か高回転まで回しプラグの温度を上げてみると、今までの不調が嘘のようです。アクセルのレスポンスも良くマフラーが詰まったような感じもありません。
トルクが増したような加速感となりました。アイドリングも安定し、乗っていて感じていた不安が一気に解消です。
やはり、消耗品はこまめに手入れが必要ですね。こんなに変わるとちょっと嬉しいですね。
Posted at 2022/11/27 23:24:42 | |
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