
The耐感・耐寒180min 8th 参戦レポ②です。
予選タイムアタックでの最終タイムは1’40”129、前には4台も速い車がいるものの前日練習走行のタイム1’42”010よりも何とか2秒近く短縮できたので取合えずは良かったです。 フゥ~ (-。-)y-゜゜゜
これで、無事に予選を消化、残るは12:15からの本戦、その前に雑誌CABOYの走行会が1時間程あるので、ここで腹ごしらえです。
今回、
one-KOROさん
と
白いクルマさん
に電気ポット&鍋を持込んで頂き、食事の用意、サーキットケータリングサービスをして頂きました。
メニューは・・・
「きりたんぽ鍋」。\(^o^)/
味は、
「ヤバイです。」 「美味すぎです。」
仙台SUGO、12月のこの寒い日に凄く心も体も温まります。
しかも、自分は朝から何も食べていなかったので、もう夢中でバクバク食べちゃいました・・・SUGOの豚汁も・・・ (^^ゞ
やっぱり、
「腹が減っては軍は出来ぬ」ですからね~
これでチーム全員、より鋭気が出てきたと思います。
、
one-KOROさん
と
白いクルマさん
本当に有難うございました。
さて、さて、ゆっくりなんかしている暇など無く本戦です。
この耐久レースのスタート方法はローリングスタート、基本的にローリングを1周し最終コーナー差掛かった時点で予定通りスタートできる場合にはセーフティーカー(SC)のオレンジコーションが消灯、そしてピットIN、その後を走行する車両からスタート準備となる。但し、この時点の先頭車両には隊列を整える義務があり、隊列を整えながらストレートを直進しフラッグタワーのグリーンシグナル点灯を合図とし加速を開始してスタートとなる。
このスタート方式はメジャーなレースでもほぼ同様で、このスタート時にドライバー同士の駆引きが展開されるのは、よく見る光景。
予選タイムアタック時の車両回収により若干時間が遅れるものの本戦コースイン、本来SUGOのスタートラインはフラッグタワー手前からとなり、これだけの車両がスタートライン上に並ぶと真ん中以降の車両は最終コーナー坂の下の方のグリッドとなりメインスタンドからは全然見えない。
去年のスイフト参戦では確か坂の真ん中位だったけど、今年はSUGOのニクイ演出でホームストレートと上に全車が整列した。
観客がいるわけじゃないけど・・・ まぁ、気分、気分。
でも、ピットクルーは楽で良かったんじゃないかな~
自分の並んだ位置は、ほぼピットの前だったしね。(^-^)
スタートグリッドについてスタートまで、チームメイト、ピットクルーなどと会話や写真撮影などして和やかな不陰気・・・ やっぱりイイね~レースは・・・ なんといっても、この体の底から震えてくる振動のような緊張感・・・
さぁ、いよいよ180min耐久スタート5分前、笛が鳴らされコース上の全ての作業を禁止。
3分前、ドライバー以外はコース上から退去。
1分前、エンジン始動合図で全車エンジン始動!
そして定刻となりマーシャルのグリーンフラッグ合図でSC先頭ローリングラップ開始。
ゆっくりコースを走りながらタイヤ&ブレーキを温める。
その時の心境、思えば富士フレッシュマンN1(S13)ワンメイクレースを止めてから17年、一時はもう車のレースなんてすることなんて無いだろうと思っていたのに・・・
もちろん緊張していたけど、何だかそれ以上に、車を通じて知合った仲間のお陰で、この場に自分がいれることがとても嬉しかった。 ←やっぱり親父っぽいよな~(^^ゞ
だから、今日は思いっきり楽しもうと・・・
SPアウトコーナーを抜けいよいよ最終コーナー
最終コーナー差掛かった所でSCのオレンジコーションが消灯、前にいるとSCの動きがよく解るからいい。
SCがゆっくりPITロードに入っていく・・・
徐々に見えてくるフラッグタワーシグナル・・・
シグナルはまだ、グリーン点灯していないものの先頭車FDは7分位のアクセル・・・
フラッグタワー手前で、ついにグリーンシグナルでーーーー アクセル全開!
スタートの動画はこちらをどうぞ→
スタート動画
全車一斉に1コーナーになだれ込む。
本来予選1番の先頭車であるシルビアがPITスタートだったため予選2番手のFDが先頭、予選3番手のシルビア2番手、予選4番手のエリーゼが3番手と続き、予選5番手のiona号が4番手、しかしシルビアは若干スタートに出遅れ4番手エリーゼにアウトから抜かれる・・・

2コーナー、3コーナーでシルビアの後ろにぴったり付ける・・・
そして4コーナーシルビアは通常ライン、アウトにいった・・・一瞬に
透かさずブレーキを遅らせインに飛び込む・・・
4コーナーインまでにシルビアに寄せられ完全にピッタリ平走で並ぶ、そして立上がり、次のコーナーシケインも左、イン側左にいるiona号が断然有利、シケインまで車1.5台分右側スペースを開けてオーバーテイクに成功。
この模様をPITから見守っていたone-KOROさんからすかさず無線が入る「ionaさん大丈夫ですか・・・」 iona「大丈夫、当たってないよ、今1台抜いて3位、」 one-KOROさん胸を撫で下ろしたかのような感じで「了~解~!」 。
シケインを抜けハイポント、レインボーコーナーまで後ろを牽制、そして、裏ストレート、ターボ全開で後ろを引き離しにかかる。
ん~ん~ さすが、スバルインプレッサGDB EJ20ターボ、自分で言うのもなんだが速ぇ~!
しかし、この駆け引き(バトル)の間に前のFDとエリーゼには先行されてしまう・・・
SUGOはFDが速い、それに引っぱられてエリーゼもこれまた速い。
スタートから5ラップ目にiona号ベストラップ1’39”993 を出すものの前に接近が出来ない・・・
後ろをぐいぐい引き離していたものの・・・前との差は思うように詰まらない・・・
おそらくFDは予選タイムに近いタイムで周回しているよう・・・
ひたすら集中、我慢の走りが続く・・・
そして、早くも周回遅れの車が出てくる・・・
周回遅れ車両をかわしながらなおも追撃・・・
そして、周回遅れ車両を挟んで2番手エリーゼに徐々に追いついてきた・・・
明確なターゲットに確実に追いついている感覚に更なるモチベーションが高まる・・・
ハイポイントコーナーに進入、次のレインボーコーナーを抜ければ裏ストレートに入る、
「ここで一気に差をつめ抜くチャンスはくる!」
そう思った瞬間・・・ レインボーコーナー・・・ 7番ポストで・・・
黄・黄・黄旗・・・
「な・な・なにぃーーー くっそーーー」
しかし、、、、こればっかりは、どうにもしようがない・・・
気持をグッと堪え、団子になっていた周回遅れ車両3~4台手前でアクセルを緩める・・・
そして、裏ストレートの半分位に差掛かったとき、ふとルームミラーを見ると・・・
裏ストレートを勢いよく突っ込んでバンバン抜いてくる車両がいる・・・
「おい、おい、ふざけんなよ! 黄旗完全見てねー にしても空気読めよ!」
「まさか、俺まで抜く気か・・・」
で、そんなこと全然おかまえ無しで自分を含め前の3~4台も悠然と抜いていった。
「マジっっで、ふざけんな!」
「オフィシャル見てないのか!」
さすがに馬の背コーナー9番ポストでの黄旗には気付きようやく減速するが・・・
良くは覚えていないが、確か無線で
「黄旗無視の車に抜かれた・・・」 「ゼッケンは○○番・・・」 って言ったような・・・
これで一気に緊張の糸が完全に切れ・・・
今、思い起こせば、完全に冷静さを失って訳判らず「何とかしなくては・・・」って思っていた。
馬の背コーナーを抜けSPアウトに行くとクラッシュ車両が見えてくる・・・
と同時にSPアウトコーナー12番ポストで黄旗+SCボード、これはSCが入りクラッシュ車両を回収するまでコース上はフルコースコションとなる。
今回の耐久レースで、このGDBチーム編成では燃費も大きな戦いの一つだった、そのため給油は有ると考えていた。
そんなことからテンプメーター半分ちょい上になっていたので、このフルコースコション中に給油する選択をするという方法を取ってしまう。
しかし、後から冷静になって考えれば、これが大きな間違いだった。
事実、このPIT INが後半の順位に大きく影響してしまうことになる・・・
どうなる・・・ インプレッサチーム・・・
さらに後半に続く・・・