
実は、以前、六甲山に登った時に 「あ~、夜景が見たいよ~」
っていう 新たな野望が生まれてしまったんです。
でも、六甲山の場合、六甲ケーブルの山頂駅では、いまいち。
六甲山上まで行けばいいのですが、「歩き」がネック。行きは昼間に行けばいいんですが、夜は、無理~(まじでコワイ。イノシシに襲われそう)
(車だと、こんなこと、心配したこと無かった~(≧∇≦)/)
で、ふと、思い出したのが、小学校の修学旅行で泊まった「摩耶ロッジ」の思い出が~(うーん、先生に隠れて、ロッジに置いてあったギャラクシアンをやった記憶が~♪)
(あ、いちいち、再生しないでいいですから~)
いつも参考にしている関西ウォーカーの
山登りバージョンに、摩耶山の紹介がある!
ふむふむ、夜でも、ロープウェイで降りてこれますね!(20:50最終)
これしかないね!

お!しかも、歩いても3時間ぐらいで登れそう。
日没までに登ればいいから、4時前にスタートすれば、余裕だろう?(って、すでに、計算がおかしい・・・・)
実は、この地図のコースには、「パンダが見れる動物園」が!どっちに行くか、真剣に考えたのですが、動物園は とっとと終了することが判明(5時閉園。健康的です!)
ってことで、動物園のすぐとなりを、登山口目指して GO!
おっと、夕飯のおにぎりとお茶だけは事前に調達しました。(これもダメね)
摩耶山青谷道から、スタート!
こんな渓谷を
”どんどん”登って行きます!
登山道自体は、わりと整備されていて、最初はコンクリートが打ってあり、階段も整備されていたりと、 確かに イージーではあります。しかし、斜度がきつい!
少し登ると、一息つけそうなところに出ました。
水がきれいです!六甲は、やっぱり、どこも水がいいですね!
更に上ると、ときどき、下山してくる登山客から、声を掛け合って・・・「こんにちは~!」「まだ、まだあるよ~。がんばって~♪」「ありがとう~!」
って感じです。でも、そんなに人はいない。っていうか、普通、この時間から 登る「バカ」は居ない気がしてきました。
だんだん、登りがきつくなり、 足場も怪しいところが出てきます。
噴き出る汗をぬぐいつつ、お茶を飲むけど、すぐに 息が上がってきます・・・。
と、ガイドブックにも載っている 銘水 発見!
確かに、ストレートな味ですね。冷たくて美味しかった!
さて、ここからが、かなりの山場を迎えてしまいます。 圧倒的な 斜度に、へろへろ。
お茶で、喉は潤うのですが、持続しません。だんだん、足をあげるのが辛くなってきました。 こういうとき、アイソトニック系(ポカリとか)飲料を持ってこなかったことを後悔!
おにぎりにはお茶だけど、小休止には、ポカリだろ!ってね~。
足を止めると、さらさら~っと風に揺れる葉の音ぐらいしかしません。誰もいない。ぽつんと一人。
すると、ふと、「ここで、猪と遭遇するとヤバイ」ってことに気がついた。
ヤバイです。な~んにも持ってない。他に人も居ないし・・・。携帯は見事に圏外!
ということで、 わざと、騒がしく登る作戦に出ます。落ち葉をバサバサ踏みつけながら~。
もう、写真撮っている余裕はゼロ・・・ ここが一番辛かったな~。
30分ぐらい登ったんでしょうか?途中で、ロープウェイ駅に下る分岐があり、最終決断をします。
が、ここまで来たら、当然登るよね・・・
そして、しばらく登ると、ふと、構造物が突然あらわれました!
旧天上寺の仁王門です!

ここでは、写真を撮っている方がいらっしゃいましたが、私が邪魔だったようです
(「こんにちは!」って声をかけたんですが、無言・・・。すみませんね~)
で、そこで、驚愕の光景が!
予備知識なしで、足元ばかりを見ていたのが、ふと上を見上げた瞬間「まじかよ」って声が出ちゃいました。
折角なので、写真を取ろうとしたら、階段の踊り場に、男性が!あ、でも、ふと、踊り場で避けてくれた?
ということで、パシャリ!
この階段、延々、330段ぐらいあるそうで・・・。昔の人はエライですね。これ、当然、人力で運んだんですよね!この石段1個、一体何キロあるんだ!担いで登るなんて、信じられな~い。
ってことで、登りましたよ。 もう。きっついです。息が完全にアップアップです。
さっき、避けてくれた人、どこにいっちゃったんだろう? あれ、踊り場って、ここかあ?
ちょっと広場になっているけれど、誰もいないし、そもそも、何にも無いけどな~(変ですね。。。? トイレですか~?)
って、あんまり考える余裕は、実は無く、登り切るまで、超クライマーズ・ハイ状態かも~♪

到着!
旧天上寺跡です。なんでも、火災でぜ~んぶ焼け落ちたんだそうです。
あれ、小学生4~5年生ぐらいの帽子をかぶった男の子が走ってどこかに行っちゃいました。
まあ、いいやってことで、彼が走っていった方をパシャリ。
所謂、「跡」で、遊具が有るわけでもなんでもない・・・。どこへ隠れちゃったんだろう?
な~んにも、無い。基礎部分が僅かに残っているだけです。
ま、そんなことより、反対を向くと、灘・芦屋・西宮方面が一望できました!
ここで、しばし、休憩。
あと、ガイドブックを見ると、あと少し!って感じなんですが、実は、此処から先も、激しい登り!
あれ?さっきの小学生は、一人でどこへいっちゃったんだろう?って思っている余裕もないぐらいきつい!
でも、一瞬、どこからか、親子の会話が 聞こえました。さっきの男の子とパパかな?いつの間に、先に登っていったんだろう?
だんだん、山道が薄暗くなってきて、 あまり、ゆっくりしていられない状況。
(無謀ですね・・・)
もう、今更、戻るような距離ではなく、登り切るしかありません!森林浴コースと尾根コースの分岐があるのですが、どっちも距離がいっしょ。
少しでも明るそうな尾根コースを選択。
・・・・
10分ぐらい登ったのかな? 急になだらかになって、登り切った雰囲気・・・
天狗岩・・・ここの裏手が 山頂なんだそうです 702m!
お参りして、 ふ~。
ゴール!
あ、よくみると、山の陰が見え始めてましたね。やばかったけど、ギリセーフ。
汗びっしょりなのに、着替えがないという、これも、大失敗。
体を冷やさないように、まだ、太陽が出ているうちに、服を乾かしてしまいます!
(って、 恥ずかしい格好ではある・・・)
時計を見ると5時30分ぐらいでした。かなり、早足で登ったことになり、無計画だったことを反省しつつ、おにぎりを頬張ります。
あとは、日が暮れるのを、喫茶?で ひたすら 待ちま~ス!
すると・・・・丸く光るものが、ぽっこり 顔を出してます!
お!

これは、チェックしてませんでしたが、なんと、満月!
満月と1000万ドルの夜景のコラボ!
激闘の摩耶山登山となりましたが、感動の夜景となりました!
帰りは、ロープウェイとケーブルカーを乗り継いで、おります。が、実は、観光客が多くて、大行列! 30分以上並んで、臨時のロープウェイでおりました。
降りるときも、絶景を眺めながらの一時を過ごせました。
ケーブルカーは、線路がライトアップ!
夜の摩耶山は(ロープウェイでね) 最高ですよ!(≧∇≦)/