皆さんこんにちわ。
MICHELIN Primacy3(ST) 205/55R16 91W に履き換えてから
約1000kmを走りましたので、レビューをupします。
長文です~。(^O^)/
比較対象として、過去車(S124)+REGNO GR-9000と
現車(S204)+純正ライン装着のTURANZA ER300も取り上げました。
3タイヤの評価は下記の通りです。
私はコンフォート派なのでTURANZAは厳しい評価になっています。(笑)
又、TURANZAは、徹底したコストダウン版のライン装着ver,である事も
考慮してご覧下さい。
■直進安定性(★4.5)
Primacy3は特に高速域で素晴らしいです。
満点ではないのは、S124+GR-9000と比較すると若干劣る為、
マイナス0.5としましたが、これはタイヤの差というより、
S124とS204のシャーシ性能の差(124>越えられないカベ>204)と
見るべきかもしれません。
同じ車で比較すれば同点かもしれません。
ライン装着のTURANZA ER300は、
高速域では常にタイヤが左右に勝手に振られます。
その為、常にステアリングの微修正を強いられ、
リラックスした高速運転が出来ませんでした。
同じ症状の方はタイヤ交換をお勧めします~。
W/S204の高速直進性の頼りなさ(失礼!)は皆さんご指摘の通り
(大叔さんブログこちら)ですが、
私の場合は、Primacy3に履き換えて随分と良くなりました。
■運動性能(★4)
どの速度域でも不満を覚えることはありません。
ステアリングを切った分だけ素直に曲がって行きます。
峠道の下り坂の急カーブで、フロントのアウト側に車の荷重が大きくかかるシーンでも腰砕け感は全くなく、よく踏んばってくれます。
下り坂のコーナー途中で切り足しても挙動は乱れません。
マイナス1点はあくまでスポーツタイヤではない、という程度の意味です。
■乗り心地(★4.5)
低速域では、住宅地の道路工事を繰り返した様な凸凹路面は軽くいなして
いきます。
高速域でも、段差の角が取れたショックで不快感はありません。
総じて乗り心地は良いと思います。
マイナス0.5分は、S124のたっぷりしたサスストロークと
GR-9000の扁平率65と比較した分、不利な評価となっています。
同型車、同サイズで比較すれば、ほぼ互角かもしれません。
■路面インフォメーション(★5)
しっかりしたインフォメーションがあります。
逆に言うと荒れた路面ではそれなりの振動がステアリングに伝わります。
高速道でも、中央、東名、関越、東北道と
それぞれ舗装面の仕上げが違うのがはっきり判ります。
粘着テープの上を走っている様だ、との評価もあるようですが、
確かに特に低速域だと、ああ、このフィールの事かと思う事もあります。
でも私は気になりませんでした。
好みの程度の差ですが、路面インフォメーションとコンフォート性の
バランスはGR-9000が一枚上手かもしれません。
TURANZAはタイヤと路面の間に毛布でもあるかの様な手応えで
好きになれません。
■静粛性(★4.5)
街中の速度域ではGR-9000には僅かにおよびません。
特に荒れた路面ではGR-9000の方が静かです。
GR-9000は悪路と良路の差が少ないですね。
高速域でもGR-9000がわずかに優位です。
やはり静粛性はREGNOに一日の長がある様です。
その分マイナス0.5としました。
しかしながら絶対評価としては総じて静かなタイヤと言えるでしょう。
一部で風切り音の方が大きいとの評価もありますが、
それは言い過ぎだと思います。
サイズによってST(Silence Tune?)の表記があります。
■転がり抵抗(★5)
ハッキリと抵抗が低いのが体感できます。(Aランク)
アクセルオフしても、スーッと滑走して行きます。
従来のタイヤで表現すると、
アクセルオフと同時にギアをニュートラルに入れたかのように
減速しません。
従来より早めのアクセルオフが出来るので、
STOP&GOの多い街乗りでも燃費に効く気がします。
(実測してはいませんが。。。)
従来のタイヤと一線を画す性能がこの低転がり抵抗です。
(燃費に関しては後日up予定です。)
■燃費(★5)
※追記
2013年11月07日、レビュー2燃費(こちら)をup。
■横風時安定性(★5)
台風26号通過後の強風時の中、高速道で100km/h+αで走行しました。
(速度規制は勿論解除後。)
横風で車があおられても、しっかりとした当て舵があてられました。
横方向の剛性感がしっかりあり、高速での横風にもフラつく事なく、
安心感があります。
■耐摩耗性
まだ走行1000kmなので「?」としておきます。
※2020年12月追記
13,000kmの走行で2mmの摩耗です。
計算上、スリップサインが出るまで41,600kmのライフがあるという事になります。
一般的には5,000kmで1mm減るそうですので、耐摩耗性は高いと思われます。
(★5)とします。
ちなみにPrimacy3 STのTREADWARE(耐摩耗性能)は340です。
※詳細はブログ【タイヤ交換-1(Primacy3から4へ) 】を参照のこと。
■ウェット性能
雨天走行はあまりしてないので評価しませんが、ネット上の評判は上々のようですね。
※追記
土砂降りの高速道でも不安を覚える事はありません。
排水性が良いのが判ります。グリップ感も合格点。
(★5)とします。
■総合評価
総合的にバランスのとれた良いタイヤと言えます。
ミシュランのうたい文句、
「快適性と高速安定性を融合したアクティブコンフォートタイヤ」は
額面通り受けとっても良いのではないでしょうか。
ほぼ下記のプレス発表通りの印象です。
価格は都内実店舗で4本で税込み¥82,814(工賃、廃タイヤはサービス)でした。
もう少し安価になるとbetterですね。
1にも2にも静粛性と乗り心地優先の方はGR-9000の方が合っているかも
しれませんが、GR-9000はサイズがかなり限定されてきました。
後継のGR-XTは乗った事がありませんので判りません。
■プレス発表の抜粋
『Primacy 3は、「静かでゆったり」も「高速での爽快感」もどちらも譲れないというお客様のニーズにこたえる為に開発した、「アクティブコンフォート」と呼ばれる新たなコンセプトの次世代のコンフォートタイヤです。Primacyシリーズのコンフォート性能を継承しながら、高い次元の高速安定性やウェットグリップ力の向上を実現しました。』
(全文はこちら)
■日本ミシュランのプライマシー 3発表会
(全文はこちら)
■返金システム
2ヶ月間使用してみて、不満足ならタイヤ代・工賃を返金してもらえる
満足保証プログラム(こちら)があるので、
ミシュラン初体験の私も安心して購入できました。
他メーカーへの履き替えでも返金してくれるのは良心的です。
■備考
タイヤの組み込みはミシュランに慣れたSHOPを選んだ方が無難です。
私は国産メインのSHOPで組み込みましたが、一度目は高速シミーが出ました。
その後、同店でタイヤのバランスを測ったら、
左後輪の方が左前輪よりバランスが良かったので、前後を入れ替え、シミーは解消しました。
ミシュランの組み込みには多少コツ(裏ワザ?)が要るそうです。
又、S204は特にサスペンションセッティングが敏感で、シミーが出やすいそうです。
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タイヤの感じ方、考え方は人それぞれですので、勿論異論はあるかと思います。
長文・駄文お付き合い頂き有り難うございました。
以上、タイヤ選びのご参考になれば幸いです。\(^O^)/
※メモ
製造国…タイ、製造年…2013年14週