
師走になり皆様忙しい日々をお過ごしかと思います。
久しぶりに神事の独り言を少し(^^;
毎回言ってますが個人のブログの独り言ですんで、宗教的な考え違いのツッコミはナシでお願いしますm(_ _)m
多少の質問にはお応えできると思います。
お正月についてです。
おそらくどの地域でも、年末は神棚を掃除したり新調したり、神具など欠けている物があれば買いに走る等されることでしょう。
これは、お正月は年神様(としがみさま)が訪れ、一年の幸をもたらすとも昔からいわれているからで、各家庭では注連飾り(しめかざり)や門松(かどまつ)を立てて年神様をお迎えします。
年ごとの新しい生命の力をいただき、いつまでも変わらない世の平安をお祝いするのがお正月で、「おめでとう」と挨拶がかわされるんです。
ただざっくばらんに、新しい年が来たからめでたいんで「おめでとう」でも良いんですが、日本人ならそういう基本の精神があることをたまには考えてみましょう(^.^)
日本人と神道の関わりについては、長くなるので今回は省略します(^^;
注連飾りなどのお飾りですが、最近ではムードを高めるインテリアとしての効果のほうが大きいようですネ。
飾る時期は暮れの内にが原則です。
29日は「苦立て」、31日は「一夜飾り」になるといって忌む風習もあるので避け、28日か30日に飾るのが一般的です。
注連縄(しめなわ)は「なわばり」を表し、一本の縄が境界を示して立入禁止のしるしを表しています。
家の中に悪霊を入れず穢れをさり、無病息災、家内安全の願いを込めて飾ります。
これは注連飾りも同様だと思います、たぶん(;^_^A
注連縄は地方によっていろいろな種類があります。
だんだん細くなっているものを「大根注連」とか「ごぼう」と呼びますが、張る場合は神棚に向かって右に太い方がくるように張るのが一般的です。
そして、下に向かって左巻きに折った紙垂(しで)を、等間隔に挟み込みます。
鏡餅は神様へのお供えですので、注連飾りや輪飾りをおいた場所付近に一緒に供えます。
三宝(さんぽう)に乗せて半紙を十字に敷くなどの正式な作法はありますが、白いお皿や半紙を二つ折りにしただけでも良いと思います。
お供えした鏡餅は後で家族でいただきましょう。
神さまにお供えしたものは、「お下がり」と言って、神さまのお供えした食べ物をいただくことは、神さまのお力をいただくという意味がありますから。
普段放ったらかしにしておいて、困った時だけ神頼みでは通用しません。
宝くじ買って、ただ神棚に乗せておくより上記の事を実践した方が、当たる確率も変わりますよ・・・たぶん( ̄~ ̄)
最後に初詣など神社参拝での作法です。
できれば鳥居をくぐるまえに身だしなみを整えましょう。
まず浅く拝礼して鈴の紐を大きく振り、次にお賽銭を奉納して心を落ち着かせます。
そして二度深く拝礼し、次に二度拍手をします。
最後にもう一度深く拝礼します。
これを「二拝二拍手一拝」といいます。
神社での参拝だけでなく、家庭内の神棚でもこの作法が正式なものです。
ほとんどの方が二拍手した後目つむって合掌してますが、これは実は正式な作法じゃないんですねぇ!
でも合掌してしまうのは祈願する心の表れですから、まぁ良いんじゃないでしょうか(^^;
神社や神棚をお参りすることは、毎日の平穏な生活や家族の健康を祈り、感謝することにあると考えましょう。
これは仏事の先祖祀りにも共通する精神です。
以上
書き始めたらどんどん増えてキリがないですから、また時間があるときに書きます(;^_^A
Posted at 2006/12/18 15:03:43 | |
トラックバック(0) |
神事の独り言 | 日記