ヴィヴィオT-TOPが来てから間もなく3年、北は青森から南は福岡まで延べ35,000kmほど走りました。
この車の醍醐味は何といってもオープンに出来る事で、初めての土地で風を感じながら走るのは本当に楽しいです。。。が、そこは25年前のNA軽自動車。トルクバンドを維持して走ればそこそこ走りますが、外してしまうと加速してくれません。
郊外で、車の少ない道路でしたらトルクが乗ってくる回転数を維持することもそれほど苦にならないのですが、交通量も信号も多く、ストップ&ゴーの多い都内などでは「苦行」といってもいいくらいなものでした。(都内でNAヴィヴィオにのるならECVT推しです)
というわけで、スーパーチャージャー化をモンモンと考えてました。
載せ替えに当たって問題になるのは手間とコストです。プレオのエンジンはタマ数も価格的にも入手しやすいのですが、加工すべき点が多くなりそうで手間と載せ替えに係る費用が高額になる事が予想されます。ヴィヴィオのGX系エンジンという手もありますが、ほぼECVT車しかないのでミッション載せ替えで手間がかかりそうです。
ベース車の価格が多少高くても、載せ替え時の手間を考えるとRX-Rエンジン載せ替えがもっとも合理的そうです。
とはいえ、なかなか出物はなかったのですが8月にようやくベース車を入手し、いつものごとく先生に作業をお願いしました。本業とお母様の介護で大変なところウチのヴィヴィオ君の移植作業を行ってくれた先生には本当に感謝しています。
まずは、ベース車両からエンジンとハーネスを下します。
まずは、エンジン本体のリフレッシュです。
↓ヘッドカバーパッキン交換
それなりの状態ですが、スラッジでドロドロってことはなくてひと安心。
↓タイミングベルト&ウォーターポンプにこんな時しか出来ないホース交換
↓新品ベルトは気持ちいい♫
↓オルタとエアコンのコンプレッサーを外した裏にあるホースを交換します。こんな時でもないと交換できませんね(^^;;
↓そしてクランクシールの交換
↓カムシール交換
↓タイミングベルトカバーのパッキンに、オイルレベルゲージのOリングも交換です。
↓カム角センサーのOリングも交換
↓その他のホース類も交換し
↓お次はクラッチまわりです。というわけでご開帳♫
↓クラッチは社外品(エクセディ)を使用します。結構形状が違いますね。
↓インプットシャフトのシールも交換し
↓パイロットベアリングも。
↓ばっちかったクラッチケース内も
↓しっかりお掃除していただきました。ここはいつも通り「信頼のワコーズ」製AC13を使用してます(^^)
↓その他もろもろのショートパーツも交換し、プラグ交換して、リフレッシュ完了です!
↓今度はT-TOPからエンジンを降ろします。ハーネス類も全部引き直すので、内装部品は全部降ろします。NAエンジン君ありがとう!
↓エンジンを降ろしたところで、エンジンルーム内を高圧洗浄機で洗いクリア塗装をします。
↓いよいよ、新エンジン搭載です!
載せ替えに当たってはエンジンマウントなんかも交換しています(^^)
↓で、足回りなんかも組んでいきます。ドライブシャフトは長さとスプラインは一緒ですが太さが異なります。流用は可能かと思いますが乗り方によっては強度不足が問題になるかもしれません。
↓ハーネス&CPUについては、RX-Rのものを使用しましたが、一度バラシて痛んだカプラ等を交換、キーレス用のラインやRX-Rには無いリアウィンドウの開閉システム等を組み込んでいただきました。
↓ファイヤーウォールはエンジン音の遮音のためレジェトレックスを貼ります。
↓作成したハーネス類を引き直しつつ内装を組み上げていきます(^^)
↓インパネの配線も組み直し、内部にETCのアンテナやナビの電源配線もビルトイン
↓いよいよ終わりが見えてきました!!
↓オイルはやっぱり「信頼のワコーズ」で♫
エンジン換装完了です!!
ここから、また細かいところを詰めていきます。
ちなみにSC用ボンネットは着けません。これで羊の皮を被った柴犬が完成しました(^^)y
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2018/10/20 02:18:38