この週末はロードバイクのワイヤー交換をした。
先日EVAさんのブログで教えてもらったアウターの加工をやってみた。
実はすでにクロスバイクについてるワイヤーで1度実験済み。
これをカッターとニッパーで皮をむいて
こうする

この作業がチョーめんどっちぃ!!
さらにこの針金1本1本をニッパーでカット
この作業も結構めんどっちぃがだいぶ慣れた
で、できあがったアウターワイヤーがこれ

ちなみに左の黒いのがシフトケーブルセットのアウターOT-SP41
右のグレーのが近所の自転車で買ってきたシマノの測り売りのアウターケーブル
どちらも基本的には同じものだと思うが、黒のOT-SP41のほうが中のライナー(白いプラスチックのチューブ)が少し細い。たぶん2.1~2.2mmぐらい。
グレーの測り売りのほうが少し太くてたぶん2.4~2.5mmぐらい。
そして先日やってみたクロスバイクのアウターはシマノ製ではなくアリゲーターのアウターがついてます。
そのアリゲーターのアウターのライナーはダウンチューブについてるアジャスターボルトの穴を1個は通ったけど、もう1個は通らなかったので2.5mmのドリルで穴を拡張して通しました。ただ、この穴はたぶん2.4mmぐらいで簡単に拡張できました。
しかし、RFX8のダウンチューブのアジャスターボルト(下の写真)は

穴の径がRDのアジャスターボルトと同じく2mmぐらいしかなくライナーが通らないのでこちらも2.5mmのドリルで拡張。しかしこの作業がクロスバイクのものに比べてはるかに大変でした。
どうせドリルで穴を拡張するのならものはついでと、RDのアジャスターボルトの穴も拡張しました(下の写真は拡張前)

しかしここのボルトは横向きの力がかかるので穴を拡張してボルトの肉厚が薄くなると折れるかも知れないと思い、結局加工したボルトは使わずにノーマルのボルト(使っていないRD5600のボルトを拝借した)にノーズを装着して使うことにしました。
せっかくノーズを注文してまで買ったし。

装着した写真はありません。
そしてインナーケーブルはシマノとアリゲーターのステンレスワイヤーをいっぱい持っているにも関わらず、ネットで非常に評価が高かったBBBのBCB-10を使用。
(評価だけでなく、お値段も高い!)
お次はブレーキワイヤー
こちらは特別な加工はしませんが、アウターエンドキャップをノーズ付のものに換えた。
(これ1個¥300以上と結構いいお値段!)

インナーケーブルはシフトワイヤー同様BBBのBCB-20を使用。

このワイヤー結構高いんですが(¥800以上)、両端がロード用とMTB用になっているのでロードに使った残り半分をMTBにも使用可能なのでそういう意味ではコストパフォーマンスに優れている!?
ネットではテクトロのぜんぜん効かないブレーキをワイヤーをこれに替えただけで効くようになったとあったので半信半疑で試してみることにした。
あとは持っている整備本にアウターワイヤーの中にお気に入りのケミカルを入れよう、と書いてあったので、フィニッシュラインのドライテフロンルブとシリコンスプレーを古いワイヤーで試してみた。
そしてワイヤーを手で動かしてみると、ドライテフロンルブは違いが良くわからなかったが、シリコンスプレーは明らかに滑りが良くなったのでシリコンスプレーを使うことにした。ただ耐久性は甚だ疑問だが…
まとめると、
交換前
シフトアウター:シマノ(6年物)
シフトアウター(RD側):アリゲーター
シフトインナー(F):シマノステンレス(6年物)
シフトインナー(R):アリゲーターPTFE
ブレーキアウター:シマノSLR(6年物)
ブレーキアウター(サドルのとこ):アリゲーター
ブレーキインナー(F):シマノステンレス(6年物)
ブレーキインナー(R):ジャグワイヤースリックステンレス
う~ん、ごちゃまぜですな。
交換後
シフトアウター:シマノ
シフトインナー:BBB BCB-10
ブレーキアウター:シマノSLR
ブレーキインナー(F):シマノ(6年物)
ブレーキインナー(R):BBB BCB-20
ブレーキインナーって太いうえにほとんど痛みがない感じなので半永久的に使えそう…
まとめると手を加えた箇所は

上記写真の青丸の箇所を前述のシフトアウター加工してアウターエンドキャップをプラスチック製からブレーキ用の金属の物に替えた(穴が大きくなって抵抗が減るのと、グニャっとした感覚がカチっとした感覚に変わる効果を期待して)。
ピンクの丸の箇所にノーズを入れた。
黄色の丸の箇所をノーズ付アウターエンドキャップに替えた。
更にブレーキアウターにはシリコンスプレーをした。
まだ実走していないのでなんとも言えないが、ローラー台で少し回した感想はシフトのワインドアップは少し速くなったかな?という程度。リリースに関しては当然違いなし。
ブレーキのスムーズさについては変化を実感できませんが、実際にブレーキをかけたときのタッチについては試していないのでわかりません。
実走していないので結論は出せませんが、かけたコストと労力の割には見返りはかなり低いような…
ワイヤーについて思うことは、シマノのシフトアウターにはグリースが封入されているのにブレーキアウターにはないのはなぜだろう?
そしてそのグリースは逆に抵抗にならないのだろうか?もちろんメーカーでテストして良かったからやってるんだろうけど、それなら潤滑剤としての効果があるんだろうか?ちなみにアリゲーターのシフトアウターにはグリースは入っていない。
あとインナーワイヤーには
・普通のステンレスワイヤー
・スリックステンレスワイヤー
・PTFEコートステンレス
・スリック+PTFEコートステンレス
と主に4種類あるが(スチール製は論外)これらの違いって使ってわかるもんだろうか?
わたしは今まで使った上記のシフトやブレーキでのワイヤーの違いによる使用感の違いは体感できなかった。
ただ、シマノ純正のワイヤーは切断面がほつけやすい…
ブレーキアウターはシマノはロード用のSLRとMTB用のM-Systemがあるが、これらの違いもどうなんだろう?と思う。
一応謳い文句はSLRはハンドルバーで握ってもつぶれないように固く、M-Systemはハンドル操作の妨げにならないように柔らかくといった感じだったように記憶しているが、その硬さの差は微々たるもののような感じでどちらのワイヤーをどちらバイクに使用したとしても問題なんて起きないだろうし違いなんてわからないように思う。