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くろまめたろうのブログ一覧

2016年10月11日 イイね!

奴隷制

奴隷制奴隷制は、有史以来あまねく存在したが、時代的・地域的にその現われ方は複雑かつ多様であった。抽象的にいえば生産力発達が他人の剰余労働搾取を可能とした段階以降の現象であり、始原的には共同体間に発生する戦争捕虜、被征服民に対する略奪・身分格下げ、共同体内部の階層分化、成員の処罰や売却、債務不払いなどが供給源であった。

古くから一般に家長権のもとに家族の構成部分として家内労働に使役されたが(家父長制奴隷)、古代ギリシア、古代ローマ、カルタゴや近世のアメリカ大陸などでは、プランテーション、鉱山業などの生産労働に私的、公的に大規模に使役された(労働奴隷)。奴隷制は自前の奴隷補給が困難であったため、古来より戦争による奴隷供給と奴隷商業の発達を不可欠とした。ローマ帝国ではパクス・ロマーナによる戦争奴隷の枯渇により、コロナートゥス(農奴制)への移行の一因となったともされる。

熱帯・亜熱帯でのゴム・煙草・砂糖などのプランテーション農業や鉱山など、一次産品における労働では、労働者が生産物の直接的消費者とならないため、私有財産を持たない奴隷は効率的であった。しかし、二次産品以降の工場労働者は、製品の消費者となり得るため、賃金労働が進められた。国の工業化が進むと、内需拡大策の一つとして、一次産品の労働者についても賃金労働が推し進められた(大土地所有制は維持される)。また、大土地所有制を否定し、農地改革をすることで農民の収入増を実現し、賃金労働農民を作らない政策を行った国も存在する。
[https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/c/cd/Boulanger_Gustave_Clarence_Rudolphe_The_Slave_Market.jpg/350px-Boulanger_Gustave_Clarence_Rudolphe_The_Slave_Market.jpg]
Posted at 2016/10/11 10:21:55 | コメント(0) | トラックバック(0) | モブログ
2016年10月11日 イイね!

ジャマイカ事件

ジャマイカ事件ジャマイカ事件は、1865年10月11日、ジャマイカ東部のセント・トーマス教区で、ポール・ボーグルが200人から300人の男女の黒人を率いてモラント・ベイの市街へ乱入した事件。この反乱事件は後にモラント湾の暴動(ジャマイカ事件)として知られるようになる。この暴動とその影響はジャマイカ史における主要なターニング・ポイントとなっただけでなく、イギリス本土での大論争を引き起こした。現在でもこの暴動は議論の的となっており、黒人や植民地研究の専門家によってしばしば言及されている。
英領西インド諸島での奴隷解放運動の高まりによって、ジャマイカでの奴隷制は1834年に終結していた。そのため、文書の上ではかつての奴隷達も選挙権を得ていた。しかし、ほとんどの黒人はいまだに極貧の生活をしており、高額の投票費用によって事実上参政権から締め出されていた。1864年の選挙において黒人と白人の人口比は32対1であったが、436000人の人口の中でわずか2000人以下が投票権を持っており、そのほとんどが白人であったのである。1865年に先行した2年間にわたる日照りはかつての奴隷層にとってさらに経済的状況を悪化させ、白人農業主たちが奴隷制の維持を企図している、という風説が流布し始めていた。
Posted at 2016/10/11 10:20:14 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

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