幼児向け図鑑に「戦車」は不適切？

JCASTニュースより
幼児向け図鑑に「戦車」は不適切？　講談社「はたらくくるま」増刷中止に疑問の声も
　幼児向け乗り物図鑑『はたらくくるま』に戦車などを載せたのは不適切だったと講談社が増刷中止を発表したことに、ネット上で様々な意見が出ている。(以下略)


　読者から指摘や問い合わせがあり、検討した結果だそうで。問い合わせがどのくらいあったのやら。

　そういえば、40年以上前、学研からだったか「自動車・船」という図鑑が出版されていて、そこには軍艦の項目があった。空母「翔鶴」や「エセックス」が図解されていた記憶がある。20年ほど前、改訂版が売られていたので懐かしくなって見てみたら、なんと「軍艦」の項目自体が消えていた。これも同じようないきさつだったのだろうか。

　くるまじゃないけど先日イージス艦「みょうこう」の艦内公開は親子連れで大盛況。同時に展示されていた自衛隊の車輌には子供たちが興味津々で乗っていた。

　戦争に使うものなので、幼児向けということから気持ちはわからないでもないが、実際あるものを、臭いものにはふた、でよいのか？どうせなら一緒に読んで思うことを話してやればいいことでは？


　もう一つ思い出したことがある。小学〇年生（失念）に短い読み物があった。

　軍艦に興味のある子が学校でそれに関する本を見ていたら、担任の女の先生が昔の恋人が戦争で軍艦に乗っていて亡くなったという話をしてくれた。（特に見るのをやめろと言ったわけではない）。その子はその話を聞いて、徐々に軍艦に対する興味が薄れていった。

　というもの。私ならその話で軍艦そのものより当時の時代背景にいっそう興味を持つと思うが（実際それに近い）。今もこの話を覚えているのは、そんなことで興味は薄れないという反発からだろうか。当時の小中学生向けの雑誌はこんなもんであふれていた。