2014年08月23日
AT-RX28
本日、いつもお世話になっているショップにお願いしていた、テクニカの新型RCAケーブルの試聴品を借りてきました。・・・購入してはいません。
んで、実物を見た感じの印象はシンプルですが、プラグの仕上げもしっかりしている感じですかね。
決して、高級品というケーブルではありません。価格相応という仕立てだと思います。
今回の試聴は車のシステムではなく、自宅で普段使用している「DAC→アンプ」間に接続して行いました。通常、ここではAETのケーブルを使用していますので、それとの比較に近いレビューになるかと思います。皆様のシステム全てにおいて同様の結果になる訳ではないので、先に断っておきます。
まず、良い点から申し上げると・・・・・・・・・・・、個人的には今までのテクニカ製品の中(限定品も含めて)では、PCOCC特有の高音域の癖も落ち着き、一番安心して聞けますね。でもなんだろ、長時間は厳しいかもしれません(^_^;)。
ソフトにもよりますが、全ての音が前へ前へと迫る感じがして、勢いがあると言えば良いイメージでしょうが、奥行きや横方向への広がり感はあまり無く自然なステージングにならず、違和感を感じることがしばしば・・・・・・。
繊細に鳴って欲しいところが、音の消え際まで自己主張する感があります。
ただ、他のハイエンド・ケーブルに比べ、情報量や解像度が甘いにしても一つ一つの音の芯はしっかりしているので、音圧カスタム派には人気があるかもしれませんね。価格も安価なので大量投入もできますしね。
音色については、複数の異種導体を使用することによる、それぞれの導体ごとの音色が重なり、あたかも情報量が増えたと錯覚してしまう表現が見られることがあります。これは他の同様の構造を持つケーブルメーカーの製品にも言えることですが・・・。それも前回の限定品よりは落ち着いて聞きやすくはなっていますけれど。ブラインドテストでも、メーカーが特定できそうな気がします(笑)
その影響か良い意味で音に厚みが増して、聴き応えがあるような気がします。DACの性能不足でPCオーディオの音がスカスカのシステムには、良い効果が期待できそうです。
・・・・・・・・・正直、DSDやハイレゾ音源の再生に欠かせない、曲中の無音状態での空気感や気配などの表現については、まだまだ曖昧な部分があるのも事実です。また、ボーカルの瑞々しさや艶などもドライな感じになり、物足りない感じがします。
上記の内容は、重ね々になりますがあくまでもAETケーブルとの比較によるもので、かなりの価格差がありますし、それを考慮しハイエンド並みの性能を求めなければ、幅広いジャンルで無難に使えるケーブルかと思います。ただ、まだエージング中期なので今後多少化ける可能性はありますが・・・。
しばらく借りられるので、印象が変わることがあれば、改めてレビューをしたいと思います。
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Posted at
2014/08/23 21:51:41
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