パワーＭＯＳＦＥＴ（電界効果トランジスタ）の使い方

久しぶりに取り出してみると，きれ～に忘れてたので，自分の忘備録として

最初に断っておきますが，ワタクシ電子回路のド素人です
オームの法則もわかってません(^_^)v

画像は２ＳＫ２２３２というＦＥＴです

ピンは画像上（左）から
Ｇ（ゲート）　　Ｄ（ドレイン）　　Ｓ（ソース）
と呼びます
これは何に使えるのかというと，電子リレーとして使います
絶対最大定格（これ以上は絶対壊れる！）は
■ＶＤＳＳ：６０Ｖ（ドレイン＝ソース間の最大電圧，車は１２Ｖｏｒ２４Ｖなので気にする必要なし）
■ＩＤ：２５Ａ　パルス：１００Ａ（ドレインに入る最大電流）
■ＰＤ：３５Ｗ（使える最大電流）
■ＲＤＳ：３６ｍΩ（ドレイン＝ソース間の抵抗，これで発熱する）
となってます。１２Ｖ車だと，余裕を持って２Ａくらいの電装品を短時間で使うのが限界でしょう。それでも，相当発熱するんじゃないかな？知らないけど(^_^;)

追記

修正します
＞１２Ｖ車だと，余裕を持って２Ａくらいの電装品を短時間で使うのが限界でしょう。
５Ａ程度（放熱の問題をクリアできればもう少し）の電流をスイッチできます
（仕様表を見間違えていましたm(_ _)m）

前回http://minkara.carview.co.jp/userid/1969256/car/1511015/2825080/note.aspxは忘れてくださいm(_ _)m

このように
Ｇ（ゲート）に電圧（５Ｖ）くらいを加えると，Ｄ（ドレイン），Ｓ（ソース）間が通じて電流が流れます

エーモンでいう，４極リレーと同じ働きです。

図のようにスイッチを入れて，Ｇに電圧を掛けるとＤ＝Ｓ間が通じてＬＥＤが光ります

図の抵抗は，スイッチオフの時に「スパッ」とスイッチが切れるために必要なモノです

抵抗値にあまりこだわる必要はありませんが，あまりに高いと「じわ～っ」とスイッチが切れます。逆に低いと無駄に電気が流れる（と思います）

こちらは，２ＳＪ３３４というＦＥＴです
２ＳＫとは，特性がすべて逆になります

使える電流は，２ＳＫ２２３２とほぼ同じと考えてイイと思います
（恐くて定格ギリギリでは使えません）

基本的な使い方は，こんな感じです
すべて逆なので，２ＳＫはプラス電圧を掛けるとＤ＝Ｓ間が導通して，２ＳＪはプラス電圧をかけると切れます

もうひとつ，２ＳＫはＤ→Ｓに向かって電流が流れますが，２ＳＪは逆のＳ→Ｄ方向です

スイッチを入れて，ゲートをアースにつなげると，ＦＥＴのＳ→Ｄ間がつながって，ＬＥＤが点灯します

１２Ｖがかかっていると電流は流れません

これ，室内灯のしくみと同じです
室内灯はドアに仕込まれているスイッチが入ると，アースにつながって，点灯するしくみです

というわけで，例えばＧ（ゲート）のほうに，ＢＣＭからのドア信号，Ｓ（ソース）のほうに，常時電源をつなげば，ドアオープンで，電装品（サイレン）を鳴らすという動作ができます