BMWのテレビCM、イヤー賞に輝く
ビー・エム・ダブリューは、同社の主力モデルのひとつ、BMW3シリーズ用に制作したテレビCMが、第15回ブランド・オブ・ザ・イヤー2006にて、輸入車で唯一、“Winner of Branding GP”部門の売上に貢献し続けた“定番ブランド”の計12傑のうちのひとつに選ばれたと発表した。
第15回ブランド・オブ・ザ・イヤー2006は、CM総合研究所・CM DATABANK・月刊CM INDEXが主催するもので、2005年11月から2006年10月までに東京キー5局で放映されたテレビCM全9616銘柄、2020社から選出された。
Winner of Branding GP部門の売上に貢献し続けた“定番ブランド”は、情報、商品、流通のすべてにおいて消費者マインド獲得に成功したブランドに対して認定・表彰されるもので、今回表彰されたBMW3シリーズ用テレビCM“クルミ割りカラス篇”は、BMWジャパンのマーケティング・ディビジョンが、日本市場向けに事前調査を実施して制作した、日本独自CM。
CMの大まかなストーリーは、山間のヘヤピンカーブをダイナミックに駆け上がる1台のBMW3シリーズを、上空を旋回する一羽のカラスがこのシーンを目撃するところから始まる。カラスは、クルミの殻を割らせようとBMW3シリーズに先回りして、カーブにクルミをひとつ置く。しかしハイスピードでコーナーを次々にクリアするドライバーは路上のクルミに気づくと、余裕の笑みを浮かべながらクイックなステアリングさばきでさらりとクルミをかわしす。心地よいエキゾーストノートを響かせ走り去るBMW3シリーズと羽をばたつかせて悔しがるカラスという、対照的な構図が痛快に描かれるテレビ広告となっている。
“クルミ割りカラス篇”
良いですね。あのCM好きです。
でも、あのCMを理解するためには、
あらかじめ
「カラスは道路上にクルミを置いて殻をクルマのタイヤで割らせる習性がある」
という前知識がなければ、
何の事やらわからないという人もいるかも知れませんね。
ドイツ本国では、VWもこの手のCMが得意なんですが、
日本のVWのCMは日本の他のCMと同じような、
視覚的な物が多くてイマイチです。
でも、このBMWのCMのように、
見る人の思考能力に頼るものは、
下手するとぜんぜん印象に残らない駄目CMになってしまう危険もあるので、
そういう意味では、本国と同じCMを流すBMWは、
かなり冒険だと思います。
ちなみに、VWのドイツ本国のCMのひとつを例に挙げると、
最近金融のレイクが「レ」、「レ」と、チェック項目に「∠」を入れて、
それを「レイク」の「レ」に見立ててるCMをやってますが、
あれは、そもそもVWがやってたCMです。
自社のクルマのチェック項目をずっと「V」、「V」と入れていって、
最後までチェックしたあと、もう一度最初からVに重ねてまた「V」、「V」と入れていき、
気が付くと、その重なった「V」が、VWのロゴになるという、
「ダブルチェック」というCMがありました。
。。。って文章で書くとわかりにくいですね(汗)
CMの画像が入手できないので、
上記写真のイメージを作ってみました。
もちろん、CMではドイツ語なんですが、
こんな感じです。
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Posted at
2006/12/13 16:27:37