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最近、毎日のようにニュースで入ってくるこの話題。

そう、八ツ場ダムの建設問題。

実は昨年１０月から半年間、仕事の関係で八ツ場ダム工事事務所へ何度と

足を運んでいたアオでございますが、まさか政権交代してこんなに注目を浴びる

こととなるとは想像がつきませんでした。

ダム建設に伴い、八ツ場ダムにおいては様々な工事が進められてきました。

ほんの一部ですが、たとえば...

①水没するＪＲ線の架け替え工事
②水没する国道の高架工事
③②に伴うトンネル工事
④ダムの本体工事のための工事車両専用トンネル工事
⑤水没地区住民の代替用地工事

地元の人も大変なご苦労をされて来たに違いありませんが、工事事務所の方々も
最終段階に来て困惑しているでしょう。

工事用地を確保するための用地交渉では地元住民のほかにも県外各地にいる
地権者との交渉もあったことでしょう。

地元の方、工事関係者の方の事を考えると「ここまで来て中止なの？」と感じる
部分もありますが、...

個人的には...

「本当に必要なものだったのか？」と感じます。

当初は下流域の災害対策のために建設計画が持ち上がったわけですが、...。

それから今日まで半世紀。

本当に下流の災害対策として必要ならば、もっと早く建設するべきだっただろうし、
群馬から過去総理大臣が数名誕生していながらも未だに完成していないという事実に
対してもダムの必要性を疑います。

これから紅葉の季節。

秋の吾妻峡は本当に良い所です。

でも、残念なのが狭い国道を砂煙をあげて頻繁に通過するダンプの姿。
それから、日増しに変わっていく掛け替え道路工事による人工的な景観の変化。

最良の方向で決着がつくと良いと思いますが、半世紀の歴史があるだけに
そう簡単ではないでしょうね。

ところで、ダム建設中止によるメリットって具体的にどれほどの数値なんでしょうか？
無駄無駄と言いながらも、どこがどう無駄なのかが見えて来ないのは私だけでしょうか...。