
こんな雑誌を見かけたんで即買い。
ステレオ時代neoと呼ばれるムック本。
7,80年代のオーディオブームの回顧本と言った所。
この号ではヤマハのスピーカー、NS1000M の特集。
発行元は「モーターファン」など扱った株式会社三栄
1974年から途中マイチェンなしで23年間発売され
20万本のロングセラー、価格は108000円(1本)~
詳しくは検索してね✨
このスピーカーはスウェーデン国営放送局の
モニタースピーカーとして採用されて
当時タンノイ、JBL等の後塵を拝してた
国産スピーカーが陽の目を浴びました。
記事を読むとヤマハが直接売り込みに行ったのではなく
現地の販社が勝手にモニタースピーカーの選定に提供し
1000本単位の発注により発覚したそうです。
このスピーカーのデザインはGKデザイン。
ああ、なるほどヤマハだからか❗
当時のスピーカーは木目調が主流だったんで
黒のキャビネットと銀のフランジのコントラストは
他社でも真似されました。
…と言う話は置いといて。
20歳足らずの頃、家電店バイトしてた頃
この NS1000Mの納品に赴きました。
なんせウチにあったヤマハのシステムコンポが
一式18万円(カセットデッキ別)だったんで、
スピーカー2本だけで20万円超えなんてとんでもない話です。
☝️いや、1000Mの箱もっと大きいし(笑)
お客さん宅の玄関で二個開梱し
裸のままスピーカーを抱えて
居間までダッシュで一本目。
ちなみに一本31kgあります。
さらにもう一本抱えてダッシュしてたら
手から滑り落ちて前面バッフルが床に強打❗
起こしてみると…
スコーカーのネット凹んでるやん❗
このお客さんは視覚障がい者で
凹んだ状況を説明するにも手で触ってもらうしかない。
「あ~凹んでるねェ」
淡々とした口調だったが
かえってヤバさ倍増でしたね。
店に帰り上司に事情話して
「なんであわてて運ぶんや❗」と一喝され
その後展示品の1000Mのスコーカーを抜き取り
凹んだお客さんのと交換。
いや、あの時はホント申し訳なかったです🙏
Posted at 2024/01/27 20:26:23 | |
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修羅場 | 日記