2009年04月10日
昨年夏に修理したVANOS部分からオイル漏れ
分解してみるとソレノイド部分のOリングのうち大きい方が擦り減っています
蓋の部分にガスケットがありますが本来Oリング部分できちんとオイルを抑えることが出来ていればガスケットまでオイルは廻らなはず
ではなぜOリングが擦り減るかを機械屋さんに確認するとOリングが入る溝とOリングの厚みのバランスが悪いのではないかとのこと
要はBMW純正のOリングの厚みが足らないか、リングの入る溝の幅が広過ぎてソレノイドが前後方向に移動して擦り減るのでは?
実際にBMW純正Oリングを装着した状態では溝の隙間が理想値よりも広い模様
ではダメ元でOリングメーカーに0.2ミリ外径の大きなOリングを発注
(工業規格の商品なんで純正品に比べて格安)
内径は元のままなのでソレノイドの溝にはすんなり入りますがVANOSケース部分には本来入らないはずとのプロのアドバイスでしたが…
(外径0.2ミリ大きなOリングが入ること事態設計不良とのこと)
シリコンスプレーを塗布して…
あっさり挿入成功
試乗~全開でも問題ありません
なぜBMWがあのようなOリングを設定したかはわかりませんが機械屋さんや加工屋さんが言うには全然ダメな設定らしいです
今後長期に渡ってテストしないと結果はでませんがこの部分のオイル滲み苦労してる方も多そうなんできっちりと観察するつもりです
今回仕入れた部品は耐油120℃のOリングでしたので機会をみて蒸気用のOリング240℃に交換する予定
Posted at 2009/04/10 19:21:38 | |
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