梅雨の真っただ中。
ですが、昨日、今日と、太陽さんが顔を見せてくれています。
太陽さんがいると、暑くて暑くて、昼休みも「ボ~ッ」としていたのですが、
あっ、そうだ。ボディの色を測ってみようかな?と突然思いつき、
実験台の上にあった色差計を持って、駐車場に。
ピッ、ピッ、ピッと測ってみました。
使った色差計は、コニカミノルタの「CR-400」です。
パール塗色を測定するには全く適していません(^_^;)
本当は、いろいろな角度から測れて、光源も変えられるものでないと。。。
「X-Rite」とか「BYK-mac」とか。
それでもパールやメタリックの評価はむずかしく、最後は「人間の目」が一番なのですが。
まぁ~、
お遊び測定です。
ボディと樹脂パーツの色味の違いぐらいは測れるのでは?と。
●条件
〇コニカミノルタ「CR400」使用
〇納車から8か月。青空駐車。スーパーピカピカレインとシュアラスターゼロウォーターかけてます。
〇ボディは洗車済ですが、測色部を、濡れタオル+マイクロファイバーで拭き取り後に測色。
〇1測定で3回の平均が出ます。数センチずらして再測定。なので、6回測定の平均値です(2か所の誤差はほとんどないことを確認)
●測定箇所
●測色結果(L*, a* ,b*表示)
L値:明度 色の明るさを表わします。
a値:値がプラス側ほど「赤」、マイナス側ほど「緑」
b値:値がプラス側ほど「黄」、マイナス側ほど「青」
数値が大きくなるに従って色あざやかになり、小さくなるに従ってくすんだ色になります。
a値とb値をグラフにプロットしてみます。原点は左上になります。
全体的にb値がマイナス側。ということは青みってこと。サテンホワイトは「黄味」って言われているのに。。。人間の目には青くないと「純白」に見えないってことですね。とはいえ、白=値がとても小さいので青み、黄味と言っても。。。あくまでも測色の値としては。です。
Fバンパーサイド③のb値が大きいのが気になります。同じFバンパー上部①は他の箇所と近いb値なのに。やはりパールの配向とかの影響なのでしょうか?
噂では黄変するといわれている「AVESTのミラーウインカー」⑤もb値はマイナス側。より青みってこと。これから太陽光が強くなる季節になりますが、どうなることやら。
モデリスタのリアスパッツ⑬が一番外れてますね。③と同じ傾向?⑬はL値も一番違う(低い)です。
それに比べるとTRDのサイドスカート⑫は健闘しているかな。
全体を見ると、意外と色が合ってますね。日頃、仕事で色合わせで苦労しているので、「日本車」ってすごい品質だな~と。
次に、ボンネットの色をスタンダードにして、それぞれの箇所の色差ΔEを出してみます。
ΔE=〔(ΔL*)2+(Δa*)2+(Δb*)2〕1/2で計算します。
数値が大きいほど色差が大きいことを表わします。
モデリスタリアスパッツ⑬はL値が小さいですね。くすんでいるということ?
その影響もあり、ΔEが4超えています。パール顔料の配向が悪くて低いのかな?
それ以外にも⑫TRDサイドスカート、⑤ドアミラー、③Fバンパー横はL値が低いですね。Rバンパーも若干低いし。樹脂システムの影響もあるのかな?
とはいえ、白なので、L値は80以上と大きい。その中の4ぐらいの違いですので、値ほどは色差は感じないと思いますが。
⑬モデリスタ リアスパッツはb値が高いので、早くも黄変だったりして。
これは、
あくまでもパール塗装の評価には適さない「CR-400」の結果です。
一番色が違いそうな、モデリスタのリアスパッツも目視では色差は目立ちません。パーツの境目に線(モールやデザイン上)があるので、目立ちにくいのもありますし。
同じ面である、ボンネットとFバンパーやリアフェンダーとRバンパーも、色差計の値はこの程度です。
やっぱり、パール塗色を評価するのは難しいですね。
次回は測定しやすい内装を測ってみます。ダッシュボードとドア部の黒味が若干違うような。。。
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色 | クルマ
Posted at
2014/07/02 22:14:12