2013年12月16日
うちの家族では毎日のようにじゃんけん大会が開催されます。
参加者は自分と妻と娘(3歳)の3人。
争う景品は、お菓子とか、ケーキとか、そんなものです。
なぜじゃんけん大会なのか?
これは妻が始めました。
娘に我慢することを覚えさせるためだそうです。
娘は今のところ1人っ子です。
自分と妻の年齢とか考えると、このまま1人っ子の可能性が高いです。
1人っ子だと、わがままになるとか、我慢できないとか、そんなことを良く聞きます。実際、自分の娘に対しても言われますね。
確かに、自分は甘やかしていると思うし、反省はしているのですが。。。
ちなみに、自分には姉が、妻には弟がいて、どちらも1人っ子ではないです。
あっ、自分は1人っ子ではないのに、我慢できないぞ(汗)
妻は、我慢を覚えさせることに対しては、徹底しています。尊敬します。
買い物に行った時に、お菓子を買ってあげるにしても、必ず「1個」。
娘は、時には10分以上お菓子売り場で悩むこともあります。両手に一つずつ持って、一つを棚に戻し、やっぱりそれを手に取り、違うほうを棚に戻して。。。その繰り返し。痛々しいほど悩んでいます。
そんな時に、自分は「じゃぁ、今回は両方買っていいよ」とか言っちゃうのですが、妻は絶対に「1個」に決めさせます。どんなに時間が掛かろうが。
ですので、おばあちゃんとかと買い物に行った時でも、自分から必ず「1個」だけ選ぶようになり、たくさん買ってあげたいおばあちゃんとかは寂しいそうです。
さて、じゃんけん大会。
基本的に商品は3個用意します。そして、勝った順から好きなものを選びます。
例えば、朝食で。ヤクルト2本とジョア1本。娘はジョアが好きです。
で、じゃんけんで負けてジョアが飲めないと、涙を流しながら我慢します。
自分はもともとヤクルトのほうが好きなので、勝ったとしてもヤクルトを選びますが、妻は勝ったら、必ずジョアを選びます。娘が好きなものをあえて。
また、ものが1個しかない場合。
例えば、ケーキが1個。これは、勝った人だけが食べられます。
自分が勝った場合、娘が可哀そうで食べられません。なので「おなかいっぱいだから明日食べよ~う」と冷蔵庫にしまい、次の日に再度じゃんけん大会の景品にします。
しかし、妻は違う。勝ったら娘の前で一人で食べます。すげー。自分にはできない。
そして、時々、娘に一口、半分と分けてあげるのです。我慢とともに、感謝の気持ち、うれしい気持ちを覚えさせるそうです。
しかし、娘はまだ3歳。
「自分のものは自分のもの」
「人のものも自分のもの」
です。
まぁ子供ですし、これが人間に備わっている性質でしょうし。
しかし、昨日のじゃんけん大会で、そんな娘の成長を見ました。
昨日の景品はロッテのチョコパイ5個。妻が会社からもらってきたものです。
5個ということで、ルールを少し変えてみました。
1個ずつ、ジャンケンで勝った1人だけがもらえるように。
なので、ひとりで5個の可能性も、また1個ももらえない可能性も。
どんな結果になるか分からないが、我慢とか、感謝とか、娘の反応を見たくて。
で、結果は、
娘4個。
妻1個。
自分0個。
あちゃ~。こんなはずでは。
と、ここで、娘の口から思いがけない言葉が。
「お父さん、1個もないから、1個あげる」
「お母さんにも1個あげる」
これで、娘が2個。妻が2個。自分が1個。
初めて娘が自分から、相手に分けてあげると言い出した。
すげー感動した。ちゃんと成長している。。。
こんなこと、他の子供には普通のことなのかな?ただの親バカか?
なんでもいいや。涙が出るほどうれしかった。
お母さんが2個で、なんで自分だけ1個なんだよ。と一瞬でも思ったお父さんは、3歳児以下ですね。反省。
Posted at 2013/12/16 19:36:12 | |
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