997前期エンジンについて

2023／5に豊田市にあるポルシェに詳しいショップで教えていただいた備忘録です。
ポルシェの水冷化は排気ガス規制の流れに沿った対応で、利益率を上げる方針のもと日本のある会社から原価低減の手法を学んだ。その結果カレラ系以下のエンジンは伝統のドライサンプを捨て、シリンダーブロッククローズデッキからオープンへ、鍛造から鋳造ピストン化、シリンダー表面処理コストダウンなどに手が入リ利益率が上がった。役付エンジンは空冷時代の設計が踏襲され耐久性は犠牲にならなかったとの事です。その結果私の997前期カレラSは右バンクの潤滑不足、シリンダー剛性不足による変形、ピストン剛性不足による変形、シリンダー表面処理コストダウンによる耐力低下が要因となりピストン首振りしシリンダー壁と接触しタンタン音が発生した　ようです。