
とうとうこの日が来てしまった。最終日です。
北海道で雪原の鶴を見たいというのは遠い昔、池中源太80キロというドラマを見てからずっと思ってました。当時はどうか知らないけど、今は観光バスが訪れる定番スポットであること、近くに寄って見ることが出来ないこと分かっていますが、それでも行ってみたい長年の夢でもあります。
どこに行けば会えるのか?。いろいろ調べて鶴見台、伊藤サンクチュアリ、阿寒国際ツルセンターの三大給餌地は素人がいけそうな感じ、あとはねぐらである音羽橋というのがあるが、これはどこにあるのか良く分からない。それだけの情報をもとに行動開始です。
まずは鶴見台、これは夏に一回行ったことがあり、冬はここにツルが来るのかなんて思いながらたたずんでいると、おばちゃんが「どこから来たの?」と声をかけてきました。「今もそこにいるよ。幼鳥だけどね。」、ああ確かにいた。ここから遠いなあ。「冬は大人の鳥がいっぱい来るよ。またおいで。」、簡単に言うなよ。
声をかけてくれたおばちゃんは後で調べてみる昔からここで給餌をやっている有名な方。
そして本日朝8時。おばちゃん来たよ。けたたましい鳴き声が聞こえるのでいそんで覗いてみると、あれ、白鳥じゃないか。話が違うよ。でもよくよく見ると、いたいた。でもたった2匹かよ。しばらく待って3匹に。ちなみに見学者は自分ひとり。

他も同じなのか確認するために、伊藤サンクチュアリに行きました。駐車場から目的地に向かうと、多くのクルマが路駐していて、巨砲レンズを持った方々が埋めつくしていました。
いたいた。全景は写ってないけどこの5倍はいます。

9時には給餌が始まりました。タンチョウヅルはそれに飛びついたりせず、
遠くに退避しています。白鳥とは違うんだね。
楽しくて1時間はいました。さすがに足元が冷たくなったのでいったん退散し
音羽橋を探してみよう。
ネットで検索して音羽橋の住所は分かったけどこの住所、範囲が広すぎる。川もいっぱいあるし、橋も複数ある。カーナビで適当にエイと登録し、行ってみたらそこが音羽橋でした。駐車場完備、さすがです。
ねぐらにまだいるね。あっ、片足立ちしてます。この格好で寝てるんだって。
近くにシカもいました。こっちを見つめています。
ツルは夕方に大挙してねぐらに帰るらしいので、そのときを狙ってまた来ることとして、次は阿寒のツルセンター。調べてみると給餌は2時でオジロワシとツルの餌をとりまく戦いが見られるらしいので、それまで時間つぶしかな。
天気が良いので、昔行って景色に感動した美幌峠に行ってみようと思い立ち出発。途中鶴見台の脇を通るとツルがものすごい数。寄ってみようかと思うが、観光バスが数台駐車、そして人もすごい。おばちゃん正しかったよ。でもあれじゃあ。また来るよ。
そして1時間強で美幌峠に到着。絶景かな。調べてなかったのでよく分かりませんが、島の左手にあるのが硫黄山かな。そうなるとその向こうは摩周湖・・・・。行きたいけど給餌の時間にいけなくなるので断念。
そして名物のいもフライを昼飯代わりにして、阿寒へ大返しです。
道中、大型トラックが自分の前にずっと数珠つなぎになっていて、とてもおっそい。追い越しをかける気力もなく、2時半に阿寒国際ツルセンターに到着。ああ、給餌時刻より30分過ぎちゃったよ。気を取り直していくと、ここもツルの数がすごいな。
午後という時間の関係か日が当たってよく見えるけど肝心のオジロワシと戦いは見られませんでした。ちなみにカラスがいますが、ツルの方が断然強いので争いになってません。
これが江戸時代まで日本国中にいたと思うと日本はどんな国だったんだろうと思います。
さて3時すぎ。まだ夕刻まで時間があるので釧路へ行ってサクッとラーメンでも食べて音羽橋まで行こうと目論見ますが、釧路に入ると車が多くて予想外に時間がかかり、その上ラーメン屋や中途半端な時間帯で探してもやってない。うーん、時間の浪費だけして、あわてて音羽橋にいくと17時半で真っ暗。大砲レンズのカメラマンたちは撤収中でした。ああ、二兎を追うものは・・・・最後の日にやっちまっただよー。しばらくしたらとうとう自分ひとり・・・・。
帰る前に食事だけはちゃんとしたものをということで釧路空港へ。レンタカーを返却してレストラン街に行くと大入り満員、行列が出来てました。行きはがらがらだったのになんでそうなるの?。コーヒーショップでありきたりのカレーライスを食べ無念の北海道旅行の締めとなりました。
最後のハイタッチログはごらんのとおり。無駄が多かったなあ。

というわけで最後に反省点が多かった旅ですが、いつもうまくいくことないのがある意味、旅行の醍醐味でしょう。北海道らしい食事をもっと取りたかった。流氷は見たが砕氷船で氷を砕くところを体験したかった。海岸線で流氷に触ってみる、もしくは流氷に乗りたかった(片足だけでも・・・・ダメ?)。クリオネを採取したかった。じっくり温泉に入りたかった。などなど。
これが次にまた北海道へ行くパワーになります。
さようなら、北海道。また行きます。実は3月だったりして・・・・・。
おしまい
Posted at 2015/03/03 00:52:38 | |
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