
シナトラを聴きながら、昼ごはんを食べていたら、何だか気分が良くなってきた。と言うのも、陽射しが強まってきて、そよぐ風が心地よい。
こんな時は午後下がりから、時間をたっぷりかけて、ワインを飲むのがボクの生活だった。だから休日には3本も4本も空けることが多かった。
尿酸値が異常に高くなったのは、これ以外に原因は無い、医者曰く。
ワインを飲みたくて、でもガマンして、セラーの中の整理で気分を誤魔化すことにした。
先日持参した、サルビオーニのブルネロ、通称黒ラベル(個人的命名)はもう1本しかない。ロッソはまだ飲まない97年入れて2本・・・。
このサルビオーニは、あまり飲まないイタリア物にしては結構多く飲んだ。ロッソは97年を半ダース、ブルネロの96年は4本。このトスカーナのスーパーワインはサンジョベーゼ100%の葡萄から生まれる。非常に濃いルビー色の凝縮味の強い、フルボディのワイン。ブラックベリー、チェリーなどの典型的な、骨太系のアロマたっぷり。ボクはブルネロより、ロッソが好みだ。ブゴーニュのような年間3000本の生産も驚きだが、値段がやけにお買い得なのがロッソの凄さ。だから市場にはあまり出回ることがない、少ない。見つけたときは即買いしても、期待を裏切ることは無い。逆にオドロキと、嬉しさで幸せ一杯になること、保障する。
ブルネロは、やはり格上のまとまった味のバランスとロッソを一回り大きくしたボディの押し。のみ応えで飲るなら、こいつだ。
一週間で10本続けて飲んだ想い出のワイン。もう何年も前のことだが、あと10年は寝かせて飲むほうがいいと思う。ロッソは半分でいいと思うが、お預けが正しい飲み方だ。ボクもなんだかんだでバカ飲みは卒業した。
こんなに美味い幻のトスカーナを飲んでも、ワインに対する想い、ココロはボルドーだ。ブルゴーニュの上を行く。今晩こそ、ボルドーが飲みたい・・・駄目かな。
Posted at 2006/10/29 12:44:48 | |
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