
もんじゃと言えば月島。
月島と言えばもんじゃ。
まだ青春を謳歌していた頃、もちろん独身、会社も日本橋にあって、しょっちゅうタクシーをとばしてもんじゃ屋に行った。
そのころ大好きな女性が深川の下町っ娘で、やたらもんじゃに詳しく、こだわりを持っていた。もんじゃの作り方・食べ方指南をしっかりしてもらった。今はやたらもんじゃの店が増えているし、店構えも小綺麗で洗練されている店が多くて、ちょっと悲しい思いがする。
もんじゃなんて、「所詮もんじゃ」だし「されどもんじゃ」でなきゃ、と思う。
イメージ的には。下駄履き・サンダルで小銭を握りしめて行くお店であってもらいたい。何だか木村伊兵衛や土門拳の下町写真集とか3丁目の夕陽がだぶってしまう、レトロなイメージになってしまうのは歳のせいかな・・・(笑)。詰まるところは、ありのままのもんじゃが食べられる、本来のもんじゃの美味しさが味わえるお店であってもらいたいし、そういうお店じゃないと食べた気がしない、ボクは。
月島も門仲も再開発で街が変わり、人間模様が変わり、時の流れにのまれていく。
今やボクは、月島=もんじゃの方程式を鵜呑みにはしたくない。
月島には、最近密か語られるとても旨い鮨やがある。その道では名が通っている。
すし家小野。小さなカウンターだけのお店だが、値段もリーズナブルでちょっとイケル。大将も気さくだ。タクシーとばしてもまた食べに行きたくなる。
Posted at 2007/02/15 09:20:29 | |
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