
今夜は従兄弟や義理の弟が夕食に合わせてやってきた。
今夜はちょっと普段飲めない赤を開ける事にしていた。
やはりボルドーの赤。ヴィンテージは恐れ多くも偉大な1982年。
さあ、サンジュリアンのグリュオーラローズ。まだまだ早いかもしれないが、もう待てない待てない(笑)。
この村は、デュクリュやレオヴィルラスカスなどスーパーな2級が目白押し。その中で80年代後半からあまり元気の無かったグリュオーラローズだが、やはり82年は別格だ。
マジでこの一年飲んだ赤の中で最高点だ。ラフィットもムートンもオーブリオンもラトゥールも89年か82年、86年あたりを飲まない限り、このグリュオーラローズを打ち負かすことは出来まい。
これぞオトコの骨太赤だ。淡いレンガ色になっているが、醸し出す香りはポムロールの妖艶なメルローを彷彿させるが、口に含んだ瞬間広がるちょっぴりスモーキーでいてチョコレートのような濃密な甘さとコク深さがサンジュリアンのそれと主張する。
幸せとはこういうことを言うのだろう。元旦のランシュバージュの美味しさにも感動したが、今日はあまりの素晴らしさにカラダ中が震えた。
当然一本で終わるわけは無く、これ以上のフランスものを開けるのにはブレーキがかかってしまい、結局ヒミツ兵器のイタリアモノを開けた。
今となってはサイコーのヴィンテージ97年しかない。それも負けず劣らずのどっしりとした余韻の残るヤツ。そうバルベラダスティ。あの植竹シェフお気に入りアイスーマで有名なバルベラ種。アスティものの右に出るものはないと思う。でもアイスーマでないところが超レアで嬉しい。さすがグルオーのあとで飲んでも、趣がすっかりかわって結構いける。グッドチョイスと自画自賛(笑)。
ドライフルーツとチーズでたっぷり時間をかけてワインの世界を堪能した。
正月ならではの楽しみ。
今年は春から当たっているから、この縁起を大切にいただいて一年の成果に繋げて行きたい・・・マジで。
Posted at 2007/01/04 00:03:46 | |
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