
昨夜、部屋の整理をしてたら片隅に埃を被ったラック。
E4-Platinumは、憧れだったEMUの最高峰そして最後のマシン。
今はコンピュータが異常に進化したので、サンプラーはソフトがメインとなっている。
その昔、EMUⅡやⅢは最高のサンプリングマシンとして、ミュージシャンの間では絶大な人気。といってもアマチュア個人で所有となるとそれは大変な出費を強いられるわけで、当時で国産高級車以上の値段。ま、フェアチャイルドなんていう化け物もあったが
サイズも馬鹿でかかったので常人には蚊帳の外(笑)。
ま、EMUⅢの数倍の能力とコンパクトなサイズ、値段もどうにかということで即GET。マニュアルと格闘してそこそこ使えるようになったけど、肝心の曲作りする時間もなくなりそのまんま・・・。
本物の音を真似ることからスタートして、新しいサウンドを創造するマシンに、そしてヒップホッパー達のエンジンというか心臓になったのは割と最近のこと。
ソフトでは再現できないファットな音質は、サンプラーマシンでならでは。旨く表現できないけど、洗練されていない濁った音とでも言ったらよいのか、そこがGOOD。
使いこなせば今でも現役復帰は可能かな。
電子機器・デジタル機器は、日進月歩どころではない進化をしていて、新発売された時から旧くなっていく。反面プロフェット・オーバーハイム・ミニムーグなどのアナログのヴィンテージシンセはプレミアム化されていく。遡ればストラディバリや、ギターだってそうだ。チューブアンプやライカもロレックスもリーバイスだって(笑)。
単なるアンティークでなく、道具として必然性を備えるもの。そのものオンリーワンの価値が受容される時に、意味を持ってくる。それも普遍的な価値として商品化できる力を持つ。
時間との戦いと思うが、中古かヴィンテージの差は大きい。
中古車とヴィンテージカーの差は異常だ(笑)。
Posted at 2006/05/28 11:42:54 | |
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音楽 | 日記