
コーティングって結構大切だ。
例えば、ボクのレンジローバーも毎年12ヶ月点検の時、必ずフッ素系のボディコーティングをかける。ここ何年か人気のガラス系ではない。敢えてボディカラーの変化が無いフッ素系にしている。多分、ボディプロテクトという視点ではガラス系が上手だと思うけど。
このボディコーティングの旨い・下手の差は致命的だ。まず、下処理が違う。コーティングムラの問題。そして、耐久性。ボクの頼んでいるところは、フツーだと思う。ま、この技術というかサービスは、間違いなく値段に比例する。
コーティングが命なのはクルマに限ったことではない。最もシビアな影響の出るカテゴリーはレンズだ。あのカメラに使うレンズ。
近年、カメラのデジタル化が進み、フィルムと違って光(映像)を受け止める画像素子はとてもシビアな反応をする。まずレンズ性能そのものがモロ絵に出てしまう。
昔の、往年の銘玉なんて言われているレンズを、マウントアダプター使用でデジ一に付けて撮ると、半分以上の確率でガッカリしてしまう。逆に、フィルム時代はたいした評価のないレンズが、とんでもない映りをしたりする。もちろん、レンズと画像素子、そして画像エンジンとの相性も大きな決め手だが。
いちばん影響を与えるのが、レンズコーティングだ。レンズ自体の光学設計もあるが、まずはコーティング。同じ設計でもコーティングがデジタル用になっているかいないかで大きく性能を左右する。最近交換レンズのサードパーティだけでなく、CANONなんかも基本的な光学設計はいじらず、コーティングやレンズの非球面化や低分散レンズなどの使用でデジタル対応しているようだ。
コーティングがイマイチだと、特に逆光で撮影すると、ビックリするほど盛大なフレアーやゴーストを発生する。
ケータイに付いているおまけレンズなどは典型的なノンコーティング描写だ(笑)。
今朝の美しい緑を逆光で狙ったら、この映像だ。少しはハレ切りしたつもりだったが、見事に美しいレインボーのフレアーを産み出した。これも味と言えば味だが・・・。
Posted at 2007/05/28 09:23:33 | |
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