
恐ろしい、自分自身が恐ろしい。
また、欲しいと思って2週間、悩み抜いた末レンズを買ってしまった。
この前買ったオリンパスE-410の交換レンズ。E-410は小型軽量フォーサーズの申し子のようなデジ一だが、その名の通りで、毎日持ち歩くカメラとして、PENTAのK-10Dからその座を奪ってしまった。
その小型軽量が持ち味なのに、やけにぶっといズームに付け替えた。純正は190gという軽さにして写りは申し分なく14-42mm(フルサイズ換算:28-82mm)のズーム比も使いやすい。
ところが今度のズームは14-50mmとそんなに変わらないが何が違うのか。また、何がそんなに物欲を刺激したのか・・・。
それは、多分正直言ってブランドだ、と思う。「LEIKA:ライカ」という。
LEIKA D VARIOELMARIT F2.8-3.5 の490gもある、口径も72mmという大型サイズレンズ。
このライカは純国産だ。パナソニック設計、確か製造はシグマ、監修というかレンズ性能の基準がライカだったと思う。言ってみればライカは名前貸し(笑)。でもライカというブランドとそのレンズがエルマリートという、それだけでボクはソワソワしてしまう。
ライカはレンジファインダーの最高傑作だ。M3に始まり、M6まで全シリーズ所有していたし、実際の作品づくりで駆使していた。その中でもM3が大好きで、2台使っていた。パリやシカゴ、ニューヨーク、ロサンゼルス、上海、台湾等々海外でも随分撮影した。超アナログメカなので故障は一切無かった。当然一眼レフと違って、交換レンズは単玉だ。ボクの好みは広角より標準中心だったので、35mm~135mmまでのレンズをズラリコレクトして鑑賞していた(笑)。というのも実際気に入って使用していたのは、3~4本しかなかった。
当然M型ライカは、本家ドイツ製だしレンズも然り。
ライカも一眼レフを出していたし、高名な写真家も使用していたが、ボクにとってはライカ=レンジファインダーM型だった。
一眼レフは凄い進化を遂げているし、デジタルになってその進化もとどまるところを知らない。今更銀塩には戻れない。レンジファインダーも、最近目に衰えを感じるボクには使いこなせなくなってきた。その弱点をデジ一はカヴァーしてくれる。
オリンパス純正ズームレンズの弱点は、ただレンズが暗いだけだ。描写性能は満足いくし、小型軽量の恩恵は凄い。だから、それはそれとして、ライカのレンズに期待することは、まずはF値が明るいこととレンズ内 手ぶれ補正が付いていることの2点だ。
CANON5Dでいつも使うのは24-105mmF4の手ぶれ補正付きのLレンズだ。とても良くできたレンズでお気に入りだ。でもデカイ。それに比べライカDのヴァリオエルマリートはちょっぴり小さく軽い。
レンズにボディがくっついている感じだが、ボク的には大口径レンズ大好き人間だったから、好みのスタイルだ。E-410がめちゃ軽いのでセットアップしてみても思ったほど重くない。絶対的には嵩張るが・・。
購入するための、納得材料と口実を山ほど並べて、結局買ってしまったが、さあどんな写りをするか、使い勝手はどうか、楽しみは山ほどある。
自己満足だが、プリントアウトして、いい絵が撮れたと思った時はこの上ない幸せだ。これだけは、何物にも替えることが出来ない。是非このレンズにはそうあってもらいたい、買って良かったと思いたい・・・。
Posted at 2007/05/17 09:17:25 | |
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