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2006年10月10日 イイね!

粋なJAZZ③

粋なJAZZ③昨日は、ついで買いを入れて4枚のCD。

久々に行ったCD屋の陳列を眺めていると、即GETの、通好み丸出しがあった。フレディ・グリーンのリーダーディスク。

フレディ・グリーンは生涯カウントベイシー楽団でプレーした、超奇特なお方。1930年代から死ぬまで。凄い。ボクも70年代に実際の演奏を目にした。楽屋に押しかけて、握手してもらった。

およそ、星の数ほどあるビッグバンドの中で、図抜けて№1のリズムセクションがあるバンドは、カウントベイシーと誰もが言う。30年代でも、40年代、50年、60年・・・ずっと。演奏している曲が時代に合わせて変わっても、アレンジャーが変わっても、ベイシー楽団のリズムセクションは、ずっとドライヴし続けた。ベイシーのピアノとフレディグリーンのギターはずっと変わらない。人呼んで「オールアメリカンリズムセクション」の要がフレディグリーンのリズムギターだ。

リズムのカッティングが、ベースノートに合わせたコードが、サウンドの強弱が、そしてビートのノリが、天才だ。不世出の天才だ。元々の目的買いのジョンピザレリの親父さん、バッキーも洒落ているが、フレディグリーンの前では、悪いが形無しだ。

アップテンポののめり込んでいくようなドライヴ感も凄いが、スローテンポの、例えば「リル・ダーリン」なんかにおける、タメが滅茶苦茶効いたカッティングなんか、まず真似することは不可能だ。昔、ビッグバンドでベイシーを演奏していた頃、この曲だけはご免被りたかった。ノレ無いのだ、難しすぎて。ボクはラッパ吹きだったが、ホーンもリードもリズム隊も、ここぞって時に縦が合わない。リズムギターがバンド全体をリード出来ないからだ。

このCDに参加しているミュージシャンは、ほとんどが当時のベイシーチルドレンだが、大橋巨泉の言う「中間派ジャズ」の権化のような演奏だ。カラダが言うことを効かなくなるくらいムズムズSWINGする。

やはり、JAZZは粋なやつが好きだ。
Posted at 2006/10/10 19:27:13 | コメント(1) | トラックバック(0) | 音楽 | 音楽/映画/テレビ
2006年10月10日 イイね!

粋なJAZZ②

粋なJAZZ②ジョンピザレリがカヴァーした、フランクシナトラは何と言ってもかっこいい。プライベートでは、色んな黒い噂も山ほどあったが、純粋にミュージシャン、もしくはジャズヴォーカリストとしては、ビリーホリデイに匹敵するほどの大物と思う。

昨日、同時に本家シナトラのCDもついで買いした。ビッグバンドをバックに唱うスタイルの完成形が、この「SWING EASY」だ。
確か1953~4年頃の録音だと思うが、今聴いても驚くばかりに新鮮だ。

シナトラが頭角を現したのは1940年代初めに、人気絶頂のトミードーシー楽団の専属ヴォーカリストとしてデビューしたと同時。クラシック系のテノール歌手のように、朗々と下腹部から唱うが如く、そうオペレッタのようなスタイルが当たり前だった頃、何だか小生意気な不良小僧が、斜に構えてマイクに語りかけるが如く唱ってしまう。このスタイルがはまってしまった。ま、この手の話は尾ひれ背ひれがついて、何が真実だか分からなくなるけれど、確かに当時のドーシー楽団の録音を聴く限り、当時にしてはモダンな唄い方をしている。でも、何となくビングクロスビーなんかとイメージ的に被ってしまうのも事実だ。

シナトラの真骨頂は、そのスウィングフィールだ。かなりあとノリで引っ張ったノリかたが、そりゃもう絶妙だ。真似られそうで、全く出来ない。このスタイルが確立されたのが、このタイトルのCD。

とにかく、小粋でしゃれた、憎らしいほどかっこいいシンガーは後にも先にもいない、と思う。
Posted at 2006/10/10 19:00:24 | コメント(0) | トラックバック(0) | 音楽 | 音楽/映画/テレビ
2006年10月10日 イイね!

粋なJAZZ①

粋なJAZZ①昨日、夏の真っ盛りから聴きたいと思っていたCDを手に入れた。

ジョン・ピザレリ、ギタリストというより、シンガーの方が適切な肩書きか。日本の総理大臣と同じく、2世だ。親父さんは、ジャズギタリスト、バッキーさん。ちょっとイカしたカッティングプレイは、聴きものだ。

息子のジョンは、結構面白いミュージシャンで、最近ではビートルズやってたり、若いのに、通こいてナットキングコールなんかカヴァーしている。

今回のCDは、なんとボクの大好きな、シナトラさんをカヴァーしているのだ。バックもストリング入りのビッグバンドで、チカラもぐっと入っている。試聴して買ったわけでないので、ちょっと博打っぽいが、それはそれで、また聴くときのスリリングな高まる気分が心地よい。

シナトラは多くのミュージシャンがカヴァーしているが、ピザレリも結構◎だ。十八番の「I've got you under my skin」はスローテンポで、割と唱い込んでいくアレンジも面白い。

シナトラのような、ミディアムテンポで弾んでいくビートの効いた天才的な唄い方とは一線を画するが、こじゃれたCDとして、BGMとしては、手元にあって損はないかな。
Posted at 2006/10/10 13:04:47 | コメント(0) | トラックバック(0) | 音楽 | 音楽/映画/テレビ

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貧乏なくせして、浪費することが大好きで、貯金には縁がない(笑)。 近年はクルマを転がすより洗車に精を出して満足している。 仕事柄、食べることと飲むこ...
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