
1961年にモスラは日本の映画界に華々しくデビューした。
それ以来人間の見方として善玉怪獣の代名詞。双子の初代からのこびと役はザ・ピーナッツ。当時売れっ子の、ちょっと峠を越したアイドル歌手。
登場2作目からはずっとゴジラと一緒。ある時は好敵手として、ある時は仲間として。ポジションは一貫して人間の見方。ころころ変化するゴジラとは大違いだ。
昨日、ケーブルテレビで放映された1992年版「ゴジラVSモスラ」を、子供と一緒に鑑賞した。珍しくモスラの亜種として、バトラという怪獣が登場していた。ちょっと悪玉だが、やはりモスラの血を引くだけあって、結局善玉。
この「怪獣もの東宝映画」は、ミニチュアセットに関しては最初から随分リアルだ。こだわりすら感じる。だから、ゴジラシリーズなんか、時代とともに変わる東京の街並みに、後になってみたとき、郷愁すら感じてしまう。
92年作品の中に、モスラが双子のこびとを探して東京を縦断するシーンがある。こびとと出会うカット、それがニューオータニだ、と思う。昔からこのホテルの形は変わらない。今朝前を通っていてふっと、そのカットが頭の中をよぎった。
それにしても、ゴジラに壊されても壊されても、立ち直っていく東京の不死鳥さ加減には、映画の中だけの話だが感動すら覚える・・・(笑)。
Posted at 2006/10/16 07:58:58 | |
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