
金曜の午後、竹橋の東京国立近代美術館で開催されている、アンリ・カルティエ・ブレッソン展へ出かけた。
日本でブレッソンの写真がこんなにも展示されるのは、本当に凄いと思う。日本に生まれたことは幸せかもしれない。有りがたいことだ。
ブレッソンはボクのアイドルだし、写真にのめり込む引き金になった。
最初は凄腕のライカ使いということで興味を持った。ボクの大好きなライカでどんな写真を撮っているのか興味しんしんだった。それも50mm、ノートリミング。ボク自身がやってる方法と同じ。そして初めて買った写真集を見て、写真を辞めようと真剣に考えた(笑)。どう考えてもブレッソンのような写真は撮れないと確信した。
昔は、広告写真の繰上さんの撮るヌメヌメした妖艶な写真が大好きだったし、天才十文字さんも良かった。一世を風靡していた楽園写真も大好きだった。でもブレッソンは全てにおいて次元が異なっていた。もろ手を挙げての降参だった。憧れた。マネもした。
その後、マグナムのフォトグラファー達が興味の的になった。当然キャパも大好きになった。モノクロが写真のイノチと思うようになった。表現力が違うのだ。モノクロには無限の広がりがあると言うと言い過ぎだろうか・・・。
ブレッソンの写真展は多くのヒトが鑑賞していた。驚くことに、結構若いヒトが多かった、それも女性。若い女性の間で写真がブームという。
金曜日は休みではなかったが、実に有効な時間を費やした。鈍くなっていた感性が再び高まってきたような気がする(笑)。
Posted at 2007/07/29 10:02:10 | |
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