
さすがに8月も後半になってくると、太陽のパワーに陰りを感じてしまう。
でも、残暑はやけに厳しい。
今朝、四谷の土手をブラブラ歩いていると、セミの合唱の半数以上がツクツクボウシで構成されていた。残り半数をアブラゼミ・ミンミンゼミ・ニイニイゼミで分け合っている、そんな感じだ。これでアキアカネでも飛んでる日にゃ、もう秋がすぐそこ、になってしまう。
子供の頃、当時尊敬していた医学博士の叔父の影響で、好きなことの第一が昆虫採集だった。ラテン語の学名まで入った図鑑は言うに及ばず、プロ並みの昆虫採集キットが揃っていた。よくよく考えてみれば、昆虫を殺してしまう殺虫溶液が注射器とセットで堂々と大丸百貨店で販売されていて、子供のボクが自由に購入出来たなんて、凄い時代だったと思う。
ファーブル昆虫記は何度読み返したか・・・。いまでもフンコロガシの観察記録のくだりなんかが、頭の中を走馬燈のように駆け回る。
だから、今でも結構昆虫に関しては無関心ではいられない。子供と遊ぶと偽って、結構ボク自身楽しんでいる。
話は戻るが、この時期のセミは、出始めの頃と比べてちょっと性格が異なっている。出始めから最盛期にかけてのセミは、随分臆病だ。木に停まる位置も、とても捕虫網なんか届かない高いところだし、ヒトの気配を察すれば、すぐに鳴き止んでしまう。ところが、今の時期になると、随分低い位置に停まって鳴いているし、近づいても逃げない。昨日も自宅近辺では、素手で捕まえることが出来そうなセミが多かった。今朝のミンミンゼミも然り。ケータイで30cmの撮影だが、一向に気にせず、ミンミンと鳴いていた。
どういう訳でこうなってしまうのか、ボクには皆目分からないが、事実は事実だ。
Posted at 2007/08/20 07:46:44 | |
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